関元(かんげん)
へその下、指3本分のところにあります。男女の性と生殖器官に関わる重要なツボです。
女性に対しては生理不順、子宮痛、閉経、陰部の痒み、精力減退、尿の漏れ、腹痛と下痢などによいとされています。
ところでよく「丹田(たんでん)」という言葉を聞きますが、
たんでん【丹田】
へその少し下のところで、下腹の内部にあり、気力が集まるとされる所。「臍下(せいか)―」
せいかたんでん【臍下丹田】
へそと恥骨の間の腹中にあり、東洋医学の身体論で、心身の活力の源である気の集まるといわれるところ。丹田。
さてこの「関元」は「丹田」と同じなのか気になって調べてみたら、下記のページに詳しい解説がありました。そこからの引用です。
http://www.shinkyu.com/kikai.html
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健康法としても有名ないわゆる「腹式呼吸」も、云わば、この「気海」のツボに意識を集中して行う呼吸法です。
ここから少し下がった、指幅4本分下のヘソ下3寸に在る「関元」も同じ様に生命体としての存在を維持する為の重要な意味を持つツボで、養生法ではこの二つのツボの位置をまとめて「丹田」とも総称しています。特に気功家は「気海」と「関元」を全く区別せず「丹田」としてのみ用いていますね。
では実際の臨床でのこの二つのツボの違いについて:
どちらも体力や気力が無い、生命力が弱っている時に用いるツボですが、位置的にも「気海」よりも下腹にある「関元」はツボ本来の機能に加えて大腸機能を整える働きも当然持ちます
し、又男性ならば生殖機能の衰えの治療には欠かせないツボです。
インポテンツ、精子減少、また前立腺疾患治療にも用います。
女性ならば子宮卵巣のトラブル全般~不正出血、生理不順、不妊症、悪露不止など産後の様々な不具合にも用います。
比してこの「気海」は胃腸機能障害、上記の身体及び生殖機能が弱った時にも同じく用いますが、「気」は気体エネルギーの総称ですから、呼吸をコントロールする目的でも使います。
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「気海」と「関元」を合わせて「丹田」と言ってるようですね(;^_^A
※自分自身の勉強のため、不定期にツボを紹介しています。
イラストは自身で描いたもので、下手なのはご愛敬(^_^;)
大体の位置を把握して頂ければ幸いです。