社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

朝日新聞「ReライフEXTRA」より『競争はもう卒業 団塊世代よ、楽しもう』

2014-02-23 14:18:33 | セカンドライフ

朝日新聞のシニア世代を応援する新しいページ「Reライフ」の特別版として2月19日(水)に各界達人の”私の極意”が掲載された。漫画家の弘兼憲史さんの応援メッセージ「ま、いいか」、「それがどうした」、「ひとそれぞれ」。

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私の3ヶ条

一、問題に直面したらそのまま受け入れる

一、心を立て直し、「居直り」を大切に

一、自分の身の丈に合った人生を送る

問題に直面したときは、抵抗せずに「ま、いいか」と受け入れるようにしています。問題に向き合った心を立て直す、つまりよい意味での居直りが「それがどうした」。あとは周りに流されず、「ひとそれぞれ」と自分の身の丈に合った生活を送る
これらは、シニアライフを幸せに生きる心構えともいえます。
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シニアライフを楽しむためには、他人と競わない、比較しないことが大前提です
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定年後、毎日クラブを振って楽しいかどうか。ひとそれぞれ
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70歳ぐらいまで働くのもいい
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時間の余裕ができた方にお勧めしたいのは、ボランティア。
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お金は自分のために使うのが理想ですね。例を挙げるなら、年齢を重ねたからこそ高価で良質な服を買ってみる。良い服を着ると気持ちが若返るし、背筋も伸びる。男性も女性もおしゃれをするべきです。
趣味を広げるのもいい。ただ自分の趣味がわからないという人もいます。そうした人は、一人でこもる趣味ではなく、他人と一緒にできる趣味を探して見て下さい。まずは近くの市民講座やカルチャーセンターに足をのばしてみましょう。
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僕じしんもやりたいことがたくさんありますが、時間がありません。365日仕事漬け。原稿の締め切りに追われる毎日です。ただ漫画という一番ことを続けているので、幸せなシニアライフだと思います。みなさんも好きなことを見つけて、まず始めてみましょう。

ウーンなるほど、なかなか示唆に富んだ言葉だ。流石に氏のお仕事柄から来た言葉だろうと思う。普通のサラリーマンではなかなかこうはいかない。しかしだからこそ、サラリーマンの定年後がこうあって欲しいと言う言葉・メッセージではないだろうか?

サラリーマンの大半の方は、現役時代、問題に直面して「ま、いいか」とはうけとめられなかったはずだ。よほどの方でない限り・・・。そしてそれは悔しさや後悔となり、常に他人との比較となった人生。これが普通のサラリーマンだ。「それがどうした」「ひとそれぞれ」とはなかなか吹っ切る事ができない。

そして氏の記事の中にあるように、「自分の趣味がわからない」あるいは「じぶんの好きな事がわからない」方が大半だと思う。

氏が好きな事つまり漫画を書くことを365日されている事からすると、これは一般のサラリーマンも同じ事になるのだろう。氏もやりたい事はあるが漫画を書くのが仕事で365日されている。

当社グループでは60歳定年で、本人が希望すれば、ほぼ100%再雇用と言う形で再就職できる。そしてここ最近の再雇用率は90%を超えている。その時になぜ定年後も働くのかと言うと、大半の方が、

  • お金が必要
  • 他にやることがない

だ。つまり、お金も大切だが、他にする事がない事が一番のようだ。もちろん家庭の事情もあるとは思うが、大半の方は、仕事つまり会社で仕事する事が好きではないが、嫌いでもないという事になるのだろう。

弘兼憲史氏の最初の方で推奨されている「70歳まで働くのもいい」が実は最もサラリーマンにとって、幸せであり、じぶんの為であり、家族の為であり、それは「ま、いいか」ということになりそうだ。

しかし私は、定年後再雇用されるつもりはない。つまり当社グループで言えば、再雇用されない10%の人間となる予定だ。だからこそ再雇用される大半と言うかほぼ全員に近い90%以上の方とは違う人生を行くつもりだ。つまり私に取っての第二の人生を。だから、大半の方が再雇用されて仕事を継続されるのをみながら、「どれがどうした」。私は残りの人生はボランティアや自分の好きな旅行や音楽を趣味にやっていくつもりだ。大半の方はこれもなかなかできないが・・・。それは人それぞれであり、価値観も違うし・・・。と氏のこのメッセージは私に取っては素晴らしい贈り物だ。


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