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八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

川原家(かわらや)のこと・・・・

2009-04-27 23:38:00 | センチメンタル

 

本日は!

昨日の続き・・・・で、

 

大人ひとりで組み立てて

住める家 の話。

 

 

和歌山県新宮の熊野川には

組立て式の住居に暮らす民がいた。

 

川原家(かわらや) という住居群である。

 

 

かつて、

熊野速玉大社 の川原には

百数十軒の 川原家 が建ち並んでいた。

 

釘を1本も使わず、

組立て、解体が簡単にでき、 

大水の時は瞬く間に解体して

家ごと避難したという。

 

川原家 による町並みは

宿屋、鍛冶屋、散髪屋、銭湯、飲食店・・・・ と

何でも揃っていたという。

 

 

そんなシンプルな 川原家 も

ダムや道路の整備などで川の水運が途絶え

昭和20年代に無くなったという。

 

 

 川原家 ・・・・

 

 

 住居 ・・・・

 

 

 一遍 ・・・・

 

 

 世阿弥 ・・・・

 

  

ますます、

組立て式住居を作ってみたくなってきた。

 

 

 

 

  


河原者住居計画

2009-04-26 23:55:00 | センチメンタル

 

本日は!

古い建物 の測量をした。

 

Img_0837

 

 

日本の木造建築のシステムは

つくづく、よくできていると思う。

 

 

柱、梁、小屋組、畳、建具、土壁・・・・

 

自由に組み合わせる架構性・・・・

 

移築可能な仮設性・・・・

 

 

本日測量した家屋も、

よくよく見ると、シンプルで美しい。

 

 

 

昔の家には

きまって大工道具が常備されていた。

 

少々のことなら自力で直していた。

 

 

そんな日本の家屋も  

いつからか、重装備になって・・・・

 

家を建てる という意識は薄れて

家を買う という消費者で溢れる。   

 

挙句の果てに、

家は 住宅商品という不自由な箱 に堕落した。

 

 

この頃、

大人ひとりで組み立てて

住める家 を作れないか? と思っている。

 

 

そういえば昔、

 

「賤」 を記号とした

美術館 というプロジェクトを作った。

5

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美術館 をリメイクして・・・・

 

 

リヤカーに積めるくらいの部材で

住居 を計画してみようかと思う。

 

 

カッコイイやつ!

 

 

 


死者を送る礼儀

2009-04-22 23:37:00 | センチメンタル

 

本日は!

能古島 の話。

 

博多湾に浮かぶ

能古島 は時間が止まったような趣がある。

 

 

福岡という大都市を

正面にしているにもかかわらず・・・・

 

意外なことに

 

バブルの爪痕もなく

風景を喪失することもなく

能古島 はある。

 

 

話によると

 

能古島 のお葬式は

センチメンタル だという。

 

死者を乗せた霊柩車が

フェリーで島を去る時

 

港に居合わせた

 

 島の人も、

 

 漁師も、

 

 観光客も、

 

 釣り人も・・・・

 

皆が脱帽し、手を合わせ、黙祷する。

 

出航するフェリーは

ひときわ長く汽笛を鳴らし

島中に悲しく響きわたる。

 

 

能古島 との僅かな海峡が

死者を送る礼儀 を演出する。 

 

 

 

 


尾崎放哉の空間02

2009-04-16 21:36:09 | センチメンタル

 

本日は!

ASO の日。

 

昨日仕込んだ

課題 「尾崎放哉の空間」 を実施!

 

学生たちの回答は次の通り。

 

  Aimg_0547

 まっ赤っかの浜に 沈む自分

 

  Aimg_0561 

 すみわたる空 みえない星

 

  Aimg_0534

 満潮に おぼれる

 

  Aimg_0543

 目を閉じれば 無

 

  Aimg_0527

 西日見て落ちつく 鏡見て話す

 

  Aimg_0537

 「死」を考えて 「生」を知る

 

  Aimg_0557 

 いつもより 海が遠い

 

  Aimg_0555

 逃げる まだ生きる

 

  Aimg_0567

 日が沈み 冷たくなる

 

 

非常にコンセプチュアルな1日でした。

Aimg_0576_2

 

 

来週の課題は 『Bの家』 です!

Aimg_0578

 

 

 

 

 


尾崎放哉の空間01

2009-04-15 22:39:19 | センチメンタル

 

本日は!

明日の ASO の授業の課題を作った!

 

最初の授業なので

どんなメンバーが揃っているかを

確かめるために・・・・

 

 

課題 「尾崎放哉の空間」 を作った。

 

 

尾崎放哉

Per_ozaki_housai

 明治18年(1885年)、鳥取県に生まれる。

 本名秀雄。一高、東京帝大を経て、

 東洋生命保険会社に入社、要職に就く。

 同社退職の後、外地に渡り、

 朝鮮火災海上保険株式会社設立に奔走。

 エリートとしての人生を歩むが、

 主に酒癖による挫折、失敗を繰り返し、

 大正12年、妻子と別れ世俗を捨て、

 京都の一宗教団体に身を投じる。

 しかし、そこにも安住できず、寺を転々とし、

 同14年、小豆島南郷庵に住むこととなり、

 書簡以外の社会交渉を自らの意志で断絶し、

 孤独無言、虚飾排除の句作生活を営むが、

 粗食と病により衰弱。翌15年に没。42歳。

 

代表作品は・・・・

 

  ・ 咳をしても一人

 

  ・ ここから浪音きこえぬほどの海の青さの

 

  ・ 障子をあけて置く海も暮れきる

 

  ・ 入れものが無い両手で受ける 

 

 

課題内容は

 

 1.尾崎放哉になったつもりで俳句をつくる

 

 2.尾崎放哉の空間(小屋)をつくる

 

それだけである。

 

 

課題の意図は、

 

 「死」を前提とした「生」、

 つまり「死」の認識から導かれる「生」を

 建築として表現すること 

 

 

 

20歳の若者たちが

尾崎放哉 をどう読み解き、

どのような空間を創るのか?

 

 

少々、楽しみである。

 

刺激をもらいたい。

 

 

 

 


長浜センチメンタル

2009-03-08 23:23:00 | センチメンタル

 

本日は!

新長浜ビル の話。

 

2004年、

京都から福岡に移住して

仕事場のことを考えていた。

 

不動産を借りずに、

 

キャンピングカーを事務所にして

移動オフィスにしようか!と考えたり・・・・

 

キャビンのある船を事務所にして

揺れる設計事務所もアリか!と考えたり・・・・

 

 

そんな時に、

 

福岡長浜で、

たまたま見つけた古いビルが 新長浜ビル

Dscf0688_2

Dscf0690

 

昔、 大阪中央卸売市場 で

魚を運んでいた者としては

 

鮮魚の匂いが漂う、

福岡長浜は心落ち着く場所である。

 

 

ビルの真ん中が

通り抜けの路地になっていて

イイ感じの、疲れない空間だった。

Dscf1895

 

アルド・ロッシ か

ジュゼッペ・テラーニ みたいで・・・・

 

 

家賃を尋ねてみると

1階で、10坪のスペースが5万円という。

 

坪5000円・・・・ 安い。

 

 

オマケに、

 

居酒屋、カフェ、事務所・・・・

何をしてもOKという。

 

 

ついでに、

 

路地の真ん中程で

ひとつ、空いているという。

 

 

・・・・

 

 

借りた。

 

Dscf2440  

 

 

糸島という

魅力的な土地がなければ

 

まだ、 新長浜ビル で仕事をしていたと思う。

 

 

 

路地から見上げるジェット機を見ながら・・・・

 

Dscf4769

 

 

 

 

 

 

 


丸亀の武田君

2009-02-08 23:08:00 | センチメンタル

 

本日は!

朝から、 勝丸 の穴の撮影をした。

Img_7895

Img_7899

 

指でほじくって、

こんなに大きな穴になるなんて!

Img_7913  

 

腐朽菌 恐るべし!

 

 

釣りをしている途中に、

ほじくらなくてよかった。

 

 

それから、

Aコープ で入手した

良質の 親カナギ をたて塩にして

 

勝丸 の横で干物づくり。

Img_7942

 

京都から福岡にやって来て

カナギ の干物の味には驚いた。

 

仕事場の窓から

勝丸 と カナギ が見えるのはうれしい。

 

 

そんなことをしていたら、

丸亀の武田君 から電話があった。

 

京都の専門学校で

知り合った貴重な青年だ。

 

2月に 同窓会 をするから

出席してほしいという連絡だった。

 

あいにく、

鹿児島行きと重なるので・・・・

 

 「幽体離脱して、

  生霊となって参加する」 と答えた。

 

鹿児島で、

アクティブイマジネーション に

励むことを約束する。

 

すまんでごわす!

 

 

丸亀の武田君 の

なつかしい電話を切って・・・・

 

昔のことを思い出した。 

 

京都の専門学校でのこと。

 

 

学生たちの若い純真な心 と

大人の保身でズルイ執着心 とが

学校で激しくぶつかり合った。

 

論理的には、

若い純真な心 が優っていたが

 

権力的には、

保身でズルイ執着心 が優っていた。

 

 

この国みたいに・・・・。

 

 

保身でズルイ執着心 は

いわば、 社会の腐朽菌 である。

 

次々に、

弱い部分を見つけては繁殖する。

 

内部から腐り初めて

やがて全体を腐らす。

 

 

 

京都の専門学校で、

若者たちは何を学んだのだろうか?

 

大人のズル醜さ として学んだのか?

大人の生きる術 として学んだのか?

 

 

もう少し、

彼ら彼女らが歳を重ねてから尋ねてみたい。

  

 

 

 


浅き夢見し 酔ひもせず

2009-01-28 23:56:00 | センチメンタル

 

本日は!

A SO専門学校 で

 

福岡の街を 爆発的に活性化させる

秘蔵の企画を学生と共にまとめたり・・・・

 

和田アキ子 の歌う

名曲 「帰り来ぬ青春」 にのせて

学生たちをいっぱい撃ち抜いて・・・・

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生きていることの大切さ? の

メッセージ溢れる記録をPVとしてまとめたり・・・・

 

よく働いた。

 

 

 

  「帰り来ぬ青春」  作詞 C.Aznavour H.Kretzmer

  今は遠くに過ぎていった 帰らない日

  私はまだとても若く 何も知らず夢を見ては

  夢に酔って 愛の心 もてあそんで

  無駄な日々を ついやしたわ

  ・・・・

  大切な友を笑い 愛を笑い

  いたずらに 生きてきたわ

  ・・・・

  なにもかもが 遅すぎたわ

  今になって わかったのよ

  もどらない 二度とあの日

  ・・・・  

  私の手に ただあるのは

  疲れきった むなしさだけ

  ・・・・

  なにもかもが 遅すぎたわ

  ・・・・

 

 

  

いろは歌系 形容詞+建築 の

47の建築 を製作した学生たちは

 

10年後、 

このメッセージに 涙するだろう!

 

 

 

卒業してゆく学生たちに贈りたい。 

 

浅き夢見し 酔ひもせず

 

 

 

 

 


チケット1枚あれば・・・・

2009-01-21 23:08:00 | センチメンタル

 

本日は!

イトシマ号 で ハカタイキ。

 

A SO専門学校 に行った。

 

学生たちは、

いろは歌系形容詞+建築 47の建築 の

ラストスパートでガンバッテイタ。

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卒業制作 みたい!

 

応援で、

4つの 形容詞+建築 の

図面とコンセプトを仕上げた。

 

所要時間5時間。

 

学生たちより、

格段に仕事が早いので

プロの建築家 みたい! と満足した。

 

 

帰りに、

 

温々とした 博多バスセンター では

ガラガラのベンチのところで

 

ホームレス のオジサンと

ホームアリ の警備員がもめていた。

 

ホームアリ  「ここに座ってはいけません!」

ホームレス  「なぜだ!」

 

ホームアリ  「ここはお客さんのためのベンチです!」

ホームレス  「俺もお客さんだ!座って何が悪い!」

 

ホームアリ  「あなたはお客さんではない!」

ホームレス  「うるさい!座ってるだけで何が悪い!」

 

ホームアリ  「ここに座ってはダメだ!出て行きなさい!」

ホームレス  「うるさい!さわるな!暴力をふるうのか!」

 

ホームアリ  「出て行けと言っとるんだ!」

ホームレス  「出て行かん!俺もお客さんだ!」

 

 

結局、

 

ホームアリ の警備員が応援を呼ぼうとしたら

ホームレス のオジサンは去っていってしまった。

 

ガラガラのベンチの出来事である。

 

 

寒い夜中に、

ホームレス のオジサンが行き場を失って、

どんどん追い込まれてゆく様 を目撃したような・・・・

 

まるで、

芝居が演じられているような 光景だった。

 

 

 

むなしい。

 

 

 

温々とした側 と 寒々とした側 

境界線は、いったいどこにあるのだろうか?

 

温々とした側 が 寒々とした側 

排除する理由は、いったいどこにあるのだろうか?

 

 

帰りの、

イトシマ号 に揺られながら・・・・

 

ホームレス のオジサンに

志摩町行きのバス回数券を1枚

渡せばよかったと後悔した。

 

 

チケット1枚あれば、

博多バスセンター を利用できる

立派なお客さんである。

 

 

 

 

 

 


耳の痛い映画

2009-01-20 23:07:00 | センチメンタル

 

本日は!

イージーライダー の話。

 

小学生の頃、

テレビで 映画『イージーライダー』 を見た。

Easy

  

よくわからなかった。

 

 

けど、

 

小学生ながら、

映画を見終わったあと、

腕時計はしない! と心に決めた。

 

 

車のスクラップ場で

ピーター・フォンダ が腕時計をはずし

青空に投げ捨てるシーンに感動したからだ。

 

青空には、

ジェット機が飛んでいたような気がする。

 

 

まあ、

 

要するに、水野晴郎が解説する

腕時計を捨てる = 自由 という構図が

小学生の胸を熱くしたのだ。

 

 

以来、

 

腕時計も、指輪も、ネクタイも・・・・

しないことに決めた。

 

 

 

そんな、

映画『イージーライダー』 のことを

この頃、よく考えるようになった。

 

 

ピーター・フォンダ と

デニス・ホッパー は

自由な旅を続けながら、

いろいろな集団と接するが、 

どの集団にも馴染めない。

 

最後の最後に、

二人は虫けらのように殺されて終わる。

 

 

漂泊者 には耳の痛い映画だ。

 

 

いつか機会があれば、

じっくり見ようと思うのだが・・・・

 

なんだか暗示的で恐い。

 

 

 

 

 

 


別府鉄輪「昭和枯れすすき」篇

2009-01-13 23:51:34 | センチメンタル

 

本日は!

別府 鉄輪温泉 の話。

 

大分で開かれた

田舎暮らし構想 コンペ表彰式の帰りに

 

別府 鉄輪温泉 に立ち寄り、

 

予約していた

あこがれの 貸間 でくつろいだ。

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糸島生活文化研究所 的

「昭和枯れすすき」調 ではじまり・・・・

  

 

共同炊事場の 地獄蒸し で

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海老を蒸したり・・・・

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ホタテを蒸したり・・・・

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アサリを蒸したり・・・・

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タマゴを一晩中、蒸したり・・・・

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地球のエネルギーに感謝しながら

 

 酒飲んで・・・・

 温泉つかって・・・・

 昼寝して・・・・

 酒飲んで・・・・

 温泉つかって・・・・

 昼寝して・・・・

 

あんまり、気持ちいいので

帰る気がなくなって、もう1日延長した。

 

 

次の日は、

ヤングのいない ヤングセンター で

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大衆演劇 を堪能した。

 

これが、メチャクチャ面白い。

 

温泉付きで1200円!

 

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大衆演劇 を見ながら、

小津安二郎の 「浮草」 を思い出した。

 

 

自分も漂泊者だから・・・・。

 

 

 

別府 鉄輪 という別天地が

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よくある東京的な、

おしゃれな街に開発されないことを願う。

 

 

鉄輪人情 が、

瞬く間に、かき消されてしまうから・・・・

 

 

 

 


別府鉄輪の貸間を予約する

2009-01-07 23:46:07 | センチメンタル

 

本日は!

久々に コンペ入賞 の話。

 

大分で開かれた

田舎暮らし構想 のコンペティションで

特別賞 をいただいた。

 

昨年12月に、

バタバタと仕上げて提出した作品。

 

純粋にうれしい。

 

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今度の日曜日には、

大分で表彰式があるので・・・・

 

早速、

別府鉄輪の 貸間 を予約する。

 

 

あこがれの 貸間 だ!

 

 

普段、

昭和枯れすすき みたいな生活をしているくせに

 

別府で泊まるのも

昭和枯れすすき みたいな場所を選ぶところが

 

糸島生活文化研究所 である。

 

 

貸間 の共同炊事場で、

 

カニを地獄蒸しするぞ! 絶対!

 

 


糸島生活文化研究所の大晦日

2008-12-31 23:55:00 | センチメンタル

 

本日は!

糸島生活文化研究所 が

あんまり寒いので・・・・

 

ずいぶん昔のホットカーペットを敷いて

天板とボックスを組み替えて

作品 「即席コタツ」 を作った。

 

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あったかい!

 

これで、

ポッカポカの大晦日を満喫できる。

 

 

夕方から、

タリマセンの丘 「海賊の見張台」 へ行って

今年最後の記念すべき 日没 を見に行った。

 

けど、

 

不穏な雲行きが

日本の行く末 を暗示していた。

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アーメン! 

 

 

 

 


カワサキZⅡ

2008-12-26 23:47:12 | センチメンタル

 

本日は!

カワサキZⅡ! の話。

 

ゼットツー!

 

ゼッツー!

 

アールエス!

 

いろんな呼び方があったけど、

やっぱり、 ZⅡ ゼッツー!

 

Z07

 

中学の頃からの

あこがれの単車 カワサキZⅡ!

 

良い子の単車は ホンダCB750!

悪い子の単車は カワサキZⅡ!

 

「ナナハンライダー」 は ホンダCB750!

「あいつとララバイ」 は カワサキZⅡ!

 

白バイは ホンダCB750!

暴走族は カワサキZⅡ!

 
 

悪い子の単車 カワサキZⅡ! に乗ろうと、

20歳を過ぎて決心した。

 

難関の 限定解除免許 を取った。

 

大阪門真の運転免許試験場の一発試験。

 

当時、

1日100人受験して合格するのは 0人~1人!

 

内需拡大政策以前の話だから

厳しいというより、大型免許を

取らせないための儀式だった。

 

ガッツで24回目に合格した。

 

24回目に、試験官が言った言葉が

 

 「ステッカーベタベタ貼ったヘルメットで

  合格できると思うな!まあ、お前は

  特別上手いから、しゃーないなあ!」

 

今、思い出しても腹立たしい、門真の試験官。

 

ヘルメットのステッカー量で

こいつは、暴走すると決めてかかっている。

 

 

数ヵ月後、 カワサキZⅡ! を手に入れた。

 

Za

 

登録は ZⅡ の 750cc だったけど、

エンジンは ZⅠ の 900cc を

1000cc にボアアップした モンスター!

 

アクセルひとつで、

後輪をズルズルとホイルスピンさせて 

フロントを高々と持ち上げる

超ゴキゲンな モンスターマシン! だった。

 

 

 

門真の試験官の予想は、見事に的中して・・・・

 

Aaz08

 

「あいつとララバイ」 な暴走行為に

明け暮れる毎日が続いたのでした。

 

 

 

 

 

 


官に奉職せず、野に就職せず

2008-12-17 23:03:00 | センチメンタル

 

本日は!

昨日の転居回数の訂正。

 

7と8の間に、

もうひとつ、アパートを忘れていた。

 

正しくは・・・・

 

 0.岡山県玉野市八浜町の実家(18歳まで)

   ↓

 1.京都市左京区北白川 〇〇寮 4帖半

   ↓

 2.大阪市浪速区大国町 〇〇アパート 4帖半

   ↓

 3.大阪市福島区玉川 〇〇アパート 3帖

   ↓

 4.ホームレス!(天六のガレージ)

   ↓

 5.大阪市此花区西九条 浜通荘 1K

   ↓

 6.京都市上京区 〇〇マンション1R

   ↓

 7.ホームレス!(あっちこっち)

   ↓

 8.京都市左京区 明華荘 6帖

   ↓

 9.京都市左京区 銀月アパート 6帖

   ↓

10.京都市上京区 〇〇マンション1R

   ↓

11.ホームレス!(117クーペで車上生活)

   ↓

12.京都市左京区 〇〇マンション1R

   ↓

13.京都市左京区 〇〇マンション1DK

   ↓

14.京都市左京区 銀頂アパート 4帖半

   ↓

15.京都市左京区 〇〇マンション1DK

   ↓

16.福岡市西区今宿 〇〇マンション1R

   ↓

17.福岡県志摩町初 旧診療所

 

 

28年間で17回!

 

詳しくは、

20代の時に 12回。

30代~40代の時に 5回。 

 

 

明華荘 とか 銀月 とか 銀頂 とか

名前にしびれて入居したアパートも多い。

 

浜通荘 は満潮時に安治川を遡ってくる

潮の香りにしびれて入居した。

 

とにかく、

古びたカッコイイアパート を見つけては

住みたくなって転居した。

 

 

漂泊者 である。

 

漂泊しながらでも

ザッと、家賃総支払い額を計算すると

1500万円 くらい支払っている。

 

家買えとる額だ!

 

 

建築家? なんて目指さずに

どこかの企業に就職して

安定路線を目指していたら

人生、楽だったろうな・・・・とは思うが、

人生、楽しくはない。

 

とにかく、

安定路線がかったるいんだからしかたない。

 

 

20歳の頃、読んだ建築の本に

建築家とは・・・・

 

 「官に奉職せず、野に就職せず」

 

という名コピーがあった。

 

 

この、名コピーにしびれて、

今に至ったわけである。