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鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

音読みの復習に「漢字音符字典」を使う

2008年06月15日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

1, 読みの復習の場所も教材も以前と同じ

 読みの復習は、19-2 と同じく、朝の厠と夜の寝床です。朝は「本試験型」、夜は過去問を4-1から、以前間違って×や△を付けたものだけ見直しています。

2,「漢字音符字典」は便利

 圜冠(えんかん)5-2Yをかんかんと間違いました。{環―王}の音符字で、エンと読むのは他にあったかなと思って、先日買った「漢字音符字典」をひきました。エンと読むのは、圜だけであることが直ぐわかりました。

 以前は、自作の音符別帳面(4冊)で確認していました。この帳面には、一応、音符をア行、カ行・・と分けて帳面に書いて行きましたが、順不同ですぐには音符が見つかりません。そのため、「必携」の1級配当漢字に、音符と帳面の参照箇所を記載していました。音符字を探すには、「必携」で該当漢字を探し、それから帳面4冊から該当音符を探すということで可成り面倒だったのです。この辞典の御陰で可成り効率的になりました。

3、不真性純粋家族

 {環―王}の音符字は、6つの漢字(常用2つ 1級4つ)が載っており、何れの音読みの筆頭音もカンのため、純粋家族と称されています。しかしながら、圜のようにエンと読むものもあり、また、還(ゲン)とも読むのがあり、一つの音読みだけではありませんので、厳密な意味では純粋家族ではありません。

 私は、筆頭音が全て同じ読みでも、複数の音読みの中には別の音読みもあるものは、 「不真性純粋家族」(略して「不純家族」)と勝手に名付けることにしました。{環―王}の音符の下には、純とありますが、その上に不を冠しました。

4,「漢字音符字典」に色々書き込む

 また、見出し語や熟語のない音読みは、出題可能性が低いと思うので、「辞典」でも括弧で括っていますので、この辞典にも同じように付けました。訓については、「意味(訓)の代表的なもの二つ程度」が簡にして要を得て記載されているのですが、見出し語にない訓や、訓義は、括弧で括りました。また、見出し語数を「辞典」に書いていますので、転記しました。{環―王}の1級音符字には次のように記載しました。

 [カン]エン めぐる まるい
寰 カン (天子直轄の領地)
鐶 カン たまき 輪(わ)
鬟 カン わげ みずら

 今後も、苦手な音符字に書き込んでいこうと思います。著者の労作に変改を加えることは憚られますが、漢字の学習法は人それぞれですから、屹度お宥し頂けるでしょう。

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「漢字音符字典」を買った

2008年05月25日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

 以前、大岡様が2007-10-23 17:16:48 のコメントで紹介して戴きました。 買おうかどうか迷っておりましたが、最近SIMO様の音読み問題を解いて駄目だったので、購入することにしました。出版社のサイトがあったので、FAXと振り込みで申し込みましたら翌日配達されました。今は、AMAZONでも売っています

 まだ、少し眺めただけですが、この本は、1級学習には強力なツールと思います。気づいた点をいくつか。

1, 「辞典」完全準拠

 「辞典」の親字と同じ漢字が載っています。音符で配列した先行サイトである「新漢字辞典」や先行書の「NEW TYPE漢字典」には、第2水準までしか載っていません。1級配当は、第3水準等も少し含みますので、この本は、1級学習には有益です。

2,字体が教科書体で、大きい

 漢検学習では字体が気になるところですが、教科書体ですからこの通り書けば正解になります。また、親字の大きさも約1糎で、「辞典」や「必携」よりも大きく、老眼の身には助かります。

3, 音符数は類書中最大と思う

 音符は912。単体では記号のような字素152も採用したとのことであり、会意文字や象形文字の一部も含まれています。また、白川氏の「常用字解」や「字統」に音符(声符)として明記されているものを主体にしたとのことで、所々に、字源の注記があり、「字統」などを可成り読み込まれたと拝察します。

 例えば、(シュウ)という音符が採録されています。 なんて漢字あるのかなと思って、辞書を引くと「大漢和」にも「字統」にも載っています。そして、本書には、の音符字として、器(キ)、囂(ゴウ)が載っています。

 囂は、「過去問情報」によると、かまびす(囂)しい5-2K、喧喧ごうごう(囂囂)8-1K、囂囂(ごうごう)14-1Yで出題されています。器も囂も、会意ですので、は、音符ではありませんが、二つの漢字を関連づけて、器の大を頁に変えると囂となると憶えておけば、定着しやすいものです。この本の13頁にも、漢字はグループで憶えることが提唱されています。

 私は、「大字典」に載っている音符字を参考にして、音符別帳面を自作しましたが、「大字典」の欄には何も載っていませんでしたので拾えませんでした。約6千字の音符として912は、類書中最大と思います。

4, 音符家族の分類

 同じ音符字の字音(音読みが複数ある場合は、「辞典」の筆頭音)が何種類あるかで、分類されています。

純=純粋家族(263家族) 筆頭音が全て同じ。 例えば 阿(阿・婀・痾)

紅一=紅一点家族(115家族) 筆頭音の内、一字のみ異なる音が混じっているもの。例えば、胃イ(胃・渭・蝟・謂・喟キ。紅一点のには、赤で網掛けがされています。

二=二音家族(170家族) 筆頭音が、二音あるもの。

三、四、五=三音(~五音)家族 筆頭音が、三~五音あるもの

大=大家族 筆頭音が六音以上あるもの。例えば、曷の音符字

雑=雑居家族 会意文字などを字形の共通性に頼って、多少強引に集めたもの。例えば、異(異・冀・驥・糞・翼)

分類されない漢字 219字

 この分類は本書の白眉だと思います。純粋家族の漢字は、筆頭音は、全部同じ音読みですから、読み問題としては楽で、芋蔓式に憶えてしまえばいいのです。そして、下へ行く程、読みが難しくなりますが、既知の漢字と関連づけて憶えることが提唱されています。

 一方、書き取りの場合は、純粋家族は、読みも音符も同じで、部首だけ違う訳ですから、部首間違い病に陥り易いものです。問題を解いて間違ったときに、同じ音符字の形音義を比較対照することで定着性に資すると思います。

 
 この本は、送料込みでも、1級受験料の半額以下です。人それぞれでしょうが、無謀に受験して漢検協会を儲けさせるよりは、こういう本でじっくり学習して、一発合格を狙った方がいいと思いますが如何でしょうか。

 なお、今まで、「音符が共通な漢字」の範疇で、苦手なものをいくつか書いて来ました。記事にすることで定着性を図ろうという作戦でしたが、この本に、色々書き込むことで代替できそうです。

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「音と旁のNEW TYPE漢字典」を買った。

2007年03月04日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

 大岡丈夫様が、Amazonに、「形と音を生かした系統的漢字学習指導法」というリストマニアを作成されておられます。大岡様には以前、音符の変音法則について貴重なコメントを頂戴しました。

 このリストマニアに標記の本(「NEW TYPE漢字典」と略します)があり、大岡様は次のように説明しています。

JIS第一水準、第二水準の計6353字につき音記号を見出しに立てて五十音順配列(同一音符でも漢字音が異なると掲載箇所が分断されるがクロスリファレンス表示有り)。変音の規則性による5類別の記載もある。漢検1級・準1級学習を音記号別に系統化するための音記号認定には、おそらく最も参考になる。

 以前から気になっており、古本で買いました。ネットで古本は何冊か買っていますが、いつも綺麗な本ばかりで、梱包も丁寧です。

 1級漢字には、第3水準以上も少しだけ含まれていますので、「NEW TYPE漢字典」に載っていない漢字もありますが、大体網羅されていると思います。音訓の五十音順に、漢字が並んでおり、「辞典」の音訓索引と同じような配列です。 「辞典」の同音の漢字は、画数順に並んでいるだけだけど、「NEW TYPE漢字典」は、音符で纏まっています。例えば、曷の音符字として、かのところに、読みがカツである

曷、喝、渇、葛、褐、羯、蝎、蠍、鞨

が並んでいます。そして、漢字の音訓や少しだけ熟語も載っています。例えば、

  7027(区点コード)カツ ■羯磨 かつま 鞨鼓 かっこ

 漢字は熟語で憶えるのがいいので、ここに熟語が載っているのは有難いです。 そして、カツと読む曷の音符字の後ろに、他の読みをする曷の音符字が書いてあります。

 ⇒藹靄アイ 遏アツ 謁エツ  偈ゲ  掲ケイ 歇碣竭ケツ 臈ロウ WP外に(カツ。吐喇とから列島)

最後の は、配当外ですが、それ以外の漢字は全て配当漢字です。ここを見れば、曷の音符字が一目瞭然です。配当漢字で載っていないのは、だけです。そして、例えば、あのアイ藹靄のところを見ると、⇒曷カツ とあり、曷のところが参照できます。

 また、音符字については、規則性によってⅠ型からⅦ型(ⅥとⅦは規則性がないもの)に類別されており、更に小分類があって、計22の類別があります。曷の音符字については、

Ⅴ型 ―キ・―ク・―チ・―ツで終わるもの (4)他の類と複合的なもの、その他

に分類され、

カツ・ケツ・エツ・アツなどのほか、アイ・ケイやゲ・ロウなどさまざま

とあります。巻末には、[規則性のまとめ]として、規則性の順に各音符が五十音順に並んでいます。

 本書は、音読みに力点が置かれているので、訓読みについては、区点コードと音読みが書いてあるだけです。でも、同訓異字について、音読みが付記されているのは、音訓相補の観点から有益だと思います。

 1級学習において、音符を共通にする漢字の音読みの読み分けは、大事です。問題集を解いてすぐ憶えられる方はともかく、私のように何度も間違う人間は、音符毎に纏めたものを参照して、音読みの共通性や違いを比較していかないと、なかなか憶えられません。その意味でこの本は有益な参考書だと思います。

 ネットにある「新漢字辞典」を知ったときも思いましたが、こんな便利な本があるのなら、自分で音符別帳面を作る必要はありませんでした。

 著者は、この本で、第2水準までの漢字の読み書きを習熟しようと提唱されていると思いましたが、

ワープロにある字だからといって、いたずらに難解、難読な漢字を使うことは好ましくない
特に第2水準の漢字の使用はできるだけ抑えるようにしたい

とあります。日頃編集・校正の実務に当たっている著者の実感なのでしょう。面白いなあと思って、大岡様がリストマニアに挙げられている、この著者の「漢字の読み方レッスン―読む力をパワーアップ」もamazonで注文しました。

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至の音符字―法則性を考える

2006年10月29日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

18-1(一)読み
13 両者にさほどの軒輊(けんち)はない。

「新漢字辞典」の至部の内、

咥は、くわえるという訓の見出し語はあるが、音読み見出し語がない。

到は、「説文」では、音符は、至ではなく、立刀(トウ)。なお、「字通」は会意文字説。

鵄は⑥(シ、とび)の異体字。尤も、金鵄勲章という見出し語があるが、異体字は出ないだろうから、異体字でしか書かない熟語は出ないと考え、熟語の上に×。

屋は会意文字
耋は△

これらを除外しますと、「辞典」に音読み見出し熟語のある至の音符字は次のとおりです。括弧内は音読み見出し熟語と訓です。1級漢字だけ、見出し語数を①とかつけました。

シ 至
シツ 室、①桎(桎梏)
チ 致、①輊(軒輊)
チツ 窒
テツ 姪、蛭(肝蛭 ひる)、②丘垤 ありづか=蟻塚)

至の音符の読み方は、5種類ですが、準1級までに全部出ています。だから、1級漢字がどれに当て嵌まるかを考えればいいことになります。

以下音読み変化の法則性ですので、丸暗記すればよい、法則性などつまらんという方は、無視して下さい。

音読み変化の法則性について、大岡様に纏めて戴いた白石本の変音法則に従いますと、

シ→シツは、下字添加。添加される下字は、「インチキツク」の6文字の何れかしかない。この場合はツが添加される。
「インチキツク」のことは、宮下本に明記されていますが、結構驚きでした。音読みの種類は、二つの音の場合は下字は「インチキツク」のいずれか、他に4種類(一音、拗音、長音、拗長音)で、全部で10種類しかないのです。

シ(shi)→チ(chi)は、サ行からタ行への子音変化

チ→チツは、下字ツの添加

チツ(chitsu)→テツ(tetsu)は、子音は同じタ行で、母音がi(イ)→e(エ)への変化。i→eへの変化は白石本にはないがi→a、a→eの変化はあるので、途中を省略してi→(a)→e、ということでしょうか。

(追記)

記事をアップしてから、白石本を読んでいましたら、失(シツ)→鉄(テツ)の変化は、法則外の全く自由奔放な変化とあり、音符の例外変音の項にありました(35頁)。シ(shi)→テ(te)の変化の内、子音のサ行からタ行への変化は法則内の変化だから、ieの変化が、法則外ということでしょう。そうすると、至(シ)→垤(テツ)も法則外であり、例外変音ということになります。

ただ、私はまだ白石本は、各論のとっかかりまでしか読んでいないのですが、総論を読んだ限りでは、母音変音について、何故、a←→ia←→ea←→oo←→uo←→iの変化だけが法則に合致しieなど、それ以外の母音変音が法則外の例外と言えるのか説明がないように思います。ieは、近い音で、変音し易いのではないでしょうか。ieの音の変化がどのくらいあるか、今後も調べていこうと思っています。

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法則性は難しい [繆―糸]の音符字

2006年10月07日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

 (21.4.8  ×や△の漢字も学習することにしたため修正、過去問情報も追加)

(1外 リュウ リョウ)の音符字は、常用漢字にはなく、準1級では、

(ビュウ あやまる)

一つ
です。

「新漢字辞典」の番外11画及び「音符字典」に載っている漢字の内、鏐は、「大漢和」にも熟語がないので無視すると、1級配当のものは、

ビュウ (リョウ)(ボク)(5)繆 不繆(ふびゅう7-2Y  綢繆(ちゅうびゅう15-3Y 18-1Y

リョウ (6)寥 さび(しい) 寂寥(せきりょう5-1Y 11-3K 17-2K 廓寥(かくりょう15-1Y  蕭寥(しょうりょう19-1Y

[リョウ] △


[リョウ] (4)蓼 たで7-3K 13-1K 16-1K

ロウ (2)醪 もろみ12-1Y 濁醪(ダクロウ19-3Korどぶろく

コウ
(11)膠 にかわ 膠漆(こうしつ13-2K 15-3K

リク  (5)戮 ころ(す) 協心戮力11-2K 戮力(りくりょく14-2Y 戮力同心17-2K

リク (2)勠 あわ(せる) 勠力(りくりょく20-3Y

(キュウ)(コウ) ×摎

[キュウ] △樛

リュウ→ビュウ、キュウ リョウ→ロウ、コウは子音の揺れでしょう。ただ、声に出してみましたが、口形が近いといえるのかよくわかりません。また、リュウ→リクへの揺れもよくわかりません。

「字通」のの声系欄には、「来母(l)、見母(k)、明母(m)、端母(t)の音がある」とあり、どうも中国語の発音の説明のようなのですが、さっぱりわかりません。

法則性は措いておいて、音読み見出し語で憶えていくのがいいように思います。

(18/10/11追加)
なんて書いたところ、大岡様から、法則性について有意義なコメントを頂戴しました。

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周の音符字

2006年10月05日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

18-1(一)読み
20 綢繆(ちゅうびゅう)の情が桎梏となる。

綢繆は、四字熟語で綢繆未雨桑土綢繆で使われます。また、最近よく訪うサイトには、合歓綢繆と書いてあります。綢繆は、熟語の意味と、熟語の音が、よくマッチしています。

周の音符字を音で分類(但し、蜩と鯛は音読み見出し語がないため除外)し、1級漢字だけ、見出し語数(四字熟語含む)と熟語を一つ載せると

シュウ 周、週
チュウ ④稠密、③綢繆、①惆悵
チョウ 調、彫、凋 ③雕琢

となります。こうやって整理すると、憶えやすそうです。

歴史的事実はともかく、シュウ(Shuu)→チュウ(Chuu)→チョウ(Chou)と変化すると押さえておけばいいでしょう。

大岡様のアマゾンのリストで紹介されている『分ければ見つかる知ってる漢字』を最近読みました。この本に音符(音記号)のタイプや音符のゆれの法則性について若干の記述があります。これに従うと、周の音符字は、同じ形が似ている音をあらわすグループに属し、音符の音のゆれについては、

シュウ(Shuu)→チュウ(Chuu)へのゆれは、(口形の)近い子音へのゆれ
チュウ(Chuu)→チョウ(Chou)へのゆれは、母音のゆれ

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常用漢字がonlyな音符

2006年09月25日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

 18-1(一)読み
14 暇を偸んで倥偬(こうそう)の間に記した。

これは、四字熟語で、兵馬倥偬=戎馬倥偬、干戈倥偬のどれかをやった記憶がありました。そういえば、干戈も読みで出ました。四字熟語は、読み問題にも役立ちます

倥は、音符空をみるとクウと読みたくなります。でも、空の音符字で、クウと読むのは、空だけです。他は、常用漢字の控を含め、全部コウと読みます。常用漢字空だけがonly(仲間外れ)です。空は、穴冠+音符工(コウ)ですから、空の読みだけが臍曲がりなのです。

なお、「新漢字辞典」の空部の内、啌と椌は、1級配当外です。また、載っていない悾は△です。箜だけは、別の読みもあります。

箜篌コウコウ、クゴ、くだらごと

常用漢字の音符の音読みがonlyのものは、会意文字も含まれているとは思いますが、他に、例えば、

享の音符字
谷の音符字
重の音符字
肅(=粛)の音符字
出の音符字
斥の音符字
全の音符字
米の音符字
 
があります。常用漢字の音読みは、結構仲間外れが多いのです。

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曷の音符字

2006年09月23日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

18-1(一)読み
 
10、(げ)を作って悟境を提示する。

これは読めましたので、知識を広げようと思って、曷の音符字を見ると沢山あります。喝の旧字体は、であり、渇、褐、掲、謁(常用)、(準一級)の旧字体も音符は同じです。

また、「新漢字辞典」の曷の項に載っていないも1級配当です。曷+部首+部首の臈などは、ここではとりあえず考慮の外に置きます。

鞨の唯一の見出し語【靺鞨】は、中国の固有名詞だから憶えなくてもいいことにして除外します。

また、憶えるべきことを少なくするの範疇(カテゴリーを1級らしく)で書いた方法で、憶えなくてもいい音訓を括弧で括ります。そうすると、音は全部一つでいいことになります。

また、について、訓は、なに、なんぞ、いずくんぞと三つもありますが、音読み熟語はないから、ここでは除外します。

これで14個。さて、音をどうやって整理するか。

同じ音符の漢字を整理するには、常用・準1級の漢字から始めるのがいいと思っています。常用漢字は、読み書きは大体できますが、音符で整理するなんてことは、1級の学習までしたことがありませんでした。

常用漢字と準1級の葛を音読みで纏めると

エツ 謁
カツ 喝渇褐葛
ケイ 掲となります。

読みも3種類あり、カツと読む字が4つもあるのに、使い分けが出来ることは不思議な気がします。これらの漢字によく出会っているからでしょうが、個々の漢字の訓や意味が分かっている、漢字を使った熟語が想起できるからでしょう。だから、1級も同じように学習すればいいんだと思います。

上記へ1級漢字を加え、帳面に書く事柄を一部書くと

アツ ⑦ only とど(める) 遏雲の曲(12-3K 15-2K 17-3K)

エツ  only


カツ 喝渇褐葛

Kに× ③ =恫喝=恐喝

羯 羯鼓、羯磨

蝎 さそり 蛇蝎


 ② only  偈頌

ケイ
  only


ケツ 
歇 や(める)、〔や(む)〕、間歇

碣 碑碣

竭 つ(きる)、つ(くす)、枯竭

一気にややこしくなりますが、読み6種類の内、4つはonly(同じ音符で読みが一つ)です。まず、これを憶えます。 残りは、カツ3つと、ケツ3つです。訓読みや意味そして熟語で憶えていくしかないのだろうなあと思っています。

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音符読みの二回捻り

2006年09月18日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

 提に思わず時間がかかってしまいました。次は撕です。

撕の音符は斯。斯の部首は、斤ですから、音符は其。『説文』以来、斯は形声文字とされています。ただ、白川氏は、其と斯の音が合わないことなどを理由として、斯は会意文字と主張します。確かに、其の音符字には、シと読む漢字はないので、白川氏の主張にも一理あると思います。ただ、音が合わなくても形声文字とされているのはあるので、このあたりは、中国語を学習しないとよくわかりません。

其(キ)→斯(シ)→撕(セイ)

と変化する訳です。

斯の音符字としては、他に嘶があります。音読みの見出し語はないのですが、15-2に熟語音読み、一字訓読みで、

長嘶(ちょうせい)、嘶(いなな)く

が出題されています。なお、嘶くは、その後16-2,17-2と毎年第2回に書き取りで出ており、3年連続第2回に出題されています。まさか4年連続ということはないでしょうね。

斯の音符字は全部セイかなと思っていると、廝丁(してい、しちょうというのもあり、ややこしいですね。なお、厮は、廝の異体字です。

音符読みの2回捻りは、他にも、曷(カツ)→謁(エツ)→藹、靄(アイ)などがあります。

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音符堯をギョウと読む漢字

2006年09月03日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

(21.4.18 「辞典」に熟語の載っていない音読みも括弧書きで追加等)

18-1で間違えた問題に

類義語  末世―×僥季  ○澆季

がありました。

堯が音符の字は、苦手です。「新漢字辞典」の堯部には、全部で17個載っています。内、曉(=暁)・燒(=焼)は常用、(=尭)は準1級、磽・遶は△です。

 また、音読みもギョウ・キョウ・ジョウ・ショウ・ニョウ・ドウ・トウ・コウと色々あり、意味も区々で、使い分けを正確には憶えられませんでした。18-1の試験の前は、過去問に出た熟語だけを憶えよう、後は、ケセラセラと思っていたら、案の定、過去問に出ていない澆季が出てしまいました。 

  一度には、到底憶えられませんので、先ず、ギョウと読む漢字だけ、帳面に書きました。帳面の頁が替わるところなので、写真の代わりに書いてみますと、

① 僥 ギョウ 僥倖16-1K⇔奇禍
⑥ 澆 ギョウ(キョウ) うす(い) 澆季18-1K澆末・末世、澆薄
③ 翹 ギョウ つまだ(てる)=爪立てる 翹望17-1K 20-1K≒鶴首
① 蟯 ギョウ、ジョウ 蟯虫(ギョウチュウ・ジョウチュウ)
③ 驍 ギョウ(キョウ)
(× 嶢 ギョウ 帳面にはまだ書いていません。) 

 対義語・類義語で毎年のように出ています。書き取りの場合、漢字の意味がわからないとなかなか書けません。だから、澆の うすいという訓も帳面に書きました。 澆には、そそぐ という訓もあるのですが、これは、取り敢えず書きませんでした。また、驍の見出し語も、書きませんでした。少しずつ帳面に書いて、問題に出てきた都度、書き加えていこうと思っています。

 澆季は、人情が薄い、時代の終わり(「辞典」の季の項参照)という意味です。漢字一つ一つの意味と、熟語の意味を合わせて理解すればなんとかなりそうです。

 ただ、そそぐという訓は、三水で分かるのですが、三水とうすいという訓がどうも繋がりません。「大漢和」に拠ると、「磽に通ず」とあって、学習しない磽が出てきてしまいました。

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辣を肄う

2006年08月31日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

18-1に出た1級漢字を帳面に書いています。覦や莅むも、従前の要領で書きました。一つ一つ帳面にどう書くかを記事にしても仕方ないので、どんどん書いて、気付いたことを記事にしていきます。あおむし様も1級漢字を書き出していますので、うかうかしているとすぐ追い越されそうですから。

扨、書き取りは先ず、

対義語 善良―×悪剌  ○悪辣

間違った理由は、

1、 辣と剌は、音が同じで、二つの漢字の意味の区別が出来ていなかった(部首間違い病)。
2、 部首 辛が出てこなかったから(部首忘れ病)です。

1について

「辞典」に拠れば、

【悪辣】やり方があくどいこと。ひどく悪質でたちのわるいこと。

熟語の意味は大体理解していましたが、熟語を構成する個々の漢字の意味をきちんと押さえていませんでした。

【剌】には、勢いよく飛び跳ねるさまという意味があり、溌剌は憶えていましたので、悪が勢いよく飛び跳ねている=悪剌としてしまった訳です。

【辣】には、きびしい、はげしい、むごいという意味がありますから、悪辣は、悪くて厳しい(激しい、酷い)という意味でしょう。

2について

何故、辣の部首が辛なのか全然考えていませんでした。要するに辛いからですね。辣は、辛い辣油とか辣韮に使われます。辛いは、味覚だけではなくて、「採点が辛い」のように行動などが厳しいときにも使いますから、悪くて、辛い(=厳しい) 悪辣ということですね。

尚、辣の音符束は、剌の省文です(「字通」)から剌系列です。剌を音符に持つ漢字の見出し語をみると、辣だけは、辛辣とか辣腕とか見出し語が沢山ありますが、他の漢字の見出し語は一つか二つで、剌も見出し語は、(生気)溌剌一つだけです。

だったら、見出し語の少ない漢字の熟語を憶えて、乱暴ですが、後は全部辣だとしておけばいいのです。だから、辣の熟語としては、悪辣⇔善良とだけ書いて、その他の見出し語は、取り敢えず書きませんでした。見出し語を沢山書くと憶えるのが嫌になってしまいますから。

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豈を音符とする漢字

2006年08月30日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)
帳面に、18-1に出題された漢字等を書いていきます。問題は、遣りっ放しではなく、復習した方がいいと思います。そして、漫然と復習するのではなく、間違った問題から復習します。間違ったところについて、何故間違えたか、今後間違えないようにするにはどうしたらよいか検討することが肝要かと思います。

18-1で間違ったところは、既に書いてきましたが、今度は、読み問題から。

覬覦 ×がいゆ ○きゆ 

覬の音符 豈の読み間違いです。実は、私は、部首間違い病の前は、音符読み間違い病でした。準1級もそうですが、素直に音符を読むと間違うのが結構出ています。音符を共通にする漢字について、音読みを比較対照しておくことは大切だと思います。

「新漢字辞典」の豈部の漢字は、8つ。この内、榿は、配当外ですので、対象漢字は7つ。この内、磑は△(見出し語がなく、当面勉強しない漢字)なので、無視をすると、残りは6つ。

「新漢字辞典」の音読みと、「辞典」の音読みは合致していないので、6つの漢字の「辞典」の音読みと音読み見出し語を列挙してみます。青字は、準1級配当ですので帳面に書きませんが、それ以外は帳面に書きました。漢字の前の○は、見出し語の数です。括弧で括った音は、見出し語のない音です。

 ガイ、(キ)豈弟
皚 ガイ 皚皚
 ガイ、(カイ)、鎧袖一触
 ガイ、(カイ)、凱歌、凱旋、凱風
剴 ガイ 剴切
覬 キ 覬覦

音読みを見ると、豈には、ガイとキの音があり、多くはガイと読むが、覬は、キと読む、その他、カイと読む漢字があると憶えるのが本道ではあるのでしょう。

ただ、一つの漢字で、複数の音読みがある場合、両方を憶えると、読み問題のときに却って迷います。邪道とは思いますが、私は、見出し語のない音訓は原則として憶えないという方針をとりましたので、上記の括弧をした音は憶えないことにしました。括弧をした音は、帳面にも書きません。

そうすると、全ての漢字が、音読み一つで済みます。そして、覬(キ)だけが、唯一別の読みになり、後の漢字は、全部ガイでOKとなります。この方が憶えやすいと思います。

豈の音符で、キと読むのは、覬だけということになります。こういう仲間外れの読み方をする漢字は、漢検で出題される可能性が高いと思いますので、目立たせる意味で、帳面の音読み欄に、onlyと書くことにしました。(onlyは、音訓索引で、訓読み一つのときも使いました。) 目立たせることで、定着性が図れるのではと思うのですが、如何でしょうか。

仲間外れの読み方をする漢字は、試験前に、過去問で出題されていて気付いたものは拾っていたのですが、覬は、過去問に全く出ておらず、勉強していなかったため、拾えませんでした。
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音符を押さえる

2006年08月10日 | 音符が共通な漢字(参考書等を含む)

(20.5.25「漢字音符辞典」のことを追加)

 帳面に、漢字の音符も書きます。これは、以前から、「必携」に書き込んでいましたので、転記します。

 私は、1級で一番大変なのは、音符が同じで、部首が違う漢字が沢山あることだと思います。そして、音符が同じなのに、音が違ったりします。また、書き取りでは、音符は分かっても部首を間違えてしまう(部首間違い病)ことは、今まで何度も書いてきたとおりです。だから、これを間違えないようにすることは、勉強法の基本かと思います。

 そのため、勉強の手始めに、音符毎に漢字を纏めた帳面を作りました。同じ音符字が纏めてある「大字典」(旧版を古本屋で2千円で買いました)と、「辞典」「必携」を対照して、音符毎に常用・準1級・1級の漢字を並べました。帳面約3冊、182頁。当時は、「必携」の音訓を全部書いて、憶えようという意気込みでした。でも、これを作っただけでは、点数は上がらないことは既に述べた通りです。音符毎に漢字を纏めることは大切なことだと思いますが、自分で遣るのは労多くして益少なしでした。

 その後、「辞典」に載っていない音訓は憶えないことにし、括弧で括りました。

 また、音符別帳面を作った後で、ネットに、便利な「新漢字辞典」があることを知りました。漢検の配当漢字と完全には一致していませんが、かなり使えるんじゃないかなあと思います。 BOOKMARKしてあります。また、書籍では、 「漢字音符辞典」が「辞典」完全準拠で極めて有益です。

 燕の音符字は、燕、臙、嚥、讌の4つです。いずれも音は、エンですからこれは楽です。讌は、「過去問情報」に依れば出題歴はありません。見出し語は見つけていないので、今のところ、憶えなくてもいい漢字です。臙脂は臙、嚥下は嚥と憶えれば、間違えないように思うんだけど、でも、すぐ忘れてしまうんですよね。

コメント (2)
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