Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

きみは愛されるために生まれた

2005年11月07日 20時34分35秒 | キリスト教
「きみは愛されるために生まれた」という歌が、ちょっとしたブームです。
イ・ミンソプという方が作った、韓国の「賛美歌」なのですが、2001年1月
にJR新大久保駅で、ホームから転落した男性を助けようとして、電車に
はねられて亡くなった韓国人留学生の追悼集会で歌われたり、韓国の
人気俳優ペ・ヨンジュンが好きな歌だと紹介されたりして、クリスチャンで
ない日本人の間にも人気が広がっているようです。
この歌が入ったCDを子どもたちに贈ろうという運動が、長崎で展開されて
います。なぜ長崎かといいますと、子どもたちの間で立て続けに痛ましい
事件が起きたからです。
2003年7月、長崎市の男子中学生が幼稚園児をいたずら目的で誘拐し、
ビルの屋上から転落しさせるという事件がありました。
2004年6月には、佐世保市の小学校で女子児童が同級生を殺害する
事件も起きました。
そんな中、「長崎だからできることがある」と、子どもたちへのメッセージを
込めたCDを作ろうという声が上がり、バプテスト教会のクリスチャンらが
呼びかけて、学校関係者や多くのボランティアの協力を得て作成されまし
た。CDは教育委員会を通して、市内の公立小・中学校に配布され、今後
さらに県内の全ての学校にも配布を計画しているそうです。
「長崎から贈る『希望のうたごえ』~悲しみが喜びにかわるとき~」という
のがCDのタイトルです。
「きみは愛されるため生まれた」と「ビリーブ」という一般の合唱曲の2曲が、
いくつかのバージョンで計7トラック収録されています。
1枚購入すれば1枚が寄贈される、という形で賛同者を募集しています。
キャンペーンの詳細はこちらをご覧下さい

ところで、この運動に便乗(?)したのか、このCDに参加しているゴスペル
シンガーの本田路津子に、紅白歌合戦で「きみは愛されるため生まれた」
を歌ってもらおう、という動きがクリスチャンの間で見られました。
本田路津子と紅白といえば、かつて「一人の手」(後に歌詞を追加して、
「一人の小さな手」という題で、『ともにうたおう』(日本基督教団出版局)に
収録)という歌を歌ったことがありますが、今のNHK、そして今の紅白が、
この歌に相応しいのかどうか、私には疑問です。
それと、おいしいところだけ持っていって伝道に利用しようとする、福音派の
クリスチャンの姿勢にも、ちょっとね・・・と思ってしまいます。

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