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映画「ホステージ」

2005-06-18 23:35:40 | 映画
オープニング映像が格好いい。オープニングの黒・白・赤のモノクロアニメーションの風景に混ざるようにビルボードや壁に書かれたクレジットが読みにくいんだけど、どきどきさせられます。
ブルース・ウィリスが原作を読んで即映画化権を取得したという作品。
敏腕の交渉人だったジェフ・タリーは、交渉の失敗で子供を死なせてしまう。その罪の意識から交渉人を辞し田舎の警察署の署長として日々を送っていた。平和な田舎町で突如起こった人質事件。3人の若者がなりゆきからセキュリティ万全の山上の豪邸にたてこもる。犯人と交渉をするつもりはなかったタリーだが、彼の妻子が人質に取られてしまう。実は豪邸にはもう一つの犯罪が隠されていたのだ。タリーは二つの人質事件を解決することができるのか・・・・。
交錯するサスペンスということで、緊迫感も二重。そのスリリングな展開は見ている者を惹きつけます。が、ちょっと詰め込みすぎな感も否めず。豪邸の主である会計士が絡むマネーロンダリング犯罪の組織についてはちょっとぼやけたままでした。もう少し踏み込んで描いて欲しかったかな。犯人の中でも無軌道で冷酷なマースの行動はホラーがかっていて怖かった。最後の方は完全にホラーな展開で口にナイフを刺されても追いかけてくるマースの不気味なこと。こっちの人質事件の犯人とのやりとりに時間食い過ぎという気がしますが、これはこの作品の山場でもあり必要だし。会計士の子供達を思う気持ちとタリーの妻子を思う気持ちが一緒になって最後は二人でタリーの妻子を救うわけですが、もう少し会計士とタリーの交流のシーンがないとちょっと唐突感。最後、無事に妻子を救出し帰路を行く救急車。山道を走る救急車と山の向こうがOP映像と同じ黒・白・赤の映像に変わって行くのですが、空が真っ赤。なんだか不穏な空気のままエンドロールへ・・・というのがちょっと納得いかない。爽やかに二家族が救出されてめでたしめでたし、としたいわけでもないようですが、その不穏さが何だったのかイマイチよくわからず。うーん。なにが言いたかったのだろう・・・。
最近のブルース・ウィリスの作品はちょーっと、暗めで見終わっても気が晴れません。すかっとしたアクションが見たい訳でもないんだけど、もう少し消化出来る作品求む。
アタマが薄くなっても気にしないgracefulに年齢を重ねたいブルースへのお願い(from「英語でしゃべらナイト」インタビュー)
あ、ブルースの実娘が娘役で出演してます。どっちかというとデミ・ムーア似かなあ。子供達全員俳優志望だそうですが、そりゃ両親がスターですものねー。

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