令和2年12月15日(火)
お早うございます。
今日は久しぶりに「英霊の言乃葉」を紹介いたします。
<一輪の花>
陸軍中尉 加藤 出雲 命 昭和15年10月17日 中支・安徽省獅子嶺にて戦死
京都府京都市伏見区新町 二十九歳
一方は畑で他方は傾斜していて泥が深い。道は悪い。
その畑を通っていたのだが、きれいな花が一輪泥の上に美しい顔を見せていた。
尖兵の将校がその花をよけて横の泥深い処を迂廻して歩いていた。
花の上を踏んで歩く方が泥も少なく近道でもあるのだが、花をふみくだくに忍びなかったのだ。
次を歩いている男もそれにならって花をよけて通った。
次々に兵隊はわざわざ泥の道を遠廻りして歩いた。
部隊が通りすぎた後にはきれいな花が泥の上に浮かんでほのぼのとした美しさを見せていた。
行軍に疲れた時、実際ぬかるみ道は倍疲れる。
そんな時にさへも、たった一輪の花もふまずに通って行った兵隊の心情が嬉しいのだ。
お早うございます。
今日は久しぶりに「英霊の言乃葉」を紹介いたします。
<一輪の花>
陸軍中尉 加藤 出雲 命 昭和15年10月17日 中支・安徽省獅子嶺にて戦死
京都府京都市伏見区新町 二十九歳
一方は畑で他方は傾斜していて泥が深い。道は悪い。
その畑を通っていたのだが、きれいな花が一輪泥の上に美しい顔を見せていた。
尖兵の将校がその花をよけて横の泥深い処を迂廻して歩いていた。
花の上を踏んで歩く方が泥も少なく近道でもあるのだが、花をふみくだくに忍びなかったのだ。
次を歩いている男もそれにならって花をよけて通った。
次々に兵隊はわざわざ泥の道を遠廻りして歩いた。
部隊が通りすぎた後にはきれいな花が泥の上に浮かんでほのぼのとした美しさを見せていた。
行軍に疲れた時、実際ぬかるみ道は倍疲れる。
そんな時にさへも、たった一輪の花もふまずに通って行った兵隊の心情が嬉しいのだ。
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