列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

17年11月19日 青梅線・奥多摩湖(1)

2005年11月19日 | 日帰り旅行と日記

11月19日(土曜日 晴れ

 冬に向けて寒さが増してきました。紅葉が綺麗に色づいていそうです。

 この日は紅葉狩りをしに、奥さんと2人で東京都の奥多摩まで出かけました。
 御茶ノ水で青梅特快に乗り継ぐと、大きなリュックサックを背負っている人が多数。皆さん行き先は同じのようです。
 立川で中央線と別れ、青梅線に入ると、車窓はとてものんびりした感じになります。

 拝島からの区間は、1回目にJR全線を完乗したとき、首都圏のJR路線中最後まで残った区間です。残ったというよりは、意識的に残した区間。拝島から武蔵五日市までの五日市線に乗った時も、拝島~奥多摩間はわざと乗らずにとっておきました。
 なぜなら、全線完乗のゴール地点として「奥多摩」駅を想定していたためです。最後くらいは一人旅ではなく誰かと一緒に‥‥と思っていましたが、それがあまりにも不便な場所だと友達etc.に来て貰いづらい(地方在住の友達はいないので)。しかし東京ならどこでも良いかというと、やはり少しでもゴールに相応しい場所を、ということで選んだのが奥多摩です。完乗を祝った後はみんなでハイキングに繰り出すこともできます。
 しかし、結局奥多摩はゴール地点にしませんでした。至って単純な理由ですが、いつまでも残しておくことに我慢できなかったわけです。結果として、鹿児島県の志布志駅(日南線)で最後を締めくくることになりました。(「志」という漢字が2つも入っている)駅名の字面がとても気に入ったし、博多からわざわざ友達が来てくれたのも嬉しかったし、前日の晩に食べた宮崎の地鶏もおいしかったしで、いい思い出になっています。
 もし貴方が全線踏破を目指していて、8割くらい進んでいるのであれば、「最後をどこにするか」ということを考えるのもきっと楽しいものです。

  今日はその時以来の青梅線です。

 青梅で奥多摩行き電車に乗換えとなります。御茶ノ水から乗った青梅特快が10:06に青梅に着き、2分後の10:08に青梅始発の奥多摩行きが出発しますが、これには乗らずに次の電車(10:41発)を待ちます。41分発は展望型電車「四季彩」が来ることを、事前に時刻表で確かめておいたためです。まぁ、もしそうでなかったとしても8分発には絶対に乗らなかったでしょうが。人もリュックサックもギュウギュウ詰めで、奥多摩へ向けて出発して行きました。「すし詰め」の「ハイキング電車」とは、どうしようもない   取り合わせ。こんな電車に乗せられたのでは、ハイキング以前に気力もなくなりそうです。

 



 続いて入ってきたのは、2両編成で全車指定席の快速「風っこ奥多摩1号」です。時刻表には「(トロッコ車両で運転)」とあり、来たのはディーゼルカーのトロッコ車両でした。全線電化の青梅線で何故にディーゼル?と思いますが、これは首都圏専用ではなく東北地方から拝借してきている車両です。
 2両とも窓ガラスがついており、オープン型の車両はありません。寒い間だけガラスを取り付ける仕組みのようです。しかし、寒さを我慢してでも、風を全身で感じて車窓を楽しんでこそ、トロッコ車両だという気がします。指定券を購入するほどではないと思い、本日はパス。
  トロッコ気動車の入口では着物姿の女性3人が出迎えています。「天才バカボン」の、 「レレレのおじさん」も来ています。ここ青梅は、昭和を代表する漫画家、赤塚不二夫さんのふるさとなのです。

 


 ↑こちらはアニメとは関係ありませんが、こんなレトロなものもホームにそろっている青梅駅でした。


 ↑このようなシチュエーションこそ、ディーゼル機関車を撮影するのには打って付けです。

 (その2)へつづく 

 


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2 コメント

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赤塚さんが理由? (ダイジ)
2007-01-12 18:26:26
青梅駅を通りかかったとき出発のメロディが「ひみつのアッコちゃん」だったのですが・・・これも赤塚不二夫さんのふるさとだと言うのが理由なのでしょうか・・・。最近では青梅といえばマラソンのイメージではなく、あの発車メロディのイメージになってました。
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ご当地メロディ (tata)
2007-01-15 00:41:01
ダイジ 様

 コメントありがとうございます!

 JR東日本の発車メロディの中には、青梅駅のような「ご当地メロディ」がたまにありますね。恵比寿駅の「エビスビール」の音楽(CMと同じ)などもそうです。
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