
日本もご多分に漏れずコロナ禍でして、もう世界的なパンデミック状態
さらに結構日本は経済優先の観点からか、はたまたこれが行けなかったのか
サーズ大流行も、マーズ大流行の時も、水際対策だけで日本にウィルスが入ってこなかったってってのもあって
いざウィルスが国内に蔓延しちゃったら後手後手な対応しかできんし
世界的に蔓延が恥だと思ってるのかしれませんがPCR検査も国民全員にさっさと受けさせず
外出自粛とかでなんとか国民不在のままで世間体を保ってるような
国民の自粛あってでしょ
おかげで個人的な楽しみをこれからもどれだけ奪われていくのやら
って事で、なんとかレンタル屋さんだけは一軒利用できるんでこの作品をレンタルしてきました
レンタルはR−15なんだよね、セルはR -18なんだけども
個人的にもう通販嫌だと言ってる場合じゃないかもね
っていうことでR−15レンタル作品を見ました
ってのもオールインの新作が借りられてて、見るもんなかったってのもあるんですが
「愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1」っていうDVDタイトルなんですが
本編では「愛の小さな歴史」としか表示されない
“vol.1”ってあるからには、シリーズ化していくつもりですよね越川道夫監督は
何せお一人で撮影・編集・脚本・監督の5役ですからね
って登場人物は、たった三人です
舞台が西新宿にあるんでしょうか三軒並んだ古本屋の一軒をお借りしてのロケでした
そんな小さな古本屋の中年主人・pトモさんとひとまわり年下の妻のユリ
そしてトモさんの幼馴染のリュウタの三人に、後は古本屋に来てるお客さんが2、3人
こいつらはスタッフたちのエキストラ出演でしょ
劇中の台詞も少なくいわゆる最近の傾向である自然光での撮影をしてるので
ある意味商業映画であるのですが、私には自主制作映画のような感じがしてならなかった
ただ映画的には台詞が少ないから説明台詞ではないところが買えるんですねぇ
さらに映画の進行を促すためにヒロインの内心がナレーションされてるんですが
それ自体も何故か第三者的な内面描写で、全く無駄がないんですね
オープニングからトモさんとユリさん夫婦のベッドシーンから始まるんだけども
先に書いたように自然光だけで撮ってるからヒロイン役に瀬戸かほのおっぱいも満足に全体像が見られないっていうことでR -18杯一体どんしなってるんか
って興味が逆に沸いたけど、見終わってこんなクライマックスも映画的なケレンもないような作品を手元に置く気が失せてるのも事実
古本屋の店主のトモさんとその妻のユリがなんで結婚したのかも説明されぬまま
トモさんの幼馴染のリュウタが突然父親に死なれ、その蔵書の始末を頼まれて
その整理をしてる間にユリが愛する人をトモさんからリュウタに乗り換えた
っていうだけのお話を106分見せられただけ
ただ皆さんっても三人だけですから、みんないい人ですからリュウタは
トモさんに“彼女、僕に譲ってくれないかな”とちゃんと言うし
トモさんに“彼女、僕に譲ってくれないかな”とちゃんと言うし
トモさん自身も譲ってしまうしで
一体何が言いたかったのか
結局ひとの心は移ろいやすく
何不自由ないまま惰性で暮らしているってことを言いたかったんだろう
って自分自身を納得させて此の記事を書いてるんだけど
今時に作られる日本映画の良心って何も起きないお話を延々と紡いでいくのが映画なんでしょうか
2019年製作、日本映画、キングレコード作品
越川道夫撮影・編集・脚本・監督作品
出演: 瀬戸かほ、深水元基、宇野祥平
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