
上野千鶴子著の本を読むのは「家族を容れるハコ 家族を超えるハコ」以来だ。
先ず読んでの驚きは、子どもから同居しようと誘われたら
「悪魔のささやき」と思え。ギョッとした、が肯ける。
老後ぐらい、夫であろうと、子供であろうと、誰からも束縛されたくないわ。
自由に、自分らしく、伸びやかに生きていたい。そりゃそうだよね。
経済的に保障されていればの話だけど。頭さえしっかりしていれば、
社会的資源の活用や、自助努力で何としていきたい。
結婚していようが、非婚であろうが、離別しようが、死別しようが、
人間所詮最後はお一人様。
そう思えば覚悟はできる。生きているうちにお一人様にねなった時の
生き方、死に方をはっきりさせておかなくちゃ。
ジェンダー論者らしく、経済的にも、精神的にも自立した人間の
生き方、終末期を如何するか、潔く述べている。
経済的自立していない人は、どうするのよ~!
「そんなことしったことか!」って、上野さんは言いそう?
友人にこの本の内容をかい摘んで話たら、「そんなの当たり前の話よ」と
一笑に付された。
わが友ながら天晴れな人
