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鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

標準解答とは異なるので駄目でした

2006年06月20日 | 18-1(第40回)

も一つ 四字熟語

(  )蒼生   ×淋雨  ○霖雨

「四字熟語」や「辞典」には載っていますが、問題集でやった記憶がなく、先ずは、全くわかりませんでした。ただ、入る言葉としては、「りんう」が残り、意味も「苦しむ者に恵みをあたえること」が残りました。

蒼生は、「辞典」にもある通り、青々と茂ることですから、りんうによって、青々と茂る、だから「う」は雨だろうと見当をつけました。

りん雨で、りんはどんな字か? これも負け惜しみですが、淋と共に霖も浮かびました。しかし、「辞典」に載っているのに、霖雨という熟語は忘れていました。そして、霖の訓がながあめですので、霖雨だと、ながあめあめになって可笑しいのではと思いました。

また、他の9問は出来たつもりで、いずれも1級の漢字が解答にあったので、一つくらいは、準1級の四字熟語が出るのではないか、確か、淋も蒼も準1級配当だ。そして、淋は、墨痕淋漓鮮血淋漓でも使われて、元気よくしたたるという意味がある。霖雨(ながあめ)よりも、淋雨(げんきよくしたたる雨)の方が、恵みになるのではと思って、淋雨を選択しました。

淋雨は、「辞典」には載っていませんが、「新字源」(旧版)には載っており、しかも、同義語として霖雨とあります。標準解答では、霖雨だけなのですが、淋雨でもいいのではないかと仄かな期待をしております。ただ、淋雨蒼生という四字熟語は載っていませんし、「四字熟語」や「辞典」によると、霖雨には、恩恵という意味があり、蒼生には人民という意味がありますから、霖雨蒼生という組合せじゃないといけないのだろうなあとも思います。

7/15追記 結果通知で、間違いでした。

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カード式学習法の盲点

2006年06月19日 | 18-1(第40回)
今度は四字熟語

蹇蹇(   ) ×卑躬  ○匪躬

四字熟語は、どうしても覚えられないので、準1級のときからお世話になった、ささきしげき様のサイトを参考に、間違った問題はカードを作成していました。そして、daisaku様の学習法に刺激を受けて、カードを携行し、空き時間に捲るようにしました。その結果、四字熟語は、カードを作ったものなら大分解けるようになりました。

この問題のカードも、写真の通り、作ってありました。しかし、問題で出たのは、作ったカードとは逆の尋ね方でした。だから、匪の字を意識していませんでした。

もう一つ、表 ○○屈節  裏 卑躬屈節 というカードも作ってあり、ひきゅうと言えば、反射的に卑躬と出てくるようにしていました。この問題は、ノータイムで卑躬と答え、解答を見て唖然としました。
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下手な考え休むに似たり

2006年06月18日 | 18-1(第40回)

も一つ 諺

機嫌キヅマを取る。
×着褄  ○気褄

あおむし様の調査でも初出題であり、全く聞いたことのない慣用句です。機嫌を取ると言いますから、機嫌とキヅマは、同義で、機嫌=キヅマでしょう。さて、どう書くか。

問題用紙には、先ず、気付間って書きましたが、これでは万葉仮名です。ヅは連濁、従ってキ+ツマと考えました。つまと言えば、国字で褄が思い浮かびました。そして、気褄と一旦正解に達したのです。

唯、気褄ではどうも意味がよくわかりません。褄が、着物のどの部分かよくわからないのですが、端っこでしょう。それと、気をくっつけてどういう意味なのか。それと、機嫌は、音読み+音読みですが、気褄だと、重箱読みになります。全く根拠はないのですが、機嫌が双方音読みなら、キヅマは双方訓読みではないかと思いました。きの訓読みと言えば、着があります。着褄を取る、着物の端っこを取って、「ねえねえ、お兄さん、寄ってらっしゃいよ」 これだと思いました。

「辞典」の気の見出し熟語に、気褄が載っています。そういえば、気の付く熟語には、結構重箱読みがありますね。1級配当漢字の見出し熟語は、全部一度は書いて見たのですが、常用や準1級のところまではとても手が回りませんでした。一つ一つ順番に見ていくのはとても疲れますから普通はできることではありません。常用や準1級の漢字を引いたときに、下に準1級や1級の配当漢字(▲が付いています)が使われている熟語に少しでも目を通すことが肝要かなあと思います。

「日本国語大辞典」(旧版)によると、気褄は、歌舞伎や人情本で使われ、円朝も、創作落語「真景累ヶ淵」で使っています。青空文庫にありましたのでその部分を引用しますと、

隅「さお酌致しましょう」 
富「これはどうも、まア一寸一杯、左様ですか」 
隅「私は大きな物でなくっちゃア酔わないから、大きな物でほっと酔って胸を晴したいの、いやな客の機嫌気褄(きづま)を取って、いやな気分だからねえ、富さん今夜は世話をやかせますよ」
富「大きな物で、え湯呑で上りますか、御酒は些(ちっ)とも飲(あが)らなかったんですが、血に交われば赤くなるとか、妙でげすなア、お酌を致しましょう、これは妙だ、どうも大きな物でぐうと上れるのは妙でげすな、是は恐入りましたな」 
隅「私は酔って富さんに我儘な事をいうけれども、富さんや聞いておくれな」

どうも、気褄を取るは、相手の気持ちを全面的に理解するのではなく、表面的・部分的、つまり気持ちの端っこだけで付き合うという意味のようです。「大言海」にも、「キツマ(気端)の意か」とあります。

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漢文は、語調が良いが・・

2006年06月17日 | 18-1(第40回)

故事・成語 続き

サイロウ路に当たる、安んぞ狐狸を問わん。
×才狼 .○豺狼

先ず、白状しておきますと、これも、「征服」(完全征服の略語です)(116頁 11)に同じ故事成語が載っていますが見ていないから何ともなりません。あおむし様の調査によれば、平成9年第3回に同じ問題が出題されたようです。

また、豺狼は、「辞典」にも見出し熟語で載っています。更に、「漢検四字熟語辞典」(以下「四字熟語」といいます。)にも、後漢書 張綱伝を出典として、豺狼当路が載っており、どちらも見た筈なのですが、全く思い浮かびませんでした。

この成語は、抑も、意味がよくわかりませんでした。「安んぞ狐狸を問わん」は反語表現ですから、どうして狐や狸をたずねるだろうか、そんなことはしないという意味でしょう。ただ、「路に当たる」がよくわかりませんでした。サイロウが道を歩いていくという意味かなあと思いました。

サイロウは、狐狸をたずねないのですから、サイロウは、狐狸とは対照的な存在です。最初は、人間だと思って、ロウには老を宛て、サイは、まず才を考えました。狐狸は、狡賢いイメージがありますので、才老即ち、才能のある人間は、狡賢い者には見向きもしない。なんとなく意味通じるじゃんと思いました。

しかし、才老では、漢字が簡単すぎます。そこで、次に、塞老を考えました。人里離れて砦にいる老人は、狐狸を相手にしない。これも意味通じそうなのですが、何の変哲もありません。人間が、狐狸を相手にしないでは、当たり前すぎるのです。故事成語は、もう少し、機智に富んでいるものです。

そこで、サイロウは、人間ではなく、狐狸と対照的な動物と考えました。ロウは、狼狽とか狼藉で使われる狼だと解りました。狼なら、狐狸とは対照的です。いい線までは行ったのです。扨、サイですが、3cats様の関心空間を見ていたのに、豺は出てきませんでした。結局振出に戻って、才狼としてしまいました。

サイという音を持つ字は、「辞典」の音訓索引で見ると、69もあります。サイから豺の一文字は出てこないものです。やはり、豺狼という熟語、或いは、今回の故事成語を丸ごと憶えて、豺狼―狐狸を対義語的に憶えるのが良さそうです。

なお、「路に当たる」については、当路という熟語が「辞典」に載っていますが、勿論見ておらず、今般、初めて知りました。簡単な常用漢字の熟語でも、知らないものがまだまだあります。

後漢書は読んだことはありませんが、この成語を何度か音読すると、張綱の悲しみが伝わってくるような気がします。

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後の祭り

2006年06月16日 | 18-1(第40回)
次は、故事・成語・諺です。

心正しければ即ちボウシ瞭らかなり。
× 眸視   ○ 眸子

この成語は知りませんでしたが、心が真っ直ぐであれば、眼が綺麗だという意味だと思いましたので、ボウシは眼に関係する熟語です。明眸皓歯という四字熟語がありますので、ボウが眸であることは気づきました。

さて、シですが、これが全く思いつかない。ひとみや眼に関係する漢字でシと読む漢字がないか考えましたが、わかりませんでした。違うだろうなあと思いながら、視と書きました。

「辞典」の子の意味には、⑥物の名の下に添える語とあり、例として、椅子、扇子が載っています。子に接尾辞の用法があることに思い至りませんでした。黒子や黶子も同じ使い方ですね。

尚、この成語は、試験が終わってから見たら、完全征服(115頁  14)に載っていました。私は、時間があまりなかったこともありますが、過去問ばかりやっていて、完全征服には殆ど眼を通していませんでした。完全征服は、過去問を集めたものだと聞いておりましたので、平成12年以降の過去問を潰せば、完全征服をやったのと同じだなんて軽信していました。

あおむし様の調査によれば、これは平成9年第1回に出題されたとのことであり、私は、この年の過去問は入手できていませんでした。
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部首も忘れ、意味も違う

2006年06月15日 | 18-1(第40回)

も一つ 類義語

末世―×僥季  ○澆季

これも、部首間違い病です。ただ、前回の猖獗は、部首迷い病ですが、これは、部首忘れ病です。

一応、「辞典」の一級配当漢字の部分は、全部見ましたので、澆季も見ていますし、問題集にあったような気もします。キが季であること、ギョウの音符が堯であることまではわかりました。しかし、部首がわかりませんでした。

そのため、堯が音符に付く字をいくつか問題用紙に書いてみました。堯(=尭)、僥、翹、驍 さて、どれか。といっても、この段階で、澆は、全く出てこなかったので、どれでも不正解な訳ですが、試験のときどんなことを考えていたかといいますと、

対義語で、(問 安泰-)危殆(準一級配当)、(問 鄙俗―)都雅(常用)と答えており、準一級以下が既に二問も出てるから、ここは一級配当の筈、堯は、準一級配当だから違う。

末世は、良くない世の中だから、ギョウも良くない意味だろう。翹は、翹望という熟語があったが、のぞむという意味だから、特に良くない意味はない。

驍は、ハテ、どんな意味か忘れたが、堯は、たかいという訓があるから、驍も、馬がたかくなる、跳ね上がるような意味だろう。別に良くない意味はない。そうすると、翹と驍は、違う。

とすると、僥かな? 僥倖という熟語があって、僥は、幸せだから、良くない意味じゃないよなあ。待てよ、確か、僥倖は、滅多とない幸せだから、僥にめったとないという意味があるんじゃなかろうか。めったとない世の中≒末世。 よし、僥季で行こう。ちゃんちゃん。

(上記の下線部分は誤りです。僥の意味は、もとめる、ねがうです。)

今日、「辞典」を見たら、末世の熟語のところに、類義語 澆季と明記されている。でも、こんなとこまで、目を通せないよなあ。 

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部首間違い病ではなかった

2006年06月14日 | 18-1(第40回)

結果通知を受けて修正しました。7/15)

更に 類義語

跋扈―○猖蹶 ○猖獗

これは随分迷いました。解答用紙に、最初、猖蹶と書いて、何か違うなあ。蹶を消して、猖獗と書いて、でもやっぱり何か違うなあ。また、獗を消して猖蹶にして、これも違うかなあ。どっちだろう、えい、儘よ、猖蹶で行こう。ご丁寧に、問題用紙に、猖蹶に○をして「これでいった」と書きました。

標準解答には、猖獗しかなく、猖蹶は間違いだと思っていましたが、結果通知では正解でした。よく見れば、「辞典」でも猖獗=猖蹶です。

なお、猖獗は、平成15年度第2回には、瀰漫の類義語として、問われていますので、瀰漫・跋扈・猖獗はそれぞれ類義語です。今後、今回の問題とは逆に、猖獗が問題文にあって、瀰漫や跋扈が問われるかもしれません。

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斯の手の漢字は、憶え易い筈なのだが

2006年06月13日 | 18-1(第40回)

引き続き、類義語から

卑猥―×陰靡  ○淫(または婬)靡

インは、自信を持って陰と書いてしまいました。寧ろ、ビが、靡か糜のいずれか迷って、半ば当てずっぽうで靡と書きました。辞書で確認しますと、もう一つよく似た漢字で、縻もありますが、これは全く浮かんでも来ませんでした。

婬は一級ですが、淫は準一級です。一級の漢字もまだまだ書けないのが多いのですが、一級の漢字が書けたと思うと、簡単な字の方を間違ったりします。今回は、出題されていませんが、画竜天睛なんて書いたことがありました。

一級は、一級配当約三千字の試験ではなく、一級までの約六千字の試験であることを思い知らされました。

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間違っても間違っても、また間違える

2006年06月12日 | 18-1(第40回)
いつも拝見しているdaisakuさんしのぶんさんのブログで、今年2月の準1級の受験記が記事になっています。その顰みに効って、18年第1回の問題で間違ったところを書いてみます。

先ず、今回、一番駄目だった、対義語・類義語から

対義語 善良―×悪剌  ○悪辣

対義語・類義語の問題形式は、1回10問。1級では、平成14年第3回から出題されていますので、過去問の蓄積は計100問。この問題は、平成15年度第1回に、全く同じ問題が出題されています。

私は、今回、過去問は、平成4年から平成11年までの一部と、平成12年度以降は全部しましたので、当然、この問題もしていました。最初にやった時にも、悪剌と書いて間違えました。そして、1週間前に、間違ったところだけ2回目をしたときも、また間違えました。その度に、5回か10回は、辣の字を書きました。もういいかなと思って、3回目の見直しを怠りました。そして、本番でもまた間違えました。

やはり、過去問は、特に間違ったところは、3回はしないといけないのだろうと思います。
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