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これも花・あれも花

草月流生花教室でのあれこれと
お花を通してのボランティアに参加する人
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ボランティア報告 真夏の花展

2004-08-22 | お花・ボランティア
    
左83歳 吉田さんの作品      右80歳 高橋さんの作品
花材  ヤマゴボウ スカシユリ 小菊     花材 紫陽花 色鶏 コスモス      
                    
8月20日(金曜日)駒沢区民祭りに野草の会が出展した。
連続真夏日、こんな暑い日にと思いながら、私はTシャツにG-パン姿ででかけた。ところがお集まりの皆さんは、しゃきっと、美しくおしゃれ(*_*; 私はシマッタと思ったが、仕方ない。

そんな私を察してか「先生は若くて良いですね。Tシャツがとてもよくお似合いですよ」とホローしてくださる。あ~あ、ここに来るのが楽しいのは、お若いと言われるから。笑

今回出展なさった方は、83歳の方は2名、80歳の方1名、
75歳の方2名、68歳の方1名の計6名です。

皆さん本当にお若くて、。お花もペットボトルに工夫して生ける等、とても意欲的。
お花を生け終わってから、皆さんでお食事。人生の達人がた。心遣いもさりげない。又今日もボランティアをと言いながら、いろいろ教えられた。

複数写真の横並びに成功。ご指導ありがとうございました。

お花を通してのボランティア活動 その2

2004-08-20 | お花・ボランティア
  
都立調布養護学校でボランティア講座「共にいけようフラワーアレンジメント」が始まって5年目になる。

5年前は、5分として座っていられなかったM子さん。
勿論お花の生け方など眼中に無く、自分の興味のある言葉(お尻、キッス等)に反応して、繰り返し大きな声で話していた。直ぐにそれにも飽きるとトイレに、と言う状態だった。M子さんを良く知っている教職員のK先生が、上手に対応してくださり何とか参加できていた。

ボランティア講座と言っても、初めて障害者と接する人がほとんどでした。どう、M子さんに接して良いか解らず、先生にお任せだった。
そのM子さんが、今年は他の参加者と一緒に、自分でお花を切り分け、自由に生けるのです。奇声や、大声を上げる事も無く、落ち着いて自分のお花に集中しています。

始めは知的障害の方に、お花は無理かしらと言う声もあった。
しかし、予想を遥に覆し、感性豊かなお花を生けれれるようになった。
ある意味で、お花は非常にアバウトな感性の世界なので、障害者であろうが、無かろうが関係ない。
むしろ何の屈託も無く、心の趣くままに生けるお花が、ハットするほど、新鮮で素敵だ。

こんな、ハットする喜びや、発見が私をボランティア活動に向かわせている。

お花の持つパワーも魅力。お花そのものが美しいし、香りが心を癒してくれるし、何かお花をいじっていると、五感が刺激されてどんどん自分がやさしくなれる。左脳ばかり酷使している現代人には、お花を生けることで右脳を使うことが良いらしい。

どんな生け方をしても良いの。正解は一つじゃないから。

六所会「いきいきクラブ」

2004-08-14 | お花・ボランティア
連続真夏日更新、これを聞いただけで、外に出るのを躊躇うほどの暑さ。
世田谷区の「いきいきクラブ六所会」にお花の講習を依頼された。「私はまだ若い(?)からいいけど、みなさん大丈夫ですか?」「大丈夫ですよ、これくらいの暑さ、皆さん楽しみにしていますから、是非」とのこと。

豪徳寺から歩いて10分程の距離。アスファルトの照り返す暑さに身体がドロドロっと溶けてしまいそう。

おばあちゃんたち大丈夫かしら? と心配しながら会場に行くと
もう皆さんちゃんと着席してお待ちだった。80歳後半の方もいらっしゃるが、お元気そう。20人もこの暑さにお集まりとは。

ご期待に沿えるよう、喜んで生けていただけるように頑張ろう。と、暑さが吹き飛んだ。

「500円でお花が生けられますか?」「う~ん?難しいけど、雑草など摘んで補いましょうよ」

お花は余裕のある人や、お金持ちしか生けられないのでは、意味が無い。むしろ、余裕の無い人や、お年寄り、障害をお持ちの方たちに楽しんでいただきたい。

日常生活の中で、ちょっとした工夫をすることで、お花のある生活を楽しんでいただきたい。

そんな思いで始めたお花を通してのボランティア活動。
これからもお花を通して、いろいろな方たちのお役に立てればと思っています。













お花を通してのボランティア活動

2004-08-12 | お花・ボランティア
障害のある方が参加しやすい文化的な活動の場として、又、障害のない方達にも参加していただき、お花をを共に生けることで、様々な障害を持っていらっしゃる方たちへの、理解を深めていただこうと、4年前から、都立調布養護学校ではじめた。

初年度より講師を引き受けて、今年で5年目になる。
どうせやるなら私自身も楽しめるものをと毎年異なる取り組みをしている。

どの年も、安い花材で、誰にでも楽しめて、「やった」と言う達成感のある、しかも、一人一人の個性が輝くような、そんなお花を生けていただきたい。そんな思いで取り組んでいます.