日和見散策

タラタラぶら散歩

フユザンショウ - 薬用植物園

2019年12月30日 | みんなの花図鑑

都立薬用植物園にて








フユザンショウ (ミカン科 サンショウ属)
半常緑低木で冬にも一部の葉が残ることから名が付いたそうで
雌雄異株だが雄株はいまだに知られず単為生殖するとの事(APG樹木図鑑より)
イボ状の突起がある果実はサンショウに比べ香味や辛味が少なく利用されないそうです
枝や葉柄基部にある鋭いトゲはやはりサンショウ属ですネ(幼木は葉にも・・・)


サンショウ雌株はすっかり落葉
トゲは対生


カショウ 花椒


イヌザンショウのトゲは互生




ホソバテンジクメギ
数枚が紅く染まり何とも美しいですが枝基部に3本のトゲがあります


4月上旬頃の可愛らしい花の中には・・・(>_<)







ナギイカダ
葉状枝の先端が鋭い上に固く、小さな花を撮りたくて近づき過ぎるとチクチクあたります



カギカズラ 鉤葛
短枝が変化したカギが絡みつきます









サイカチ 梍
発音は「再勝」に似ている事から縁起の良い木とされています
幹からの痛そうな尖ったトゲは利尿、解毒剤
豆果は洗剤や石鹸の代用となり とても有用植物なのですネ。




落葉が進み、日が差し込む雑木林


コナラ幼木


ナワシロイチゴ


ゴンズイ


メグスリノキ種




アブラチャン


クロモジ


シロモジ






フウ






温室前は迎春の装い・・・では良いお年を~(^^)/





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オクモミジハグマ花後

2019年12月23日 | みんなの花図鑑

高尾山にて








オクモミジハグマ (キク科 モミジハグマ属)
瘦果には羽毛状の短毛があり、草丈 40~80cm ユラユラと風に揺れ ピントが・・・(*_*)


コチラは11月頃の花





同じモミジハグマ属のキッコウハグマにも羽毛状の短毛があります


コウヤボウキ属のカシワバハグマには短毛は無いですネ。







全体的に黄葉したイロハモミジ


オオモミジ











イタヤカエデ(エンコウカエデ 猿猴楓)
イタヤカエデ類はカエデの中で識別が難しいとされていますが
このエンコウカエデは若木の葉が手の平状に深く切れ込み
テナガザルを思わせることに因んだそうです(私にも分かり易い^^)
ナナバケカエデの異名もあります。



チドリノキ


マルバウツギ




ダンコウバイ


山内の木々色とりどりデス






琥珀色が美しいスギの樹液








溶けた霜が水玉に・・・綺麗~♪


暖冬といわれますが、やはり陽の温もりが嬉しいですネ。



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マユミ

2019年12月17日 | みんなの花図鑑

玉川上水にて




マユミ (ニシキギ科 ニシキギ属)
初夏に見る花より、この時期 淡紅色の果実の方がよく目に留まります♪
雌雄異株で紅葉すると綺麗ですが、あともう少し先ですね。


5月中旬頃の白緑色の小花




ウツギ


クロガネモチ


ナツツバキ


サザンカ


ご近所サンが植えたのかな~(*^^*)




玉川上水駅より川上は白濁していました(宮の橋より)
多摩川の羽村取水堰からはじまる玉川上水ですが、
台風の影響で上流部の石灰岩質が雨水に溶けて流れ込むことが原因らしいです・・・


小平監視所を過ぎると処理水が流され澄んでいます(西中島橋より)




ハリギリの若木




イヌシデ


アカシデ


クヌギ


コナラ


ミズキ


ケヤキ







イチョウの絨毯(^^)/


メタセコイア


エノキに張り付くキヅタ


樹皮が砂地の様なエノキの大木 




ハラハラと落ちる葉を踏みながら のんびり歩ける心地良い季節となりましたね。

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ツワブキ

2019年12月10日 | みんなの花図鑑

皇居にて




ツワブキ (キク科 ツワブキ属)
葉に光沢があるので「ツヤブキ」の転訛と言われています
近所の庭先でも咲いているツワブキですが、これ程の群生は初めて見ましたー♪





カモメギク (キク科 キク属)
葉の切れ込みが深く細かく、APG牧野植物植物図鑑には記述が無いのですが
アワコガネギクの近縁種らしいです
道灌濠新道から栽植されたもので、こちらでしか見れないといわれています
終わりかけでちょっと残念・・・またのシーズンですネ。




和田倉噴水公園


皇居前広場のクロマツ


トラックコースのよう・・・


以前、東御苑へは訪れた事がありましたが
この日は皇居乾通り一般公開と大嘗宮一般参観と併せて、もの凄い人です(*_*)
坂下門から入ります






トウカエデ


フユザクラとイロハモミジ


シキザクラ


下道灌濠


蓮池濠


余りの行列に大嘗宮は遠巻きに眺めます






武蔵野の面影を再現した二の丸雑木林・・・何だかとても落ち着きます(*^^*)


平川濠
途中、ノスリやアオサギ、沢山の水鳥が見られ
都心の真ん中 動植物にとってもオアシスになっているのですね。




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トウカエデ

2019年12月04日 | みんなの花図鑑

狭山丘陵 狭山公園にて






トウカエデ (ムクロジ科 カエデ属)
唐楓は江戸時代に渡来したものだそうです
樹高は10~20mになり 土を選ばず剛健で公害に強いので街路樹に選ばれています
園内には「トウカエデの林」があるのですが、コチラの紅葉は後もう数日先でしょうか(*^^*)








メタセコイア (ヒノキ科 セコイヤ属)
橙赤色に色付いた葉は対生









ラクウショウ (ヒノキ科 ヌマスギ属)
艶のある暗褐色に色付いた葉は互生
空に向かって聳える姿はとても似ていますネ。





ヌルデ


エノキ


クロガネモチ


ウワミズザクラ









紅葉したススキも綺麗です


チカラシバ


メリケンカルカヤ





暖かさに誘われてかツツジが数輪 咲いていました


コウテイダリア


ホソバヒイラギナンテン


ミヤコワスレ


フジバカマ


ツリフネソウも残り花♪










イロハモミジも例年より遅めのようですが、心地良い紅葉日和でした。


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