★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

Utadaさんが下界に降りる

2010-08-11 21:26:56 | 音楽
昨日、「ある職業に向いていようといまいと、もうあきらめて死ぬまで馬車馬のように人のために尽くす他はあるまい。」と言ってしまったのだが、そんなことを思えるなら誰も苦労はせんわぼけっ!と思われるだろうが、私もそう思う。

私が言っているのは Sollen の話であって、乱世に神が必要なのは、神がみずからの破廉恥さを脇に置き、とつぜんいい子ぶって理不尽な命令をしてくるからであろう。そうじゃないと人間界は収まりがつかないのだろう。神がほんとうの理不尽さを発揮することもあるんですけどね……。

Utadaの「Kremlin Dusk」っていい曲だね。よく聴いたら、ポーの大鴉が歌われているじゃないか。このインテリめっ。彼女は歌手活動を暫しやめて人間活動に専念するそうであるが、ツァラトストラみたく下界におりるつもりであろう。神が死んだ世界を人々に説くつもりである。いままでの曲も充分下界じみていたような気がするのであるが……


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