列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

丸窓電車 長野県の中小私鉄めぐり(18)

2007年08月25日 | 全国の私鉄と第三セクター鉄道を訪ねる旅


19年3月18日(日曜日晴れ

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 別所温泉駅に保存されている丸窓電車5250形。昭和2年に3両登場し、昭和61年まで走り続けました。丸窓電車と呼ばれるのは、戸袋窓が楕円形になっているからです。その丸い形の窓も、それ以外の一段窓もとても美しい電車なのですが、少し傷みが出てきているのが残念。丸窓のガラスが1枚割れているのを見つけたときは、痛々しいものがありました。扉は南京錠でかたく閉ざされていました。車内にいろいろ展示品があるようです。窓越しにサボなどが見えます。

 それにしても、この電車は丸い窓がよく似合っています。プロポーションが素晴らしいです。今走っている電車で楕円窓のある電車といえば、南海電車の特急「ラピート」が思い浮かびますが、見た目は奇抜、まるで宇宙船のよう。それに比べ、この電車は丸い形の窓が自然に見えるところがいいです。今現役の通勤電車で、窓を楕円形にして似合う電車はほとんどないような気がします。

 前面のスタイルは、雪の季節にじっと耐えて走ってきたという雰囲気がありました。

 つづく

 



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