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鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

「三点セット」広義で196点、狭義で187点取れる

2008年08月31日 | 18-1(第40回)

(21.10.18 かいどう A1→A4へ移動) 

 18-1は、ブログを始めたばかりで、分析方法も定まっておらず、試行錯誤で記事を書いていました。 「三点セット」の広狭概念を須いて、20-1 と同様の方法で纏めておきます。

A 狭義の「三点セット」で解答できるもの

1,「辞典」 163点

 三点セットの広狭や1級かどうかを問わず、「辞典」の見出し語、国字で180点(90%)取れました。ここから準1級・常用でしか書けない見出し語15点分を差し引くと、1級漢字を含む見出し語、索引にある熟字訓、国字の合計点は165点です。また、ここから4項に移動した1級植物名の書き取り2点分を差し引くと163点です。

2, 「辞典」の1級見出し語にはないが、他の1級見出し語から推知可能な読み 5点(累計168点)  

3,「四字熟語」の見出し語 4点(累計172点) 因循こうしょ(苟且 意味にも出ています。

4、過去問 15点(累計187点)

4-1 1級見出し語にあるが、植物名の書き取り 2点
(九)かいどう(海棠)睡り未だ足らず。6-2K 16-1K

4ー2,1級見出し語にはないが、過去問からの出題 4点

(一)
提撕(ていせいorていぜい15-1Y
莅(のぞ)む12-3Y

(十)
空山げき(として唯渓声の淙淙あるのみ 17-1K

4-3 準1級・常用から構成される見出し語で過去問の再出題・及び過去問から解ける問題 9点

(一)原(たず)ねて15-1Y, 備(つぶさ)に16-3Y
(二)かつら(15-3K
(八)
安泰⇔きたい(危殆9-2K=征71頁
逡巡≒ちぎ(遅疑16-2K
(十)
銀屑(ぎんせつ屑屑(せつせつ6-2K,屑然(せつぜん8-3Y


B 広義の「三点セット」で解答できる問題 9点(累計196点)

1,「辞典」の索引にない熟字訓の読み 1点  踏鞴(たたら 15-1Y

2、常用・準1級だけの見出し語新出及び見出し語から解ける読み問題 8点
(一)竈煙(そうえん)←釜竈(ふそう)
(八)卑俗⇔とが(都雅)
(十)
信(まこと)
えいごう(永劫)
しゃくじょう(錫杖)

C 広義の「三点セット」でも解答できない問題 4点(累計200点)

(一) 巉巌(ざんがん
(七)瑩(あき)らか
(十)ひ(
を纈りたる夕陽  緋毛氈
13-3K 16-3Kから解答できるような気もしますが、一文字音の書き取りは難しいものですから、こちらへ分類しておきます。

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搗つの原義とその変遷

2006年10月22日 | 18-1(第40回)

18-1 (二) 書き取り

6 日曜と祝日が)ち合った。

これは、なんか違うなあと思い乍ら、捷としていたのですが、試験終了時に、搗を思い出して書き直し、正解に達しました。最後まで諦めないというのは試験の鉄則です。

「辞典」の【搗】⑦では、

音トウ 訓つく かつ

とあり、トウ つくについては、見出し語がありますが、終止形のかつは、見出し語にはなく、搗の親字の意味欄にも記載がありません。

見出し語にない読みは出題可能性が低いという観点からすれば無視をすればいいのですが、見出し語には、連用形の搗ち合う、搗栗(=勝栗)が載っています。連用形だけ学習して、終止形を学習しないのもどうかと思うので、調べてみました。

「日国」(旧版)には搗つの意味として、

1, 搗く、臼で舂(つ)く (出典 色葉字類抄など)
2, たたいて落とす (出典 日葡辞書など)

とあり、出典からすると、かなり古い言葉のようで、か(搗)つ=つ(搗)くだったようです。現代でも一部の地域で方言として使われているようですが、私は、か(搗)つ=つ(搗)くは、調べてみて初めて知りました。

搗ち合うの意味としては、

1, 臼で餅などをつく時、杵が互いにぶつかり合う。
2, 物と物とがぶつかり合う。衝突する。
3, 槍先で、互いに打ち合ったり、きずつけ合ったりする。
4, 物事が一か所でぶつかる。重なる。

とあります。「辞典」には、2と4の意味しか載っておらず、1の意味が載っていないので、か(搗)つの原義がわかりにくいのです。

もともと、うすづ(舂)くことをか(搗)つと言い、複数でうすづいていたときに、杵がぶつかり合うことを搗ち合うと言ったのが原義のようです。それが、杵に限らず、物一般がぶつかり合うことに広がり、更に、物に限らず、予定など事柄がぶつかりあうことまで広がったように思います。

「日国」によれば、搗ち合うを4の用例に使用したのは、葛西善蔵、里見ら近代の作家達で、4の使用例は意外と新しいのかもわかりません。言葉の使い方が変化し、原義が忘れられた一例だと思います。

漢検直前の追い込みの方には、間延びした記事ですいません。ブログ更新、10日も空いてしまいました。この歳になると、10日くらいはあっという間です。

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やはり過去問は侮れない

2006年08月06日 | 18-1(第40回)

(21.3.4 若干訂正)

 18-1について、「辞典」「四字熟語」の見出し語だけでは太刀打出来ない問題は、読みでは、

提撕、巉巌、莅む、瑩らか、踏鞴

書き取りでは

緋、闃

の計7問(9点)です。この内、提撕・踏鞴は、15-1Y、莅むは、12-3Y、闃は17-1Kにも出題されており(5点)、再度の出題です。

私は、今まで、

1, 最近の問題は、「辞典」の見出し語から殆ど出ている。
2, 見出し語だけを全部マスターすれば、高得点が取れる。

3, 全部はともかく、ある程度見出し語をすれば、合格点が取れる。
4, 従って、過去問のうち、見出し語にないものは出来なくてもいい。

と考えてきました。 確かに上記2の域にまで達すれば、上記4のとおりなのですが、実際問題として、見出し語全部をマスターすることは極めて困難です。従って、上記3の方法が実際的です。

 しかし、上記3の点について、どこまで見出し語をやれば合格水準に達するのか今のところはっきりしません。今後帳面を作りながら考えて行こうと思ってはいます。

 私もそうでしたが、多くの受験生は、問題集や過去問をしながら、「辞典」の見出し語を勉強しているのだと思います。問題集や過去問を一切せずに、「辞典」だけを勉強する人はあまりいないと思いますし、問題を解いて、正誤を確認しないと記憶は定着しないでしょうから、「辞典」だけで勉強してもあまり意味があるとは思えません。

 しかも過去問に一旦出たものは、見出し語ではなくても、再度出題される可能性があることは、18-1からも明らかです。従って、見出し語が全部マスター出来ておらず、知識量が合格水準に達しているかどうか不明の段階で、見出し語以外の過去問を無視するのは、得策でもなく勿体ないことです。

 そうすると、過去問に出た熟語(但し、他の見出し語から読みが推知できるものは除く)・訓読みは、見出し語でなくても、見出し語と同等に扱って勉強をしていく方がいいと思います。

 但し、14-2まで出題されていた「辞典」の訓に記載のない訓読み(例えば、以前に書いた 韞める など)については、14-3以降は出題されていないので、無視をしていいでしょう。

「憶えるべきことを少なくする」とは、反対のことを書いてしまいましたが、合格水準の知識量に達するまでは、憶えることを増やすしかありません。

 帳面は5冊目、飆まで来ました。相変わらず見出し語の有無をチェックしています。「辞典」のところどころに、過去問で出たことも記載してありますので、過去問に出たものは、見出し語がないものでも、特別にチェックすることにしました。全部書き終わったら、見出し語のある漢字、見出し語のない漢字、見出し語はないが過去問に出た漢字を数えてみようと思っています。ただ、過去問チェックはあまりしていませんので、いい加減なものではあります。

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辞書が好きなら「下つき」も調べよう

2006年07月14日 | 18-1(第40回)

(20.11.15 修正)

 18-1は、「辞典」の見出し語そのもの+「四字熟語」で、186点取れますが、桂籠という熟語は知らなくても、桂は、見出し語にありますから、正解に達するでしょう。

 また、「辞典」の見出し語に出ていない「  」の熟語でも、その隣に並べた「辞典」の見出し語をやっておけば、解ける筈です。

1,1級漢字を含むもの(5点)
「雲鬢」  
鬢枇、鬢曾木、鬢除、鬢付け油、鬢長、小鬢(こびん)
「遺孼」  妖孼
「肉髻」  宝髻
「淡靄」  靄靄、靄然、暮靄

「玉蟾」  蟾蜍、蟾酥

2,準1級・常用漢字だけのもの(2点)
「竈煙」  釜竈
「銀屑」  屑屑、不屑の教誨

(緑は下付き語)

 従って、「辞典」の見出し語から解けるもの+「四字熟語」で193点になります。満点まであと7点。見出し語は、1級漢字のところに載っておらず、熟語の最初の漢字のところに載っているのも結構あります。従って、 「辞典」の1級配当漢字の「下つき」の漢字を探すことが肝要かと思います。

 ただ、載っていないものも結構あって、探すのに徒労感があります。私も、1級配当漢字を見るたび、最初の内は、「下つき」の語の意味を調べるため、上の漢字(宝髻なら宝)のところを見るようにしていましたが、途中から止めてしまいました。ただ、18-1は、「常用(または準1級)+1級」の見出し熟語がかなり出ていますので、徒労感はあっても見た方がいいと思います。

 私は、辞書を引くのはあまり苦になりませんが、こんな面倒くさいことをするより、問題を1問でも解いた方がいいと思われる方も当然いらっしゃるでしょう。

P.S.娘にも5級の賞状が届きました。親と比べて、「小さすぎる」と怒っていました。親子受験も考えものです。

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結果内訳

2006年07月13日 | 18-1(第40回)

昨日、検定結果が届いた。一寸気恥ずかしいが、何かの参考になるかもしれないから内訳を書いておく。左が、私の点数。右が、合格者の平均点の折れ線グラフを定規で測った概算値。下に書いたのは間違ったところ。

(一)読み       29点  25.0点
   莅む

(二)書き取り     26点  24.3点
    臙脂

(三)国字        10点   9.5点

(四)語選択       10点   7.4点

(五)四字熟語     14点   18.1点
  霖雨蒼生、風声鶴唳、蹇蹇匪躬
  鶴唳は、どこを間違ったのだろう。

(五)同 意味      10点   9.5点

(六)熟字訓        9点   9.3点 
   海参

(七)熟語と訓読み    8点  8.3点 
   覬覦 覬(む)
 
(八)対義語・類義語 14点  16.7点
  悪辣 淫靡 澆季
  猖蹶は正解でした。

(九)故事諺      14点  18.6点 
   眸子 豺狼 気褄

(十)文章書き     16点  15.7点
  白皙 疼く

(十)文章読み     10点   8.3点

合計          170点   170.7点

レイアウトが下手ですいません。excelの表が貼り付けできればいいんだけど・・・。

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「漢検漢字辞典」からの出題頻度

2006年07月10日 | 18-1(第40回)

(20.10.28 一文字音の書き取り げき は見出し語なしに 修正)

 「漢検漢字辞典」(「辞典」と略す)は、2001年(平成13年)3月15日に初版第一刷が発行されています。当時、私は、準1級に落ちて、2回目の勉強中でしたので、早速買いました。そして、ささきしげき様のサイトを印刷して線を引いて読み、その後の1級の勉強には、「辞典」を最も使っています。

 「辞典」には、極僅かな例外を除き、1級までの配当漢字が親字として、五十音順に並んでいます。そして、各親字項目の後に、熟語、訓読みが、【  】で囲まれて載っており、意味などが書いてあります(これを「見出し語」と略します)。なお、1級までの国字については、当然「辞典」に全部載っていますが、親字のみで見出し語がないのがあります。

 18-1について、見出し語(国字の親字も含む)からの出題率は、90%(180点分)です。なお、かつら(桂)籠は、見出し語にはありませんが、桂は見出し語にあり、かつらの同訓異議の見出し語は、このとき同訓異議の書き取りで出題されたと二つだけですから、見出し語から解答できる問題と考えます。

「征服」からよりも過去問からよりも出題頻度は高いのです。 見出し語以外の出題について、

①見出し語にはなっていないが、「辞典」に熟語や訓としては載っているものと、

②全く載っていないもの

とがありますので、それを分けます(なお、「過去問情報」も追加します)と、

①「辞典」に熟語や訓としては載っているもの 12点

(一) 読み 5点 
 雲鬢(うんびん)、提撕(ていせい15-1Y、巉巌(ざんがん)、遺孼(いげつ)、莅(のぞ)む12-3Y

(五) 四字熟語 2点+意味2点=4点
 因循こうしょ(苟且 (親字 因の見出し語「因循姑息」の項に 類 として載っています。)

(六) 熟字訓の読み 1点
 踏鞴(たたら15-1Y

(七) 熟語読み・一字訓読み 1点 
 瑩(あき)らか

(十) 文章題 1点 
 肉髻(にくけい・にっけい (親字 髻の下つきには載っていますが、親字 肉の項に載っていません。) 

②熟語が、全く載っていないもの 8点

(一) 読み 1点 
 竈煙(そうえん

(十) 文章題 7点 
 淡靄(たんあい)←和気靄靄14-2K
 
玉蟾(ぎょくせん
  銀屑(ぎんせつ)←屑屑
6-2K、屑然8-3Y
 ひ(を纈りたる夕陽
 空山げき(として唯渓声の淙淙あるのみ


 高得点を狙うのであれば、見出し語以外も勉強する方がいいでしょうが、ぎりぎり合格を狙い、憶える事項を少なくするとの観点からは、見出し語だけを憶える、それ以外は憶えない、見出し語以外は間違ってもいいという思い切りも必要ではないかと思います。

とはいうものの、見出し語全部を憶えるというのも至難です。過去問はくりかえし出ますので、それは大事にしながら、「辞典」の見出し語を参照して、語彙を増やしていくというのが穏当でしょうか。このあたりもう少し考えてみます。

(追加)その後、

「辞典」の他の見出し語から推知できる
② 過去問はやはり重要

の記事を書きました。

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「完全征服」<過去問

2006年07月09日 | 18-1(第40回)

「征服」からの出題頻度を調べてみて、あれっと思ったのは、あおむし様やSIMO様が調査された過去問からの出題頻度と随分差があることです。「征服」には載っていないが、過去問から出題されているのが結構あるのです。小問毎に、H6~H17の過去問だけからの出題について、あおむし様のブログからコピペさせて貰う(あおむし様に深謝)と、

(一) 読み  7点 →+14点=21点 
 雲鬢(うんびん)、偈()、安佚(あんいつ)、遺孼(いげつ)、軒輊(けんち)、嘖嘖(さくさく)、干戈(かんか

(二) 書き取り 2点 →+22点=24点
  校正してエンジ衍字を削除した。 

(五)四字熟語   6点+意味2点 →+12点=20点 
 らんさい(蘭摧)玉折、蹇蹇ひきゅう(匪躬)、八面れいろう(玲瓏)

(六)熟字訓・当て字  2点 →+8点=10点 
 公魚(わかさぎ)、 海参(いりこ

(七)熟語読み・一字訓読み 2点 →+1点=3点 
 均霑(きんてん) 霑(うるお)う

(九)故事・諺  2点 →+16点=18点
  カイドウ(海棠)眠り未だ足らず。

(十)文章題書き取り 4点 →+12点=16点
  空山ゲキ(として唯渓声の淙々あるのみ。
  .チョウショウ(長嘯両三声すれば

合計27点分もあります。準1級・常用・「征服」の点数との和を→で書いておきました。合計146点となります。 従って、

「征服」≒過去問

というより、

「征服」<過去問です。

昔からの過去問が入手できる方は、「征服」よりも、過去問を遣った方がいいでしょう。daisaku様は、H13以降の過去問を入手されたとのことです。

なお、14-3からの新傾向問題である、音熟語・一字訓読み、対義語・類義語、語選択書き取りについては、まだ過去問が少ないからでしょう、「征服」には、過去問ではない問題も載っています。従って、過去問を潰しても、このオリジナル問題は解いた方がいいと思います。

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準1級・常用漢字の出題頻度

2006年07月02日 | 18-1(第40回)

(20.11.15 過去問未出はA→Bへ修正)

 準1級、常用の漢字で解ける問題の出題頻度です。(  )内をドラッグすれば、答えが出ます。問題の前の符号は次のとおりです。

A 狭義の三点セット (13点)
 A-1 1級の見出し語で書けるもの(4点)
 A-4 過去問からの再出題(9点)

B 広義の三点セット(準1級・常用だけで構成される見出し語新出)(8点)

C 広義の三点セットでも解けないもの(2点)


1, 常用漢字の読み(いずれも表外訓) 3点

(一) Aー4原(たずねて15-1Y
(十)
Aー4備(つぶさ16-3Y
信(まこと

2.常用漢字の書き取り(表外訓と対義語・類義語) 6点

(二) Aー1かたじけな()い。1級配当だと、(忝い)7-1Y,10-2K,15-3K

(八)
卑俗⇔とが(都雅
Aー4逡巡≒ちぎ(遅疑16-2K

3 準1級漢字の読み  2点

(一)B 竈煙そうえん
(十)Aー4 銀屑ぎんせつ)←屑屑6-2K,屑然8-3Y

4 準1級漢字の書き取り  12点

(二)Aー4 かつら(籠 15-3K
(二)Aー1 えんじ(燕脂  1級配当だと、(臙脂)9-1K
(八)Aー4 安泰⇔きたい(危殆9-2K
(十) 
えいごう(永劫
しゃくじょう(錫杖
Cひ(
を纈りたる夕陽

 なお、熟字訓・当て字は、準1級・常用漢字だけで構成されているものが結構ありますが、準1級では、出題範囲ではあるのですが、あまり勉強しないでしょうから除外しました。若し、1級を射程に入れて、準1級や2級を勉強するのであれば、時間があれば、熟字訓も勉強しておくと、1級のときに少しは楽になります。

 上記のとおり、合計23点分です。この内、4点分は、1級漢字でも解答できます。私も「かたじけない」は1級漢字で解答しました。ただ、19点分即ち約1割の問題は、準1級・常用でしか解答できません。1割と言えば、小問1つ分です。

また、上記は、問題毎に数えましたが、問題に出た漢字を一つ一つばらばらにしてざっと数える(熟字訓・当て字も含めました)と、 1級  122字 準1級 16字 常用 75字で、準1級+常用は、91字となります。従って、全部で213字の内、43%は、準1級・常用の読み書きということになります。 

従って、1級勉強の際、準1級・常用は蔑ろには出来ません。と書きましたが、1級漢字の学習を優先すべきと思います。

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五年を経て

2006年07月01日 | 18-1(第40回)

最後に (一)読み

毎月朔日に墓前にむ姿が見られた。
×たたず  ○のぞ

この読みは、12-3に

中国にんで四夷を撫せんと欲するなり。

でも出ています。 私は、問題集の答えは、大学ノートに書いて、解いた日付も付けていました。12-3は、最初、今から四年前の平成14年2月7日に解きました。このときも、たたずって書いて間違えています。

平成13年7月から、1級の勉強を始めましたので、12-3を解いたのは、半年くらい経ったときです。勉強当初、問題集には手をつけず、音符毎や訓毎に、6000字の漢字を纏めて書いたりしており、ちょっとは憶えたかなと思って12-3をしたら、85点/200点。

こりゃ、駄目だと思って、それから、中断も結構ありましたが、問題集を解いたり、「辞典」の1級配当漢字の項の熟語を書いたりしていました。でも、4年の間、莅の字には全く出会わなかったように思います。この間、知り合いに1級の勉強をしている人は全くいませんので、ネットで、1級情報を結構探し、とても有益でした。

過去問は、毎年買って溜まっていましたので、今回の試験数ヶ月前からは、過去問ばかりしていました。2週間くらい前からは、過去問の間違ったところを潰しており、12-3の上記問題は、試験5日前にして、このときも間違えました。

だから、「必携」と「辞典」の莅の訓読みの「のぞむ」を、消せる赤ペンでをしました。確か、「必携」のを付けたところは、全部前日に見た筈だったのですが、やっぱり、たたずむって書いてしまいました。只の丸暗記というのは、この歳では出来なくなってきています。

莅は、草冠+位ですから、草のところに位置している≒たたずむって誤解したのでしょう。一旦、誤解してしまうとなかなか矯正が難しいものです。莅=のぞむ、たたずむ=佇むと、頭の中を切り替えなければなりませんでした。

のぞむは、「辞典」の音訓索引には、5つ有りますが、常用漢字の望むと臨むは、同訓異義語です。(同訓異義語については、「辞典」の裏見開きに索引があります。) のぞむは、望≒覬・歛と、臨≒莅とに分かれるのですが、どうも、莅むが、臨むと同義であることを理解していませんでした。意味を正確に理解していれば、莅む=草のところに位置している=のぞむと考えられたなあと思います。

他にも、書き間違いやケアレスミスがあるように思うのですが、間違い反省会はとりあえずここまでにします。昨日から、漢検HPで、合否結果サービスが始まり、確認したら、合格していました。家内は準1級、小6の娘は、5級にそれぞれ合格しました。点数はわかりませんでした。

ネットでお世話になった皆様に、この場をかりて御礼申し上げます。m(_ _)m

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再び、音訓相補

2006年06月30日 | 18-1(第40回)
次は、熟語音読み、一字訓読み

覬覦    ×がいゆ    ○きゆ   
覬(む)   ×ぬす(む)   ○のぞ(む)

あおむし様のブログやmixiでの情報でも、これは過去問に全く出たことがないとのことです。

覬は、豈+見の形声文字で、豈という部首はありませんので、部首は見であり、音符が豈になります。私は、漢検の勉強を始めた5年半前に買った1998年発行の「新漢字必携」を使っていました。これには、豈の音読みは、ガイしか載っておらず、他の読みは全く浮かびませんでした。「辞典」には、豈の音読みとして、ガイとキが載っているのですが、「辞典」の音読みの中には、「必携」に記載のない音読みが結構あって、そういうのは全て無視をしていました。また、訓読みも全く解りませんでした。

家内は、今回準1級を受け、2001年発行の「漢字必携1級」を使っていました。今日、これを見たら、豈の音読みにガイとキとあります。「必携」もバージョンアップで変化があることに初めて気付きました。今後は、新しい方の「必携」を参照するようにします。

まあ、でも、「辞典」の豈の項には、熟語は、豈弟(ガイテイ)しか載っておらず、キと読む熟語は、載っていませんから、豈をキと読むことは到底浮かばなかったでしょう。覬覦は、覬の見出し熟語に載っており、一度は書いた筈ですが、全く憶えていませんでした。

覬に関してですが、「辞典」には、覬の意味欄に、類(同義または類似の漢字)として、冀とあります。冀にはこいねがうという訓がありますから、覬(キ のぞむ)と冀(キ こいねがう)は、音が同じで、訓義も類似しています。音が同じ漢字の中には、訓や意味が類似のものがあり、この両者は、セットで憶えておいたら良かったのです。それでも、のぞむという訓が浮かんだかは、疑問です。

「辞典」の覬の見出し熟語には、本問と同じく、覬覦と覬むが並んでいます。熟語音読み・一字訓読みの出題は、14-3からで日が浅く、これからまだまだ初出の問題が出ると思います。「辞典」で、音読み熟語と訓読み双方が載っている漢字が出るのだろうと思いますが、これはかなりの量がありますから、大変です。本問のような問題型式に限らず、音読みだけの問題のときも訓読みを考える、訓読みだけの問題のときも音読みを考える、これを励行するしかないかなあと思います。
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食すれば憶えるかな

2006年06月29日 | 18-1(第40回)
書き取りばかり書いてきましたので、次は読み問題。先ずは、熟字訓・当て字

海参  ×みる  ○いりこ

熟字訓・当て字はきりがありません。特に、海から始まる熟字訓は、多すぎます。「辞典」で数えたら、50もありました。到底覚えられん。過去問に出たものだけ覚えようと思っていました。それでも、何度も間違えたので、海驢は、カードを作りました。

また、3cats様の関心空間は、クリックすると読みが出てきますし、写真も載っていてイメージも掴めますので、漢字の読み、就中、熟字訓・当て字の勉強にとても重宝します。海参も見ていたのですが、過去問に出てないと誤解していたので、ついまあええかという気分だったのでしょう。高級食材ということですから、食べた記憶もないしねえ。

海参は、6-3で出ており(あおむし様のブログ参照)、合格捷径に載っていますので、私は実は持っていました。でも、10年以上も昔の問題などいいだろうと思って見もしませんでした。横着はいけませんね。
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痛い失点

2006年06月28日 | 18-1(第40回)

(21.1.3 問題集に載っていたのを見つけたので追加)

も一つ 文章題の書き取り Bより

悟浄は、魂が甘くうずような気持ちで、

 ×噎  ○

 これもやった記憶はあったのですが、漢字は、全く浮かんで来ませんでした。宇能鴻一郎の小説によく出てきたなあなんて考えていました。回答欄は全部埋めるという方針でしたので、適当に埋めただけです。

 尚、本2-8-7Kに載っていたことに気付きました。18-1の約4年前に解いていたのですが、直前復習をしなかったので、問題集の何処に載っていたかもすっかり忘れていました。

 解答を見て、疼痛の疼かと思いました。一字訓読みの書き取りは、なかなか出てこないことが多いのですが、腓―腓骨と同じく、音読みが分かれば書けることがあります。

 疼くは、①何かことをしたくて心が落ち着かない(日国)という意味もありますが、本来の意味は、②ずきずき痛むことです。私は、文章から①の意味しか考えておらず、②の意味を全く考えていませんでした。昔から、齲でよく苦しんだのですが、あの痛みが疼くですね。

 疼くが、痛いという意味であることを理解していれば、うずく→痛み→とう痛→とうの音符は冬→痛みは病気だから部首は病垂→疼痛→疼くと連想できたと思います。なお、うずくについても、腓と同じく、「辞典」の音訓索引で、疼一字しかありません。

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白皙考

2006年06月27日 | 18-1(第40回)
次は、文章題。

A,B,Cと三つに分かれ、A,Bは中島 敦「悟浄出世」、Cは、田岡嶺雲「行游」。青空文庫からAを引用(問題文に合わせて多少変えました 123は書き取り、アは読み)しますと、

「我々の短い生涯が、その前と後とに続く無限の大 1エイゴウ永劫)の中に没入していることを思え。我々の住む狭い空間が、無限の大 ア広袤こうぼう)の中に投込まれていることを思え。誰か、みずからの姿の微小さに、おののかずにいられるか。我々はみんな鉄鎖に繋がれた死刑囚だ。毎瞬間ごとにその中の幾人かずつが我々の面前で殺されていく。我々はなんの希望もなく、順番を待っているだけだ。時は迫っているぞ。その短い間を、自己欺瞞と 2メイテイ酩酊)とに過ごそうとするのか? 呪われた卑怯者奴(め)! その間を汝の惨めな理性を恃んで自惚れ返っているつもりか? 傲慢な身の程知らず奴!」 3 ハクセキの青年は頬を紅潮させ、声を嗄らして叱咤した。

3 ×博碩  ○白皙

ハクセキは、人物の形容です。ハクは、白が浮かび、セキは確か、白の部首にセキがあった。析が音符で皙と、一旦、正解が浮かんだのです。白皙は、14-3に読み問題で出ているから覚えていたのでしょう。

ただ、白皙は、「辞典」の見出し熟語に載っているのですが、意味を正確に理解しておらず、白皙=しろいぐらいしかわかりませんでした。白い青年、どうもピンと来ない。白鬚の老人なら分かるけど。

文章題は、時折、問題の語句の前後にヒントが隠されていることがあります。この問題は、発言が記述された後、ハクセキの青年と続きますから、発言内容にヒントが隠されていると思いました。そして、発言内容は、博学で碩学だから、博碩という熟語があるのでは、白皙より、博碩の方がいいのではないかと思いました。考えすぎですね。(博碩という熟語は、「大漢和」に載っており、おおきいという意味です)。

「皙い」の意味は、「辞典」によると、「人の肌の色が、くっきりと浮き出るように白い」ということであり、白皙も同じ意味です。漢字や熟語の意味を正確に理解しておけば、白皙の青年で違和感は無かったでしょう。

以下、蛇足。

中島敦は、漢籍の素養抜群でしたから、白皙も、「春秋左氏伝」(昭公 26年)から取ったのかもわかりません。また、「日国」からの孫引きですが、有島武郎の「ある女」

小柄で白皙で、詩吟の声の悲壮な、感情の熱烈なこの少壮従軍記者

とあります。こういう用例を見ると、白皙とは、単に色白というだけではなくて、世間ずれしておらず、頭でっかちで、社会を痛憤している若者のイメージのように思います。最近は、そういう若者を頓と見かけなくなりました。
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凄艶な色

2006年06月24日 | 18-1(第40回)

も一つ (二)書き取り

エンジ色のネクタイがよく似合う。
×讌脂  ○臙脂または燕脂

これも言葉としては、誰でもご存じだと思いますし、色も分かると思います。色を貼ろうと思いましたが、やり方がよくわからないので、正解の背景色だけ、臙脂っぽい色にしてみました。

この言葉は、「辞典」で見たことがありましたので、エン+ジで、ジは連濁。シは脂、エンの音符は、燕までは分かりました。燕が音符になる漢字は、嚥、臙、讌の三つですが、また、部首忘れ病で、讌しか出てきませんでした。どうも、私は、酒盛りに関係する漢字だけが、定着性がいいようです。

解答を見たら、なんだ、燕だけでもいいのか、だったら、準1級の漢字で解答できたんだ。あるいは肉月か、部首が同じ熟語なんだと思いました。

「辞典」を見ますと、臙のところには、臙脂という熟語しか載っていません。従って、臙は、臙脂でしか使わない漢字と覚えておくべきものでした。また、1級には色名の漢字が結構出てきますから、daisaku様が分類を励行されているように、色名の漢字を纏めておくことも大事のように思います。

あおむし様の調査によれば、臙脂の書き取りは、9-1(平成9年度第1回の問題を以下このように略します)で出ているとのことですし、「征服」71p-2にも載っています。こういう問題は落としてはいけない問題なんだろうなあと思います。

以下、蛇足ながら、

臙脂(燕脂)は、「辞典」によると、紅花を原料とした赤色顔料とあり、植物性のようですが、臙脂は、肉月の漢字ですから、漢字が出来た頃は、動物性だったのではないでしょうか。

臙脂の原料として、紅花の他、メキシコ地方に生育する覇王樹に寄生するコチニールという虫の雌虫があげられており、コチニールのことを臙脂虫と言うようです。中国に昔は仙人掌があったとも思えませんし、どうやって、メキシコの虫が中国に伝わったかはよくわかりません。

参考本 「日本の伝統色彩」、「諸橋大漢和」 、「日国」(「日本国語大辞典」(旧版)の略)

尚、臙脂は、与謝野晶子が大好きだった色で、「みだれ髪」は、臙脂紫という晶子の造語から始まり、次のような歌も収められています。淡白な中年男性には、ちょっと脂っこいですね。

臙脂色は誰にかたらむ血のゆらぎ春のおもひのさかりの命

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音訓相補

2006年06月21日 | 18-1(第40回)
次は、(二)書き取りです。

水泳中にコムラ返りが起きた。
×小腿  ○

(二)書き取りの内、同音訓異義語以外は、割とよく使われる言葉がでます。ただ、漢字で書けと言われると難しいものです。
コムラ返りは、よく使われる言葉ですし、私も何度も経験があります。若い頃は、寝ている最中になって呻いていました。山が好きで時々ハイキングに行きますが、日頃の運動不足が祟って、コムラ返りを起こしそうになることがしょっちゅうです。

唯、漢字は全く出て来ませんでした。時々、一字と思っていると二字のときもあるので、こ+むらと考え、むらは、村・群・叢とかあるけど違うよな。こむら返りを起こす部位は、下腿だから、小腿という熟字訓があるのでは。偶には、熟字訓も書き取りで出るしなんて思って適当に答えてしまいました。

解答を見て、あ、腓骨の腓かと思いました。一字訓読みの書き取りは、音が浮かぶと漢字が出てくることがあります。こむらも、その部位にある骨が腓骨であり、こむらという漢字の音読みがヒと出れば、音符非から腓は出てきたと思います。

それと、一字訓読みの書き取りは、「辞典」の音訓索引に、漢字が一つしか載っていないのが結構出ます。一つだと採点がし易いからでしょうか。今回の書き取りでも、腓の他、嚔、箍、鐚、砌は、それぞれの訓読みの索引欄に一つだけです。このことは、試験の直前に気付いて、問題を解いたものはチェックしていたのですが、腓(こむら)は問題集には出て来なかった記憶です。
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