「主婦っとサーベイ」美味しいものと美味しいものが並んでいるお店

スーパーマーケットの評価サイトを作っている私達です。
ブログでは”美味しいもの”の紹介をして行きます!

「万代」の魅力って何でしょう!?

2023年06月21日 | スーパーマーケット

大阪府東大阪市に本社のある「株式会社 万代」。大阪、兵庫、奈良、京都、三重に2023年5月時点で164店舗を展開しているスーパーマーケット。以前は自転車、徒歩客が多く「地域の冷蔵庫」を謳っていた。昨今はミリオンタウンという自社開発の大型商業施設のキーテナントとして入るケースもあり、遠方からの自動車客も増えた。万代は新店を次々オープンさせている印象だが、ちゃんと既存店も改装しているので、長年の利用客にも喜ばれている。

関東のスーパーマーケットが関西にも出店することが多くなっているが、それでも馴染みの「万代」がなんで人気なのだろうか!? 新店、改装店、普段よく利用しているお店などなど、万代曙川店、万代中小阪店、万代北巽店、万代西巽店、万代南巽店、万代高槻インター店、万代天美我堂店、万代なかもず店、万代上野芝店(惣菜対面販売導入1号店)、万代渋川店(本部店舗)10店舗に買い物に行った。

●八尾曙川店(アクロスプラザ八尾キーテナント)八尾市  
入ってすぐの青果市のエンドには、ほうれん草が山積みで思わず足が止まる。万代らしい黄色地に黒文字のPOPが付き、お客は皆お約束のように躊躇なくカゴに入れる。奥は鮮魚売り場。浅く水を張ったステンレスの平台一面に愛知県産のアサリが敷かれている。丸もののいさき、サバ、季節感のある鮎などが値頃感のある価格で並んでいる。日常使いの魚だけに「安い!」ということがわかりやすい。


・八尾曙川店対面惣菜売り場
スーパーマーケット惣菜売り場の冷蔵ケース対面販売には否定的であった私達。5年前に「万代上野芝店」がオープンした時、万代初の対面販売が出来た。パック詰め商品と変わらない品がガラスケース内に並び、予想通り「デパ地下の真似してもねぇ~」と買う気の湧かない売り場を眺めていたのだ。しかし!!前言撤回致します。g単価、300g買えばお得な価格設定、万代のお客が魅力に感じる商品群が出来ていた。

・「緑黄色野菜とベーコンのシーザ―サラダ」100g198円
300g買うと500円になる。ドレッシング別添えもありがたい。


●万代中小阪店(東大阪市)
2023年4月21日改装。店内手作りサラダコーナーが野菜売り場近くにある。台所の日雑貨用品が野菜売り場の壁面一面に釣られ、買い忘れを思い出すことができる売り場になっている。2057m2(約620坪)と日常の買い物がしやすい規模は毎日の買い物に便利。お造りが充実している。刺身が美しくて驚く。中とろ、赤海老、オーロラサーモン6種盛り1480円もあれば、同じ6種でもネタ違いで698円の商品もある。真あじ1種398円、鯛、タチウオ・マグロの3種盛り399円など好みに合わせての選択肢が揃っている。お造りは買って帰ればすぐに食べられるから惣菜と同じ簡単便利な食。この価格でボリュームがあるから、主菜になるおかずとして自転車で来てサッと買って帰り、食卓に乗せることができる。


・鮮魚売り場ボード「大根のケン無し刺身」

「ケンは食べずに捨てるからもったいない」「ケンにドリップが付いていると食べたくない」などお客様の声に耳を傾け刺身用のトレーを見直した説明が書いてある「減らそうフードロス」POPアリ。このような情報POPは万代では珍しい!!

●万代巽北店(大阪市)
関西スーパーの居抜き店。外観に名残りはあるものの、店内はすっかり万代。お店に入るだけで、今日のお値打ち商品である広告の品ゴールドキウイ108円やぶなしめじ58円などがわかりやすくアピールされている。周辺には個店の専門店はあるが、ひとつの店で買い物を済ませることができるスーパーマーケットは少ない。




●万代巽西店(大阪市)
万代渋川(本部店舗)、万代巽南店(新店)とはそれぞれ車なら5分・自転車10分程の距離だが小ぶりの店だからコンビニ、ミニスーパー使いされている。とはいえ、すっきり商品が並ぶ。駐車場は道路を渡ったお向いだが車の出入りも多い。自転車客も多い。レジはフル稼働で5台。普段は2、3台が稼働している。


●万代巽南店(大阪市)
2023年5月16日オープン。オープンから1ヶ月。他の万代には無い「久世福商店」の専門棚もあり惣菜のアイテムも多い。近隣の商業施設「イオンタウン平野」の閉店が決まっており「マックスバリュ平野駅前店」がなくなる。エリアのお客は、万代への期待が大きいと思われる。


・精肉売り場
万代と言えば「肉」特に牛肉の質、価格は圧倒的にお得感がある。牛肉のおかずを作る時は万代で迷わず交雑牛を買う。この売り場では「サロマ和牛の肩ロース焼肉用」5等級が100g498円でずらっと並んでいた。やはり牛肉に自信があることが伝わってくる。今日は買わなくても今度焼肉をする時は万代のこの店で買おうと思う。


・店内焼き上げ出汁巻き玉子と焼き鳥重(598円)
ガラス越しのキッチンで出し巻き玉子を焼いている様子が見えた。美味しそうな出汁巻き玉子と、焼き鳥の組み合わせは他店の万代にはなかったお弁当なので早速購入。



・「万代のパンフェスタ」開催中。
10日(土)と11日(日)はクインシー3個398円。「HOKUO(北欧)」から「アルヘイム」になったパン屋を2年前に万代は買収した。万代のインストアーベーカリーは「アルヘイム」から供給。これも魅力。「HOKUO(北欧)」時代からファンの多かったクインシー!は万代の店内でますます輝いている。


●万代高槻インター店(高槻市)
万代のミリオンタウンとして2023年5月2日オープン。買い物に行った日は日曜日ということもあり、若い世代のお客も多い。鮮魚売り場は、ブリの丸もの、切り身、お造り用の柵が圧巻で並び、400円前後の柵はお得感もあり若い夫婦も購入していた。対面販売の惣菜売り場は八尾曙川店同様明るく広い。母娘連れのお客は思わず「やすっ!」と声が出ていた。「台湾風から揚げ」「手羽先の甘辛揚げ」「万願寺とうがらしと茄子の甘辛和え」など目新しい主菜になるおかずだけでなく、副菜になるおかずや、おつまみになる惣菜が多く並び目移りしてしまう。惣菜を購入した子供連れのお父さんは、次にパン売り場でピザを子供と相談しながら選んでいた。東側はゴルフ場や自然の森が広がり商圏としては閉じているエリアのように思ったが、西側は171号線沿いに住宅地が広がっている。宅地の割に、スーパーマーケットが少ないので、住民は万代のオープンを待ち望んでいたであろう。

・「万願寺とうがらしと茄子の甘辛和え」


・インストアベーカリー
サンドイッチ類、ホットドッグやおやつになるパンなど種類が多い。美味しいインストアーベーカリーのパンは来店動機になる。

・ピザ780円(万代パンフェスタの時は2枚よりどり1500円)
ロピアより少し高めだが生地が断然美味しい。


ここ10年余り「高品質スーパー」にデパ地下の食品売り場のような商品が並び、店内のキッチンコーナーを使い、フェアを華やかに開催していた時期もあった。わくわくする売り場は確かに楽しかった。しかし普段使いのスーパーマーケットでのデパ地下のようなフェアは背伸びをしていることが見えてきて、痛々しささえ感じるようになってしまった。しかしその間も、万代はよそ見せず、独自路線を貫き通して今がある。

万代は一言で言うと「馴染みの店」。万代のお客は日常もハレの日も万代で買い物をする。親と買い物に来ていた子供達は独立して世帯を持っても、近くの万代でストレスなく買い物をする。ドライグロサリーの定番商品レトルトカレー、レトルト調味料、白だし、などいつも使っている商品がどの店より底値であることを知っている。お米も価格に見合う家族の好みの決まった銘柄のお米を安売りしている日に買う。

商品の裏の表示をじっくり眺めるより、価格とパッケージを見て迷わず購入する。万代のPBは増えていないところも良い。PBは安いのがあたりまえ。それより、メーカー品がどこよりも安い万代がありがたい。

他のスーパーのチラシを見て安い店にわざわざ行かなくても「1の市」「20日の大感謝祭」に行けば破格のお買い得商品がある。買い物に行くと広告の品以上に店独自のお得な商品が並んでいる。お店に行ってこそわかる「本日のお買い得品」POPが付いた商品がどの部門にも並んでいる。

中途半端な高品質、わかりにくいこだわり商品が並ぶ店で買い物をするより、圧倒的な生鮮品のボリューム感・鮮度感。そして若い店員さんが元気ハツラツと働く姿。こういうお店でチラシ掲載だけじゃない目玉商品をみつける高揚感。店頭で見て、触って、会話してカゴに入れる満足感。レジを通過した時のお得感。やっぱりこういう買い物スタイルが好き!というお客がこの店に来ているのだとしみじみ感じた。

身近なエリア天王寺に「万代天王寺店」が2023年秋にできる。店舗面積は1766平方㍍ということだから、新店の南巽店ぐらのの大きさになるのだろうか。住民は期待している。

 


コメント    この記事についてブログを書く
« カレーに合うお米「さち未来」 | トップ | はたマーケット(雲南市波多... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

スーパーマーケット」カテゴリの最新記事