大阪府知事選挙と大阪国際女子マラソン

同日開催(笑）ってどうなんでしょうか、と思っていたのですが。
だってマラソン気になって投票に行けないんだもん。
その上、交通規制で通れない道路多いし。センキョン車（投票を促す選挙カーね）もまわれないし。
で、私はというと。往路観戦が済んだ後、投票に行き、復路に備えたりしました。
しかし投票所の小学校に向かうところで、気が付いたのですが、マラソン観戦のついでに投票に行く人々の多さ。
応援の旗を振り回したままの子供と向かう親子連れとか、夫婦とか。
そうか、もしかして、マラソン観戦という理由で寒い中せっかく外出したのだからと、投票に行く人が多いのでは。
それならば、きっと市長選挙より少なくともマラソン経路周辺の投票所の投票率は上がるのではないか。
むむ。前回との比較を知りたい。とか思った雪の舞う大阪の大事な一日でした。

さて、大阪府の明日はどっちだ。

大阪国際女子マラソン マーラ・ヤマウチ＆森本友

1位マーラ・ヤマウチ（英国）
2位森本　友（天満屋）

　オクスフォード卒、元外務省、現在ダンナさまの山内さんと東京で次の北京を目指す日本語堪能なマーラ・ヤマウチ。ロンドン6位が最高だったという彼女にとって、初の優勝です。アテネまでという約束で続けていたマラソン、しかし残念な結果に次の北京を目指すことに決め、ダンナさまは奥様を支えるため会社を辞め、二人三脚でマラソンを続けているとのこと。ちょっとこのエピソードに、応援したくなりました。優勝インタビューもすべて日本語でした。北京目指してがんばれ、ヤマウチ！
　そして、日本人最高は森本友。五輪候補入りです。次の名古屋が激戦になりそうな予感。

写真は復路の二人。まだ福士がトップでした。このあと、ヤマウチが森本を抜き、福士を抜いていく。

大阪国際女子マラソン 福士加代子

福士マラソン初挑戦で大注目の大阪国際女子マラソンです。
例によって往路復路を自宅前から観戦。
31キロくらいまで本当に福士の走りが素晴らしく独走でした。
2位グループがどんどん引き離され、その塊りから飛び出す選手も居なくて、もしや、と思わせてくれる走りでした。
でも、やはり、42.195キロの壁は厚いのですね・・・。
練習で走ったことがあるという35キロを過ぎた辺りから、もう見ている方も辛くなるほど、しんどそうで。
マーラ・ヤマウチや森本他2位グループの選手に追い抜かれ、後続の選手も追い抜いて行き。
足があがらない、気力はあっても動かない、という限界まで来ているのがわかりました。
それでも、福士は諦めなかった。
長居のスタジアムに入る前に動かない足が絡まって転びました。それでも立ち上がりよろよろしながら走り始めました。
そしてまた転び、それでも立ち上がり。
スタジアムに入ってからも、一度。そしてあと数メートルのところでもう一度。
膝から血を流しながらも、ゴールするまで、決して歩みを止めませんでした。
あんなに長い最後の1キロ、いえ、最後の数百メートルが、あったかなと思うくらい、見てるほうも辛かった。
でも、途中でやめる事のほうが福士にとっては辛かったのかな。
涙が出てきてしまった今大会でした。
諦めない、ということの強さを教えてくれてありがとう、福士！

写真は往路トップ独走中の福士。
ばっちり正面撮影成功。



ヤマウチＶ！福士は失速１９位　大阪国際女子マラソン
2008.1.27 15:13（MSN産経ニュース）

　北京五輪代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは２７日、長居陸上競技場発着の４２．１９５キロで行われ、マラソン初挑戦で注目された福士加代子（ワコール）は３０キロ過ぎまでトップを独走したが失速、１９位でゴールした。

　マーラ・ヤマウチ（英国）が２時間２５分１０秒で優勝。森本友（天満屋）が２４秒差で、日本人トップの２位に入った。

　五輪の日本代表枠は３で、昨年８月の世界選手権で銅メダルを獲得した土佐礼子（三井住友海上）が内定。アテネ五輪金メダルで同１１月の東京国際を制した野口みずき（シスメックス）も確実となっており、事実上、残り１枠となっている。