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これも花・あれも花

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チベット展

2010-03-27 | 日々の出来事
今回の関西行きは、「東西狂言」と「チベット展」で終わった。

大阪は東京と違い展覧会等の込み具合が違う。
以前もフェルメール展を東京で観損ない関西で観た。その時も
東京の混雑とは比較にならないほど短時間並んだだけでで入場できた。

今回の「チベット展」はガラ空き。ゆっくり静かに観ることが出来て
ラッキーだった。チベットのボタラ宮に行った時には、照明が暗いのと
布が巻かれていて良く観られなかった「カーラチャクラ父母仏立像」
「ダーキン立像」を観ることが出来た。男女の交わりを表しているのだが
ちっとも卑猥じゃない(仏像ですもの当たり前?)美しい仏像だ。
むしろ現地で布に隠されていた時の方が卑猥な感じを受けた。

   


大阪Tホテルの陽光桜がひと足早く満開。大川端の桜が2~3分咲きに。
客室の窓から観られて、これもラッキー!だった。


残念だったのは、予定していた京都の和食「桜田」の予約が
取れずに行かれなかったこと。
その代替えとしては何ですが、新幹線の中で頂いた「あかふく」の
美味しかったこと。あの事件以降さらに美味しくなったみたい。


東西狂言

2010-03-27 | 日々の出来事
娘に誘われて大阪羽曳野に「東西狂言」を観に行って来た。

90歳の茂山千作(人間国宝) 86歳の茂山千之丞のお二人。

舞台に出て来られた時は、足を引き摺りやっと歩いている感じだった。
正直大丈夫かしら?と不安だった。ところがいざ始まると、背筋がピンと
伸びて、客席を見つめる眼力、そして眼の輝き、体が大きく見え圧倒された。
素狂言と銘打つ座ったままの狂言だが、あの表現力の豊かさ、文句なく
楽しめた。

東京では野村万作・満斎の公演は何度か観ている。
端正で美しく上品だ。だが何処かとりすましている。
今回の満斎は茂山千作さんに呑まれたのか、生彩を欠いていた。

西の茂山一家は勿論上品で美しい。その上に観客の心を捉えて離さない
何かがある。鍛え抜かれた芸の深さなのだろうか?それとも西の人たちの
体の中から湧き出してくるようなDNAなのか。

狂言とは何か? 今回初めて考えている。この答えはまだ出ていない。

娘は「千作さん千之丞さんの芸が、あと何回観られるか分らないので、
後援会に入るわ」とすっかりファンになっている。
夫も私ももう一度観たいと思う。国立能楽堂で東京公演がある。
この時には是非観に行きたい。
        
         パンフレットをコピーさせていただきました。