テニアン報告（１０．６）№３ 南洋興発跡は綺麗になっていました！

１月に来た時、草を刈ってくれたのですが、半年過ぎているから又ジャングルに逆戻りしているのでは？と思いつつ、白爺は「南洋興発テニアン製糖工場」跡を訪れました。


到着して見ると、意に反して写真のように綺麗に整備されていました。
市長さんの計らいで、歴史がある場所は、皆が気持ちよく見学できるように配慮してくれているようです。

　　　　　　　　　　
製糖工場の建物跡も、何時も見るときより美しく眺められました。



昔ボロア市長が居住にしていた建物も、しっかりと残っています。
鉄筋はしっかりしているから、リホームすれば今でも住めるのではと、白爺は感じました。

　　　　　　　　　　

今までは見ることが困難だった裏側の外階段も、今回ははっきりと眺めることが出来ました。



ところで今年の乾季は、テニアンに雨が少しも降らなかったようです。
随所に野火が発生したそうで、白爺の滞在中も町の近くで火事が発生していました。
製糖工場の建物の向かいも、大きな火事の跡が残っていました。
この付近は興発の社宅が建ち並んでいたところです。

　　　　　　　　　　　　　

白爺は、建物の見物を終えたので、サトウキビ運搬列車の操車場を突っ切って興発桟橋跡に向かいました。
タガンタガンのジャングルになっていた操車場跡も、綺麗に整備されているので、旧ソンソンの街中まで見通すことが出来ました。



興発桟橋の跡です。
この桟橋は、製糖工場で作られた砂糖をランチ（小舟）で沖合に停泊する本船（南洋航路の船）に運ぶ、南洋興発専用の桟橋です。

南洋航路の船は大きいので港に入ることが出来ません。
従って、沖合に停泊していて、人や荷物はランチが運んでいました。

　　　　　　　　　　　　

当時使用していたウインチの部品のようなものが転がっていました。