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鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

本棚の整理でもするか

2009年12月30日 | 帳面作りと学習用具

 パソコンの横に本棚が一つあります。ここは、昔は子供用だったけど、だんだん、漢字や辞典等が増えました。あと一列、パソコン関係の本を除けたいと思うのですが、移動する場所を見つけないといけません。明日どこかへ移動させようかなあ。

 本年も拙ブログをご愛顧賜り、ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。

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釦付単語札は見付からなかった。

2008年12月31日 | 帳面作りと学習用具

 3年程前、娘達が出入りするファンシーショップで賈って貰って、ずっと使ってきました。鞄に入れて持ち運びしている間に鈕のところがちぎれてしまいました。釦が付いていると単語札が散散にならなくていいので、以前から捜しています。

 今日は、年始のお買い物に付き合いましたので、スーパーやデパートの文具售り場に立ち寄って捜しましたが、やっぱりありませんでした。ぼろぼろになってきましたが、来年もこれを使いつづけましょう。偖、紅白でも観ながら単語札を作ろうかな。

 本年も拙ブログをご愛顧賜りありがとうございました。年始は、実家に帰ったりしますので、新規記事の投稿は暫くできないでしょう。皆様、どうぞ佳いお年をお迎え下さい。

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せっせと単語札を作る

2008年10月20日 | 帳面作りと学習用具

(20.10.21 追加)

20.10.21に作った四字熟語・熟字訓の単語札

沐浴じょこん(抒溷) じょの旁は、矛ではない。
槭樹・鶏冠木・蛙手(かえで

20.10.20に作った熟字訓の単語札

追儺(おにやらい
草烏頭(とりかぶと
刺楸(はりぎり
雨久花・浮薔(みずあおい

 直前の学習として、過去問・「本試験型」・「合格ノート」の復習をしています。四字熟語・熟字訓・国字は、以前から、よく間違うものは単語札を作成していましたので、昨日も、何枚か作りました。

  本当は、単語札作成は直前にやるものではなく、平素から地道に行うものでしょう。ただ、間違った問題を全部単語札にすると、厖大になってしまいますからとても作れません。

 問題集を解いて、間違ったところだけ4日後にもう一度解いてそれでもまた間違ったところだけ、単語札を作って、何度も見るのがいいように思います。ただ、こういうのって結構面倒臭いものです。

 まあ、実際には受験しないので、こんな悠長な事をやっているような気がします。今度の日曜日に受験する人にはあまり参考になりませんね。

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反古紙で帳面を作った

2007年12月31日 | 帳面作りと学習用具

 あまり掃除はしたことがありませんが、書棚とかを片づけていたら、不要な裏白の紙が大量に出ました。勿体ないので帳面を作りました。

 今までは、問題集の解答は、大学ノートに書いていました。間違った漢字を復習するときは反古紙を使っていましたが、それだけでは裏白の反古紙はどんどん溜まります。

 以前解いたときの間違いなどを確認するには大学ノートの方がいいと思っていましたが、反古紙もホッチキスで綴じれば、ノートと同じです、今、使っている大学ノートを使い切ったら、使ってみようと思います。さて、紅白を観ながら問題でも解こうかな。

 本年もお世話になりありがとうございました。皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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間違った1級漢字を帳面に書く

2007年02月12日 | 帳面作りと学習用具

  直前の見直し用に帳面を作ろうと思ったのですが、殆ど進展していません。書く事柄は、一応決めたのですが、「辞典」の最初から順番に埋めていくのは結構疲れます。

 私の場合、一度間違ったものはまた間違うことがよくあるので、問題集を解きながら、間違った1級漢字について、「辞典」を参照しながら書いていこうと思います。 「本試験型」第7回で間違った1級漢字を含む熟語を書きました。以下、どんな風に書いているかの例示です。

  会意 部首虫、音符萬(注 会意文字だから、音符というのはおかしいですが、音符別帳面の萬の欄に書いてあります。) 
タイ(only) さそり=蠍、蝎 (やご、やまめ)18-1Y,成7―7Y 

やごは、さそりに似ているのでしょうか? 3catsさんを見て考えてしまいました。

 音符稟 リン くら=索5(注 「辞典」の音訓索引の内、府(くら)は見出し語がないので△をつけ除外)
 倉廩 成7-7K

なお、近くに
稟 リン、ヒン(only)、う(ける)

稟の音符字
  リン
おそ(れる)

もあったので、序でに書き込みました。

 音符冥 メイ つぶ(る)(only)  くら(い)=索16(い、いは見出し語なし)
 瞑目 成7-7K

お隣に
(メイ)もあったので、音読みだけ書きました。そういえば、最近、「螟蛉 漢検1級」は更新されてないなあ。

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カードを作り、携行する。

2006年11月11日 | 帳面作りと学習用具

(21.12.30 範疇変更)

 この6月に受験する前は、何度も間違う四字熟語、国字、熟字訓については、カードを作り、携行しました。最初は、一束でしたが、どんどん間違って、どんどん増えました。語句は疎かカードを作ったかどうかも忘れてしまうので、カードを作った語句は、「四字熟語」、成美堂本巻末の国字一覧、「辞典」巻末の熟字訓・当て字索引に○カと書きました。枚数を数えたら、四字熟語168枚、国字34枚、熟字訓25枚。

その後問題集を解いて正解したカードは外し、五十音順にして二束持ち歩いていました。カードによる反復学習は、記憶の定着、再生に役立ちました。でも、6月以降は、横着をして、一枚も作らず、自宅の抽斗に入れた儘でした。

2回間違ったものは、屹度また間違いますので、国字のあさり(鯏)と熟字訓の牽牛花(あさがお)は、カードを作ることにしました。

国字は、
表に あさり
裏に 鯏  非国字 蜊、浅蜊、蛤仔 10-3


熟字訓は、
表に  牽牛花
裏に あさがお=朝顔 10-3

と書きました。(デジカメ画像をアップしようと思ったけど、我が家のパソコン、USBデバイスの一つを認識してくれず、パソコンへ取り込みが出来なかった)

数日前から、鞄に入れています。中年の小父さんがカードを見ている姿は恥ずかしいので、近くに人のいない空き時間、待ち時間に、表を見て答えを考えます。国字や四字熟語は、人指し指をこちょこちょ動かします。でも、この数日で目を通したのは、僅か11枚。なかなか見る気にはなりません。

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光陰矢の如し。また、土日が来たので、10-2を解きました。正答率83%。熟字訓、文章題書き取り、同音同訓書き取りが8割を切りました。同音同訓書き取りは、現在は書き取り問題に吸収されていますが、9-1~14-2は、独立の小問(10問、20点)でした。

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[かつ]の同訓異字

2006年10月23日 | 帳面作りと学習用具

 前回の記事でか(搗)つを取り上げました。「辞典」の音訓索引で[かつ]を見ると、8つの漢字が並んでいますので、帳面にとりあえず、索8と書きます

かち合うは、標準解答では、搗だけですから、他のかつの字を書いても不正解です。つまり、搗と、他のかつとは意味が全く違うのです。

「辞典」の[かつ]の漢字は、

且はand
克剋捷勝戡嬴はwin
搗はpound


という意味ですから、搗とそれ以外の[かつ]とは意味が違います。同訓異字については、書き取り問題に出てきたときにチェックするのがいいと思います。克剋捷勝戡については、「辞典」本文の[かつ]のところに同訓異義が纏めてあります。

【克=剋】について

剋の見出し語は、相剋=相克、下剋上=下克上 剋復=克復ですから、剋は書けなくてもいい漢字です。

【克と勝】について

克つは、欲望などの感情を抑えつけるという意味で、誘惑に克つ、己に克つ、病気に克つという用例があります。一方、

勝つは、相手を負かすなどの意味があり、試合に勝つなどの用例があります。

これだけ見ると使い分けが必要のようですが、勝つは常用漢字音訓表の訓で、克つは表外音訓ですから、上記の用例で、誘惑に勝つ、己に勝つ、病気に勝つと書いても正解でしょう。この場合、誘惑や己や病気を、自己自身と捉えず、他者として捉えていることになるのでしょう。

【捷、戡、嬴】の違いについて

捷つは、すばやく勝つこと(但し、昔売っていた「合格捷径」を勉強しても、私の経験からはけっしてすばやく合格はできません)

戡つは、切り殺して勝つこと

だから勝ち方を限定しており、また、

嬴つは、賭けや競争で勝つこと

だから、勝つ対象を限定しているわけです。何れも、勝つと書いて間違いではないでしょう。

結局 剋=克≒勝≒捷≒戡≒嬴であり、何れも、訓の書き取りでは、勝つでよく、他の字は、訓の書き取りとしては出ないと思います。尤も、あくまで訓読みであり、音読み熟語は出題されるでしょう。

かつの同訓異字は、3種類に分かれ、搗つと且つは仲間外れ、あとは良く似た意味ということになります。 だから、搗 かつ=索8を消して、 かつonly≠且、勝他6と書くことにしました。

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熟語の読みが複数あるとき

2006年10月01日 | 帳面作りと学習用具
 帳面に、熟語の読みがなも、明らかなものは別にして、書いておこうと思います。

1, 読みによって、意味が違うとき

これは、当然、どちらも書きます。例えば

躑躅(テキチョク、つつじ
蝌蚪(カト、おたまじゃくし

2, 意味は同じだが、読みが複数あるとき

18-1の(一)読みに、

4 孳孳(しし、じじ)として学業に勉励する。

が出題されましたが、孳の読み方は全く思い出せませんでした。でも、部首は子だから、音符は茲。茲の音符字には、滋賀のようにシと読むのと、磁石、滋養のようにジと読むのがありますから、どちらか迷いました。結局どちらでもよかった訳です。

1級までの漢字で音読みを憶えるのは5千字以上あります。これを全て正確に憶えるのは、私には困難です。

音読みが複数あって、どちらでもいいものは、とりあえず、帳面には両方の読みを書いておいてどちらでもいいとした方が気楽だと思います。書き取りの場合はどちらか一つでいいと思いますが、読みの場合は、当初は複数書いておきます。

ただ、どちらかを正確に憶えられれば、二つも憶える必要はないでしょう。孳孳=孜孜ですから、シシの方が憶えやすそうです。

また、嘔唖嘲は、オウアチョウタツと憶えていますが、「辞典」には、オウアトウタツでもいいとありました。でも、嘲をトウと読む見出し熟語は他にありません。「辞典」の音読み欄には載っていますが、これは憶えなくてもいいでしょうから、こういうのは帳面には書きません。

帳面作りは、遅々として進んでいません。当面、再度受験する予定はないから、ちんたらとやっていきます。
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漢字が異なる対義語・類義語を書く

2006年09月09日 | 帳面作りと学習用具

 (20.11.8 14-3~20-2まで問題をチェックして修正)

18-1では、対義語・類義語の設問は、8割取れませんでしたので、私の弱点分野です。既に、例示したとおり、過去問の対義語・類義語は、問題も解答も帳面に書くつもりです。

 14-3~20-2の過去問180問の内、問題と解答で同じ漢字が使われているのは、

15-3 淡水⇔鹹水
16-1 悔悛≒懺悔
17-2 近時≒輓近

の3問だけ(1.7%)で、他の98.3%は、全て、別の漢字です。問題と解答に同じ漢字が含まれていると正解し易いからでしょう。

「辞典」の見出し語には、【類】、【対】として、類義語・対義語が結構掲載されています。この内、2字とも違う漢字のものを帳面に書いていこうと思います。例えば、

煩悶≒おうのう(懊悩
天性≒きひん(気稟

持病≒しゅくあ(宿痾)・きゅうあ(旧痾

また、【類】と書いてなくても、見出し語の意味欄に二字熟語が書いてあるのは、類義語というか同義語でしょう。例えば、

以前=のうじ(曩時)・のうじつ(曩日)・のうせき(曩昔

これは、書き出したら、結構ありそうだなあ。

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対義で構成される熟語も書く

2006年09月07日 | 帳面作りと学習用具

 これも結構あります。18-1に出題された熟語では、
虧盈(きえい)、虧()ける、盈()ちる

17-3では、
黜陟(ちゅっちょく)、黜(しりぞ)ける、陟(のぼ)る

他には、
寤寐(ごび)、寤()める、寐()る

「辞典」に訓はないけど、意味が対義なのは、18-1に、
贏輸(えいしゅ、えいゆ)、輸贏(しゅえい、ゆえい)、贏()つ、輸は負けの意味

軒輊(けんち
軒は、車の前部が軽く上がっていること
輊は、車の前部が重く下がっていること

同訓熟語は、□で囲み、対義熟語は、⇔でも書いておきます。

 漢字は、一つ一つ憶えるよりも、対やグループの方が憶えやすい気がします。なお、2級までにあった熟語の構成を問う設問は、1級の熟語の意味を考えるときにも役立ちそうです。

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同訓で構成された熟語を書く

2006年09月06日 | 帳面作りと学習用具
 帳面の「澆」欄に、澆薄を書きました。澆いは、読みにくいので、澆薄が同訓であることを憶えておいて、薄い=うすいだから、澆い=うすいと思い出そうという算段です。これも、ささきしげき様のサイトで教えて貰って、準1級のときから、やっていました。

同訓熟語は、「辞典」の見出し語に結構あります。最近、書いたものについて、熟語音読み、一字訓読みを、並べると

恐惶(きょうこう)(おそ)れる
遨遊(ごうゆう)(あそ)ぶ
恍惚(こうこつ)(とぼ)ける
儕輩(さいはい、せいはい)(ともがら
擯斥(ひんせき)(しりぞ)ける
譎詐(けっさ)(いつわ)る

同訓熟語は、熟語音読み・一字訓読みの問題にも、出ていますし、表外訓の勉強にもなります。ただ、最後のは、詐るが読めないと、譎るも読めなくなり、共倒れになります。
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やっと、親字を書いた

2006年08月26日 | 帳面作りと学習用具

(18.11.18訂正 艫を脱漏していました。1級配当漢字は、1字増えました。)

帳面を作り出してから、1ヶ月もかかってしまいました。6冊で、少し余りました。見直ししていたら、24字も抜かしていたので、6冊目の末尾に追加しましたが、もしかしたら、まだ脱漏があるかもしれません。9字分だけ、余白があります。この帳面は、1頁7字、1冊60頁なので、

(7×60)×6-9=2511字書きました

1級国字(120字)は、書かなかったので、これを足すと、1級配当漢字は、2631字です。「辞典」で、異体字や旧字体が統合されたので、約三千字から少し減りました。準1級までの2965字(「征服」3頁)と合わせると、5596字です。

勉強していて言うのも何ですが、今回、全部書いてみて熟熟思うのは、1級漢字の物凄い量です。2631字を新たに勉強するなんて大変すぎます。

「征服」(6頁)には、「漢検「一級」に挑戦するのは、自分の漢字力、つまり国語(日本語)の世界を充実することなのであり、より文化的に向上する生活を目指した生涯学習の一階梯である。」とあります。私も全く同意見です。

協会が、真に、如上の意義を自覚されているのであれば、一度に2631字を勉強させるなんて、漢字オタクにしか遣れないような試験にせず、せめて、1000字ずつに階梯を分け、新1級、準初段を新設して、現在の1級を初段にするのがいいように思います。

まあ、愚痴を言っても仕方がありません。1級合格のためには、憶えるべきことを少なくすることが要諦であるとの思いを強くしました。

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別表記を調べるー訓読みの場合

2006年08月20日 | 帳面作りと学習用具
 ささきしげき様が、準1級に関してですが、同じ読みの漢字をまとめて覚えることを提唱されています。そのため、私は、準1級のときから、同訓異字を、「必携」の欄外に、纏めて書き出していました。

1級でも、「必携」に載っている訓全てについて、書き出しましたが、訓によっては大変な数になります。例えば、「おおきい」は、「辞典」の索引では、7個(旧字体を除く)ですが、「必携」の訓を全部書き出すと、39個になります。だから、「必携」の訓全ては到底憶えられない、「辞典」の見出し語に絞ろうと考えました。 帳面には、同訓異字について、次のように書いていきます。

まず、別表記として、熟字訓の記載があるものについては、見出し語や簡単な表記のもの、例えば、鯊 はぜ=沙魚・蝦虎魚と帳面に書きます。セットにした方が、憶え易いと思うからです。

そして、訓読みについては、別表記の有無に拘わらず、「辞典」の音訓索引を参照します。

1, 索引で、訓読み一つの場合

訓のところにonlyと書きます。腓のところで述べたように、訓読み一つの漢字は、出題の可能性が高いと思いますので、それを目立たせるためです。音訓索引の、例えば、こむらも□で囲んで、チェックしたことが分かるようにします。

2, 索引で、訓読み二つの場合 見出し語の意味を調べて、

(1) 同義語の場合 鰊 にしん=鯡と書きます。同訓異字が2字以上の場合は、音訓索引の、にしんは、楕円で囲みます。

(2) 異義語の場合 鯊 はぜ≠櫨と書きます。

(3) 類義語(大体同じ意味のようだが、少し違う)場合
例えば、さえずるは、囀と哢があり、「辞典」には、

【囀る】 ①小鳥がさかんに鳴き続ける。 ②やかましくしゃべる。
【哢る】 鳥が、玉をころがすように美しく鳴く。

とあり、少し意味が違うような気がしますので、哢 さえずる≒囀と書きます。

ただ、勧学院の雀は蒙求をサエズは、「辞典」では、囀になっていますが、10-3の標準解答では、囀でも哢でも正解です。漢検は、微妙な意味の違いを問うことはないでしょうから、大体同じ意味であれば、同義語と見做していいのでしょう。

3, 索引で、訓読み3つ以上の場合

 これを、一つ一つ、見出し語の有無や意味を調べていると、日が暮れますし、そんなことをやっていても定着しないと思いますので、取り敢えず、個数だけ書きます。例えば、18-1で間違った莅の訓 のぞむは、索引に漢字が5個ありますので、索5 とだけ書いておきます。 そして、のぞむという訓の漢字を勉強した時に、なるべく音訓索引を見るようにします。

その後、気が向いた時にチェックして、歛は、見出し語がないから、勉強しない漢字として、索引欄に△を付けて、索4と訂正します。莅は、見出し語にないが過去問に出ているので、▲を付け、見出し語があるのと同等扱いにします。のぞむは、「辞典」の同訓異義に載っていますので、これもいずれ見ることにします。

面倒くさいことを書いてしまいましたが、訓読みは、同訓異字を何度も確認するようにしないと、なかなか憶えられないのが実感です。
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別表記も書く-音読み熟語の場合

2006年08月15日 | 帳面作りと学習用具
 見出し語一つの音読み熟語の別表記も、熟字訓と同じく、帳面に書きます。

それは、先ず、熟字訓と同じく、他に簡単な表記があれば、難しい漢字は書けなくてもいいと思うからです。例えば、臙脂=燕脂ですので、燕脂が書ければ、臙脂は書けなくてもいい。臙の見出し語は、臙脂一つですから、臙は、書けなくてもいい漢字だと思います。

また、音読み熟語については、昭和31年の国語審議会報告「同音の漢字による書き換え」が、【書き換え】として明記されています。この書き換えは、準1級では、得点源でしたが、18-1から出題されなくなりました。つまらない国語政策をしたものですが、1級のためには、災い転じて福となります。書き換えは1級においては、出題はされませんが、書き換え語の常用漢字で書けばいいのですから、書き換え前の1級漢字は書けなくてもいいからです。例えば、伎倆→技量ですから、倆は書けなくてもいい漢字です。

それと、別表記と関連づけることで、複数の音読みがある漢字の読みに有効な場合があります。例えば、澎も湃も、見出し語は澎湃だけであり、澎湃=滂湃(ホウハイ)です。一方、滂には、ホウ、ボウ二つの読みがあり、滂沱は、ボウダと読みます。滂湃=澎湃と関連づけておくことで、読み誤りを防ぐことができると思います。

なお、滂のような見出し語二つの漢字も結構ありそうですので、見出し語一つを書き終わったら、次は、見出し語二つを書こうと考えています。
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別表記を書くと混乱する例

2006年08月13日 | 帳面作りと学習用具
 別表記も書くのが原則ですが、以下はその例外です。

蜒の見出し語は、蜻蜒一つです。「辞典」の蜒の【意味】欄に「蜻蜒 セイテイ(とんぼ)」とあります。親字蜻のところには、【蜻蛉蜻蜒とんぼとありますが、【参考】欄に、蜻蛉は、セイレイ・かげろうとも読み、蜻蜒は、セイテイ・やんまとも読むとあり、それぞれ、別の見出し語があります。また、【蜻蛉かげろう蜉蝣とあります。蜉蝣は、音読みでフユウとも読みます。

ややこしいので漢字表記で纏めますと、

蜻蜒 セイテイ とんぼ やんま
蜻蛉 セイレイ とんぼ かげろう
蜉蝣 フユウ かげろう

となります。読みの方で纏めると、

とんぼ 蜻蜒蜻蛉
かげろう 蜻蛉蜉蝣蜉蝣
やんま 蜻蜒

また、熟語の意味欄を引用すると、

蜻蛉かげろう ①カゲロウ目の昆虫の総称=蜉蝣 ②トンボの古名
蜻蛉蜻蜒とんぼ トンボ目の昆虫の総称
蜻蜒やんま ①大型のトンボの総称 ②トンボの別称

とあります。要するに、かげろうやんまには二義があり、かげろうとんぼやんまとも言える訳です。

しかし、これはややこしいですし、かげろうとんぼやんまは、普通別物のイメージです。かげろうは、確か北杜夫の文章に、薄馬鹿下郎という表記で出てきたように思うのですが、弱々しいイメージです。

これに対してやんまは強い。とんぼも、豆娘などは、手で取れますが、鬼やんまや銀やんまは、高いところを飛んで、しかも敏捷で、捕虫網でもなかなかとれない。私は、運動音痴だったから、自分はなかなかとれなくて、友達がやんま捕ったのを、羨ましがった記憶があります。確か、噛まれるとめっちゃ痛かったんじゃなかったかなあ。

とんぼは、上記意味の通り、かげろうとは、別の目で、やんまも含む総称というのが一般的でしょう。

そうすると、三つは別物と捉えた方が分かりやすいですから、これは、別表記を書かずに、一対一対応で、

かげろう 蜉蝣
とんぼ    蜻蛉
やんま    蜻蜒

と憶えるのがいいと思います。読みの問題でも、万一書き取りで出ても、答えは一つでいいのですから。
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