しるぼの独り言。。

三重県四日市市でしがないパソコンインストラクターしてます。コメントはブックマークの足跡帳にどうぞ(*^-^*)

話相手も仕事の1つ?

2006年03月05日 | パソコンインストラクター
とある介護ヘルパー事務所の代表をされている女性のところに出張でレッスンに行っています。
現在53歳。定年まであと7年あります。旦那さんに2年前先に旅立たれ、今は独りの身。娘さんが2人いて、たまに遊びに来てくれますが、いつもは独りで家にいます。
介護ヘルパーの代表ということもあって超多忙。朝8時から夕方5時まで働いて残業して帰宅した後も、明日のヘルパーの手配、仕事の指示、翌日の準備と家事も済ませて夜寝るのも2時。朝起きるのは6時。ゆっくりとできる時間もありません。
仕事もやめるかもっとゆっくりできるものに変わりたいのですが、娘さんたちからやめると生き甲斐がなくなるから続けてねといわれていて、旦那さんがもういないので生活はしていかないといけないのでやめるわけにもいかず、定年まではということで頑張っておられます。

私がレッスンに教えに行くのは週1回ですが、レッスンで仕事で使う文書を作っておられます。自分である程度はできるのですが、細かい部分で教えて欲しいことがあると私を呼んでくれます。
特に難しいことを教えているわけでもなく、横について見守りながら、時に操作に関してアドバイスする感じです。

私も時々これだけでいいのかなぁと思うときもありますが、先にも書いたように中間管理職で利用者の方から時には覚えのない苦情を言われ、部下(ヘルパー)の人がミスをすれば、上司からは怒られ、自分が悪くなくても我慢せねばならず不条理な世界です。旦那さんもいないし、娘さんたちも出て行ったし、誰にも文句をいうこともできず、悩みを聞いてくれる人もおらず、レッスンの最中にそんな悩みを私に話しながら文書を作られています。
私が話を聞いてあげるとレッスンが終って帰る頃には、その方もなぜか何か心のもやもやが取れたかのように嬉しそうな顔をされています。

う~ん、出張レッスンなので、勿論パソコンの操作を覚えてもらうのが一番なのですが、こういう話し相手になることも1つの役目なのかなぁと感じる時があります。
悩みというものは、人に話した段階で半分は解決しているといいます。人に話すことだけでも、なぜかすっきりして疲れも癒され、翌日への仕事への意欲へと繋がります。
精神的なものですが、その人にとって役に立っていると思うと頑張って頂きたいと感じます(*^-^*)