上海帰りのリルです。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

パタティ‐パタタでディナー

2005-11-05 18:14:55 | From 東京
 浅草橋と秋葉原の真ん中にある清洲橋通り沿いに「パタティ‐パタタ」というレストランがあります。フランスのプロバンス料理を出すお店。プロバンス料理って珍しいですよね。フランスパンらしいフランスパンを食べに行った「オーバカナル」で、この「パタティ‐パタタ」のカードを見つけて、ちょっと気になっていました。

 浅草橋には、中学のときからの友達のMどんが住んでいて、Mどんのご主人O田さんもグルメなので、“きっと知ってる!”って思って、Mどんに電話したら、やっぱり家族で行ったことがあるとのことでした。

 私が帰国してから、MどんにもO田さんにもお会いしてなかったので、「いっしょに食事しよう!」ということになって、3人でこのお店に行くことになりました。…え、うちのTさん?あいにく彼はフレンチは苦手なの。で、よくO田夫妻と私(たまにO田家のお嬢ちゃんもいっしょ)という組み合わせで、食事することがあるんですョ。

 まず、電話でMどんから聞いた「パタティ‐パタタ」についての情報は、「シェフが厨房で怒鳴ってることがある店」でした。そのかわり、子供連れでも大丈夫な雰囲気だと。味については、グルメのO田夫妻がリピーターになってるってことで、私、ぜんぜん心配してませんでした。

 お店に歩いていく道々「そのシェフって、いつもテンション高いんだねー。」とか、「食べてるときにシェフが『おいしいですか?』って聞きにくるかもよ。」とかシェフについて話をして、なんか、そのシェフに会うのも楽しみになって来た頃、お店につきました。

 入口で、ギャルソンのお兄さんが「O田さま、いらっしゃいませ。」って出迎えてくれて、O田さんが予約しておいてくれたテーブルへ案内される。

 そのギャルソンさんがメニューを持ってくる前に、私達のテーブルのちょっと手前で、

 「今日はリエーブルだから。リエーブル!」
という威勢のいい声が聞こえました。うわー(^0^)あの人がシェフだ。私が想像した頑固職人風シェフより、ずっと若いイケメンさんです。

 O田夫妻に向かって、
「リエーブルって、野うさぎですよね。」って言う私。
「秋だから、ジビエだね。Sちゃん向きじゃない」とムッシューO田。

 その声がシェフにも聞こえたらしく(私、声大きいから^^;)シェフが、こっちを向く。
「リエーブルですね、聞こえちゃいました^^」
と私が言ったら、

 シェフ自ら近づいてきて、昨日から仕込みをしたリエーブルの煮込みの説明…内臓も使ってあるし、血を使って作った特製ソースがどんなにおいしいかを語る。

 ↑の文を読んで、気持ち悪いと思っちゃう人いるかな?
私は、おいしそうだなと思ったの(^^)

 そのあと、ギャルソンさんにバトンタッチして、お料理を注文。ギャルソンさんも、やっぱり「今日はリエーブル。実は、僕さっき食べたけど、おいしいですよー!」と言うので、私も、ムッシューO田もメインはリエーブルにしました。MどんはムッシューO田とシェアするということで、あえて別の料理を頼みました。

 リエーブルの料理、とてもとてもおいしかったです。
その自慢の料理を運んでくるギャルソンもとても嬉しそうなの(^^)
だから、リエーブルを頼んでほんとによかったんだけど、ムッシューO田曰く、「なんかリエーブル以外頼むな、みたいな感じだったもんな。」と。
「フランスのお店で、こっちがフランス語を話せるとわかったときのフランス人みたいな喜び方でしたよねー^^」と私が言うと、Mどんが、「Sちゃんといっしょだと食事が楽しい!」と言ってくれる。いえいえ、グルメのO田夫妻の予約だったので、シェフもはりきって、準備してくれたのだと思います。

 楽しく、おいしい食事でした。