Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

広島移動学座レポート その3

2006年01月19日 23時44分15秒 | 学座
いよいよ今回の平和学習の目玉企画です。
旧中国軍管区司令部地下通信室に入りました。
ここは通常は鍵が掛かっていて入れませんが、平和学習目的の
団体であれば、広島市に申請して見学することができます。



司令部をはじめ、広島城内にあった軍の施設は全滅しましたが、
防空作戦室として空襲に耐えられるよう厚いコンクリートで固め
られていたこの地下壕は、何とか残りました。とはいえ、爆風は
壕内にも吹き込み、人も通信機器も吹き飛ばしました。
通信業務に携わっていた女学生が奇跡的に助かり、かろうじて
残っていた軍事専用電話で福岡の西部軍管区司令部と福山の
連隊に、原爆第一報を伝えたとされています。
現在は間取りを示したプレートがあるだけで、壕の中には何も
ありません。
市街地から少し離れていることもありますが、中にいると外の音
は一切聞こえてきません。ここで皆で祈り、M師が語る聖書から
のメッセージを聞きました。



ここで働いていたのは、比治山高等女学校の生徒たちでした。
原爆投下時は大本営の前で朝礼の最中で、当直で壕内にいた
数名を除き、52名の生徒全員が死亡しています。
壕の隣に、慰霊碑が建てられています。



そして、すぐそばには戦後移って来た護国神社が・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿