京都社会保障推進協議会ブログ

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11.23府民集会 1800名の参加で成功

2007年11月26日 21時38分01秒 | 事務局通信

11月23日、京都円山野外音楽堂で「STOP! 貧困 守ろう社会保障! 京都府民集会」が開催され、1,800人が集まり大成功しました。
集会は、京都社保協の津田光夫議長、全国生存権裁判連絡会の竹下義樹弁護士、京都総評の岩橋祐治議長、ホームレス支援などに取り組んでいる日本バブテスト京都協会の大谷心基牧師、応益負担反対京都実行委員会の峰島厚立命館大学教授の5人の呼びかけで、24地区医師会や老人クラブ等の賛同も得て開催されました。
国が進めてきた財政優先の「構造改革」は、医療や介護、障害者福祉や生活保護などの給付を抑制し、府民に大きな痛みをおしつけています。今集会は、こうした状況に対して、あらゆる政治信条・立場を超えて、社会保障充実を求める一致点での共同をすすめる目的で開催されました。
チエーンスピーチでは、年間2,000時間働いて年収140万円の非正規雇用の青年、障害を抱えた子どもたちが生きる上で必要不可欠な療育を奪った自立支援法に苦しむお母さん、朝8時過ぎに家を出て19時まで働いても移動時間を除いた賃金は実働5時間分だけという介護ヘルパー、国保証を取り上げられた家庭の乳幼児を診察した医師、この半年で174人が新たに就職して41人が退職した月10回の夜勤をこなす国立大学付属病院の看護師、年収平均270万のタクシー労働者、月125,000円で夫婦と中学生の子どもで生活する自営業者などから厳しい生活実態を告発する発言がされました。この集会には共産党と民主党の国会議員も参加しました。
集会後はパレードを行い「国の責任で社会保障を充実させよう」と市民に訴えました。
この集会の様子は京都新聞、朝日新聞、赤旗新聞全国版でも紹介されています。