スズキ ゲンさんのブログ

立命館の再生を願って

NO50、NO49の補足

2015-02-28 11:39:40 | 立命館の再生を願って
NO50 NO49の補足
副総長人事に続いて副学長人事においても吉田総長の任命権を妨害し、混乱をもたらした長田理事長、森島専務等の責任が問われなければならない。
   2015年2月28日  ジャーナリスト・元立命館総長理事長室長 鈴木元

目次
はじめに
(1)吉田総長の人事を何が何でも妨害し混乱させてきた長田理事長、森島専務
(2)学長特別補佐の確立
(3)情報統制、犯人探しに狂奔する森島専務

はじめに
さる2月18日の常任理事会において、吉田総長は、総長が任命する副学長人事4名についついて報告された。これに対して長田理事長、森島専務等はあれこれの「口実」を述べて、とことん反対し1時間余りの議論の末「継続」とした。
私は先に長田理事長、森島専務が、吉田総長の提案した副総長人事を妨害してきた事と関わって、NO49において原則的批判を行った。あわせて11月28日の理事会において総長承認・決定から既に2カ月もたっているにもかかわらず、副学長が発表されていないのは長田理事長、森島専務等の妨害以外には考えられないと記した。18日の常任理事会はまさに私が指摘した通りであることが証明された。
結局のところ、長田理事長、森島専務等は吉田総長の人事を妨害し、自分達が何時までも学園の主導権を握り続けたいだけの醜い集団であることが改めて明らかになった。
総長人事に対する長田理事長、森島専務等の妨害についての原則的批判はNO49で行っているので、ここでは繰り返さず、まず①18日に出された作為的な反対の言動についての批判を行い②2月25日の常任理事会で学長特別補佐が設けられたこと③情報統制と「犯人探し」に狂奔する森島専務への批判を展開することにする。

(1)吉田総長の人事を何が何でも妨害し混乱させてきた長田理事長、森島専務等を批判する
1)自らの任務サボタージュを棚に上げ「副学長に関する規程の細則がまだ整備されていない」とする論
昨年の4月25日の「役員体制あり方検討委員会(審議まとめ)」において、副学長の設置が打ち出された。そして7月14日の理事会において、寄付行為施行細則改定がなされ、副総長と共に副学長の設置が決定され、「理事で無い副学長複数名とする」と定められ、あわせて「副学長は、総長が理事長と協議の上で任命する」とし2015年1月1日施行とされた。
本来これ以上の細かい規定は必要ではないと考えられるが、(審議のまとめ)において「引き続き検討が必要とされる関連事項については、総務部および教学部において検討する」とされた。そして「2014年内を目処に具体的に方向性を策定し、常任理事会の下に別途ワーキング等を設置した上でその方向を策定する」とした。したがって「細則」がまだ整備されていないことの責任は、規程・細則整備の責任者である森島専務ならびに実務責任者の志磨総務担当常務のサボタージュによるものである。自らのサボタージュを棚に上げて、それを反対の論拠にするなどは「反対のためには嘘でも居直りでも何でもする」という森島専務という人間の醜さを露呈しただけの事である。
2)もしもさらに「細かい細則」が必要であるとすれば、実際に執行してみた上で定めれば良い事である。
「複数名」を何人にするか、その分署の分担、会議への出席分担などあえて規程・細則で決める必要もなく、総長と副総長等で調整すればよい事である。あえてさらなる「細則」を定めるとすれば半年か1年の実践の上で「副学長運営に関する覚書」程度のものを定めればよいことである。
昨年(2014年)7月に新しい規程が制定されるまでは、立命館大学担当の理事である副総長2名に、理事で無い副総長複数名、それに教学担当常務、学生担当常務がいた。それを理事である副総長3名にし、理事でない副学長を複数名置くとしたのである。速やかに理事で無い副学長を決めなければ、入試担当と学生担当を一人の副総長だけで執行するなど、元来無理であることは現場の実情を踏まえればわかりきった事であった。にもかかわらず副学長を決めさせなかったことは、いやがらせの妨害以外の何物でもなかった。
3)100年を越える立命館の歴史の中で、学園運営に無秩序な混乱をもたらす前代未聞の行為は許されない。
今回の事態を観ていると、総長が推薦して就任した渡辺副総長ならびに是永副総長が吉田総長の副学長任命に反対したり、理事会決定を執行する立場にある事務局の部次長が「副学長は屋上屋を重ねるから必要でない」等の意見を述べたり、上申書・意見書を提出するなどして、総長の副学長任命を妨害するなどの行為は、立命館の歴史始まって以来のことである。およそ部次長などの行政執行機関役職の人間がしてはならない反乱行為である。辞職のみならず、辞表の提出求められても当然である。
4)副学長任命にあたって「総長が理事長との協議を尽くしていなかったり、合意されていない人事を常任理事会に提案したことは問題である」との反対意見について。
1月23日の理事会において副総長が決まって以降、吉田総長と長田理事長・森島専務の間で何回も副学長人事に関わって協議していること、それどころか時によっては志磨総務担当常務理事、田尻総務部長までが参加し、吉田総長に対して提案されている副学長人事を取り下げるように迫っていたことは、役員室関係者の皆が知っていることである。細則では「総長が理事長と協議したうえで任命する」としている。長田理事長や森島専務に拒否権がある訳ではなく、合意を前提にした規程ではない。1か月以上何回協議しても一致しない場合、総長に任命権がある人事を、理事長や専務が同意しなくでも提案するのは当然のことである。
そうしなければ全学構成員で選出された総長・学長が、選出基盤も無く総長の推薦で理事となっている理事長や専務に翻弄され、総長・学長としてのリーダーシップを発揮できていないとの社会的評価をされることになるだろう。
なお元々、「副総長は総長が理事会に推薦」とあったものを、昨年の4月の答申において「副総長は総長が理事長と協議の上、理事会に推薦する」等の変更案が出てきた時、学部長理事などは疑問を持ったはずである。にもかかわらず「一般的に言って、それもある」と認めたことが、折角、学園の正常化を求める世論の上に吉田総長を実現したにもかかわらず長田理事長や森島専務の妨害や困難・混乱を作り出す原因になっている。結局、長田理事長、森島専務の変質を見抜けなかったことに起因している。この点に関しては今後とも警戒心をもって臨んでいただきたい。
5)「提案されている誰それは、何々であり反対である」との意見。
全学構成員の選挙で選ばれた学園・大学の教学の最高責任者である総長・学長に任命権のある副学長人事に関して、今回、部次長が「誰それは〇〇である」などと人物評価を行い反対の意見を述べたり、意見書や上申書を提出した。「役員のあり方に関する答申」や「規程改定についての全学討議が不十分であったとしても、その実践の模範たる部次長が絶対にしてはならないことである。これらの言動を行った部次長は総長選挙時において渡辺候補を推すカラーリーフを作成し・配布したりした部次長と重なっている。森島専務の指示にしたがっての行為だと推察される。
部次長にこのような事をさせてでも、吉田総長の人事にあくまでも反対し妨害するような人物である森島専務は解任し学園から追放しなければならないだろう
(2)学長特別補佐の確立
こうした経緯の中で2月25日に開催された常任理事会において、吉田総長(学長)から学長特別補佐4名置くことが提案され了承された。
その提案主旨は以下のようなことであった。
1)副学長の任命権は学長にあるが、提案してきた4名(坂根元理工学部長、佐藤元産業社会学部長、中村元教学担当常務理事、春日井元教学部副部長)の副学長候補について、「理事長と協議の上」を根拠に、長田理事長ならびに森島専務等は「坂根、佐藤の2名、は認められない」と反対してきた。総長の任命権を否定するこのような行為を認めることは出来ない。
2)しかし従来の立命館大学の職務領域から理事である3名の副学長だけで、業務が遂行できるとは考えられない。そこで今回は、かつての総長特別補佐と同様に理事長との協議を行う必要が無い学長特別補佐を設け、上記の4名を任命し分署は別途のようにすることにした。
3)出された質問と関わって、その他①任期は今日から2年間とする。②規程に「学長特別補佐を複数名置く」を追加する。③処遇は同様のポジションと同等とする。④実行過程で必要があれば運用についての覚書等を策定する。
こうした吉田総長の提案に対して、複数名の学部長理事が賛成スピーチを行ったが、長田理事長、森島専務は反対できず常任理事会として了承された。
結局、この間の長田理事長、森島専務の副総長・副学長人事への反対行動は吉田総長の人事を妨害し、学園に混乱をもたらしてきただけであった。
長田理事長、森島専務の辞任、併せて彼等の指示とはいえ、彼等に同調した言動を行い総長人事に公然と反対してきた渡辺・是永両副総長、志磨総務担当常務、田尻総務部長などの事務局メンバーは辞職・辞表を提出すべきであろう。そしてもはや新たな策動など許してはならないだろう。
(3)情報統制、犯人探しに狂奔する森島専務
ところで私はNO49において、長田理事長、森島専務等が総長人事を妨害していることに関して批判した。彼等はそれに対して反論しないだけではなく、私がNO49を部次長や課長の皆さんに対して、部次長メールや課長メールを使って配信した事と関わって、私に下記のメールが届けられると共に、部次長、課長の皆さんに対してもメールが送られている。

鈴木元殿
田尻総務部長の代理として通知します。
貴方は、内部で使用する業務用メーリングアドレスに文書を送付されましたが、
同アドレスは内部者だけが業務用で使用するためのものです。
職員であった時期に同アドレスを知ることがあったかもしれませんが、
業務に支障を来たしますので、同アドレスには文書を送付しないでください。

部長・次長・課長 各位
田尻部長からの連絡事項をお伝えします。
本日、元教職員鈴木元から業務用メーリングアドレスにアクセスして文書が送付する行為がありました。
外部者から目的外にアクセスして送られてきたメールですので、返信や転送を行わず、また課員への配布などは行わないようご留意ください。

こうしたメールが部次長や課長の皆さんに送られてきただけではなく「誰が鈴木に業務用メール番号を含めて、学内情報を流しているか」等の調査が行われている。まったく馬鹿げている、理事長や専務理事が全学構成員によって選出された総長の副総長人事や副学長人事に対して妨害している事にたいして私が批判している事に対して、なんの反省もしないどころか、事もあろうに「学内情報を流したのは、誰か」と「犯人探し」をしているのである。
情報公開が法律で義務付けられている国立大学法人と同様に、私立大学も可能な限り情報を公表しなければならない。ところが今回の18日の常任理事会議事録においては、吉田総長から副学長人事が報告され、それに対して長田理事長や森島専務が反対し妨害し決められなかったことについて、何事も無かった如く、一切報告されていない。そのことが批判されなくてはならない。なお、聞くところによると「あらかじめ議題に上がっていなかったから」とか言われているそうである。「ああ言えば、こういう」類である。「総長から副学長人事が提案されたが、理事長ならびに専務らの反対で継続となった」という事は学園始まって以来の事であり、議事録として残しておく重大な事項である。
私が部次長・課長メールを知っているのは、誰かが私に流したのではなく、在職中から知っていたことであり、退職後もかつて、そのメールを使って配信した事があり今回が初めての事ではない。ただ私も、業務のことも配慮して使ってこなかった。しかし今回のように総長の人事に特定の部次長が反対し妨害して決めさせないと言う事が起こっているにも関わらず、森島専務の責任において全学に配布されている議事録においては一切記載されていない状況の下、出席していない他の部次長・課長の方々にも部次長・課長メールにおいて配信し、お知らせしたまでの事である。森島専務などは、議事録できちんと周知する義務があると同時に、総長人事に反対し妨害してきたことについて自らの責任を明確にしなければならない。

なお、このNO50を含めて私の立命館問題シリーズ文書は、私の立命館問題専用のブログ( スズキ ゲンさんのブログ )を検索すれば過去の分を含めて全て見れることをお知らせしておきます。                   
                                 以上

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