「征くが征くがいって、倒れたところが終点だ」
我が劇団の正味の心持ちです。毎回笑って稽古しながらも、常に自分に言い聞かせている。いつも静かに燃えている…そんな感じです。高齢者多数劇団の覚悟かな。
飯屋は飯を炊く、大工は家を建てる、芝居屋は芝居をする。やるべきことは自分の中にある。
やっとこさこの歳で在り方がわかってきたのに、ここに来て身体がバグり始めた。劇団員それぞれ入院、心臓病、失明、高血圧、痛風、糖尿病…ありとあらゆるリスクが高まってきた中、今も年間4公演、一歩も引かない劇団のその姿勢は、見上げたものであると同時に正気の沙汰ではないとも感じる。
儲かりもせん芝居を大真面目に命削ってやるなんざぁ、まともな人間のやることではないのかもしれません。どこまで狂えるか、どこまで外れられるか。我ら全員トラビアータ(道を踏み外せし者)なのです。後戻りはできません。 「征くが征くがいって、倒れたところが終点だ」…というわけです。
PS: 今日「消耗品たち」なる映画観ました。4作品目にして最低(最初が一番良かった)。今年一番最初に観た映画がこれだったことが今年最初のガッカリでした。
昨年暮れの「Gー1.0」(ゴジラー1.0)は素晴らしかった。皆さん、今年のスタートはこっちがいいですよ♡
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