空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

極真館 全日本青少年・型・壮年大会 その2

2013-05-02 11:12:41 | 空手 大会

 全日本大会2日目。今日は全日本青少年大会の内、小学生型競技と中高生組手競技、そして、全日本壮年大会が行われました。新武会からは、全日本青少年大会型競技に6名、組手競技に1名、全日本壮年大会に1名が出場しました。

  型競技に出場したのは、小学6年生男子の部にRくんとHくん、小学5年生男子の部にSくんとRくん、小学4年生男子の部にHくん、小学2年生男子の部にKくん、以上の6人です。

 小学6年生男子の部。Rくんは過去3年間、毎年入賞している実力者です。最近は、サッカーにも力を入れており、空手とサッカーを両立させてがんばっています。大会前日もサッカーの試合があり、試合後に新潟から埼玉に向かい、ホテルに着いたのは夜の11時過ぎというハードスケジュールだったそうです。疲れが残っていたのでしょうか、予選ではもうひとついつものキレがなく、ギリギリの5位で何とか決勝に残りました。決勝では、自身の持ち味であるキレのある動きと力強さが戻り、順位を三つあげて準優勝しました。サッカーの練習で時間が取れず、稽古量が少ない中、よく頑張ったと思います。
  Hくんは今回初出場。残念ながら決勝進出はなりませんでしたが、稽古の成果をしっかりと発揮し、十分に合格点をあげられる、良い型を打ってくれました。これからに期待です。

 小学5年生男子の部。Rくんは昨年に続き2回目の出場。今回新武会から型競技に出場した選手の中で、この1年間で最も上達したのがRくんでした。もともと素質のある子だとは思っていましたが、昨年の全日本大会以降、一気に力を付けて来ました。大会前の稽古を見ていても、かなり良いところまで行くのではないか、と思っていました。予選では、かなり緊張しているようでしたが、正確さと力強さを兼ね備えた良い型を打ち、見事第2位で決勝に進出しました。決勝でも緊張に負けることなく、稽古の成果を出し切り、準優勝を果たしました。今後も、より力強さとキレのある動きを課題にがんばってほしいです。
 Sくんも昨年に続いて、2回目の出場です。残念ながら決勝進出はなりませんでしたが、着実に力を付けてきています。今はまだ、正確な動作で型を打とうという気持ちで精一杯の感があり、力強さや技のキレがまだまだですが、更に精進してレベルを上げていってほしいです。

 小学4年生男子の部のHくんは、大会前日40度近い高熱を出し、当日朝に何とか37度台まで下がったものの、体調不良での出場となりました。しかし、そんな中でも、私が見てきた中では最も良い型を打っていました。決勝進出はなりませんでしたが、着実に力を付けてきていると思います。更なる精進を期待します。

 小学2年生男子の部のKくん、型は今回初出場です。とても緊張していたようで、動きが硬く、途中でバランスを崩すなど、良いところなく終わってしまいました。しかし、これが試合です。今回の経験を次回に活かしてほしいと思います。

  組手競技には、高校3年生のTくんが重量級に出場しました。初戦はロシア選手との試合です。Tくんには、横への動きと技を出し続けることを課題としました。試合序盤、積極的に手数を出していましたが、途中、相手の下突きと中段回し蹴りをもらって中段を効かされてからは、ずるずると後退し、横への動きが出来ないまま、一本負けを喫してしまいました。ロシア選手は、攻撃力が日本の選手とは比べものにならない位強いと聞いていましたが、すごい威力だとあらためて感じました。また、Tくんの線の細さも感じました。今後、パワーアップも課題です。

 壮年大会には、36~40歳軽量級にSさんが出場しました。Sさんの課題は、技術的な面よりもメンタル面です。心優しい性格は良いのですが、試合ではそれが気持ちの弱さとして出てしまい、気迫に欠けるのです。また、今回は終盤でスタミナも切れてしまいました。大会前、息を上げる稽古を積んでいたのですが、大会当日の緊張と試合前のアップが不足していたようで、最後は動きが止まってしまいました。まだまだ課題は多いです。更なる精進を期待します。

 今大会、型競技に4名の入賞者を出すことが出来ました。この結果は、入賞した選手の努力はもちろんですが、ご指導くださった先生方、ともに稽古で汗を流し、切磋琢磨した仲間たち、サポートしてくださった保護者の皆様等、みんなの力でなしえたものです。入賞した選手は、そのことを忘れず、感謝の気持ちでこれからも精進してください。
 惜しくも入賞できなかった選手も、全日本大会に向けて稽古してきたことは、確実に力になっています、糧になっています。大会初日の閉会式で極真館の湖山本部長が仰っていたように、「勝っておごらず、負けてくじけず」です。くじけずに、がんばっていきましょう。
 私も、今大会で得たことをこれからの指導に活かしていきたいと思います。これからも共に努力し、精進していきましょう。

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