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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

若親分

2025-04-09 17:17:17 | 邦画
YouTubeで視聴させてもらった多分期間限定の無料公開
イヤー雷蔵さんの任侠映画ったらいわゆる股旅ものしか見たことないからねぇ
着流し任侠映画って言っても殺陣が時代劇の殺陣になってるのが難点でしたかねぇ
でも凛々しい若親分っていうかそんな姿もいいけど
 
日露戦争で勝利した海軍少尉南條武が、父親である南條組親分がう闇討ちされ命を落としたことで
海軍を除隊して南条組二代目を継承して父親の仇を打つというだけのお話
 
軍服姿にしろ着流しにしろ折り目正しい雷蔵さんのある意味東映さんや日活さんとは一線を引いたように人物造形が作られてるのが雷蔵さんの任侠作品なのね
何せ眠狂四郎のシリーズと二本立てのシリーズとして8本作られてる若親分シリーズの第一作目
 
東映さんと日活さんとは違うって書いたのはなんとヒロイン役の朝丘雪路さんに恋の告白して一緒になろうって言うような人物像であったりして製作側も東映さん日活さんとは一線を画して作ってるように思えたけど
 
何せ物ごとにあんまり動じない南條武がじつにかっこいいし
またかっこよく池広一夫もの撮ってるんですね
1965年制作ということで皆さんお若いことお若いこと成田三樹夫さんのお顔がのっぺりしてたしアクの強さもでてんsかったなかで
佐藤慶さん1人が悪の親分として頭抜けた演技を見せているのに対して正義側があっさりとしすぎてるのがちと・・・
 
でもまぁ見てる分にはきちんと世界観が楽しめるのでそこは娯楽映画としてのノウハウを心得て作られてるプログラムピクチャーの持つ素晴らしさなんでしょうね
 
1965年製作、日本映画、大映作品
池広一夫監督作品
出演:市川雷蔵、朝丘雪路、藤村志保、三波春夫、山下洵一郎、山田吾一、原泉、石黒達也、水原浩一、杉田康、伊達三郎、杉山昌三九、桜京美、成田三樹夫、佐藤慶
 
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市民捜査官ドッキ

2025-04-09 05:05:05 | 韓国映画
ごく最近ミャンマーとタイ国境になんと犯罪都市が建設されてて、そこで強制的に連れてこられたのかバイト感覚で外国に行けるからって
若者が集められて振り込め詐欺に加担させられた人たちが何千人も保護されたっていうニュースがあったものの
いわゆる末端のそれこそ何も知らずに連れてこられて強制という名の暴力に支配されて被害者に電話かけまくっていた連中が保護されただけで
いわゆる詐欺の中枢という詐欺犯やそのいわゆる黒幕というかボスというか首謀者が逮捕されたっていうお話が付随してついてきてないってことは末端が保護されただけでなんの解決にもなっとらんということなんでしょうね
 
民間人が何を捜査するのかなんて考えもせずに韓国映画だってことだけで飛びついたこの作品でしたが
枕にも書きましたがそんな振り込め詐欺にあった主人公のドッキがなんと振り込め詐欺集団組織の首謀者にまでたどり着いて逮捕しちゃうという2016年に韓国で実際にあった事件を元にして作られた娯楽映画
 
主人公のゾッキは2人の保育園児を持つシングルマザー
クリーニング店を経営して生活していたが火事で焼け出されて
今では銀行の融資を頼りにクリーニング会社の洗い場でアルバイト生活
なんと火事で全てをなくしてほぼ無一文
なので2人の子供を保育園にも行かせずにクリーニング工場で遊ばせ、夜は工場の片隅で寝泊りしてる極貧生活者
 
そんな彼女に銀行から新しい再融資の電話が来て
ワラをもすがる気持ちで言われるがままに手数料だと都合8回計3200万ウォンを支払ってしまう
まぁ相変わらずの韓国警察の対応でしてしまいには担当刑事から居留守を使われてしまう始末
そんな時にまた詐欺犯から電話が来て、なんと今度は詐欺犯から窮地を述べられて助けを求めてきた電話だった
 
ってことで海外に拠点を持つ振り込め詐欺集団の暴力的拠点からの情報を得つつ
ドッキおばさんの独自の捜査が始まるんですね
何せお金を返して欲しいから
そんな情報をも完全に無視する相変わらずの韓国警察の無能っぷり、詐欺集団の首謀者の方がすこぶる切れる男ですよね
 
なんと海外に拠点を持ってることがなんとかわかり、場所は中国の青島だっていうことまでは突き止めるものの
ってことでクリーニング工場の女工さんで青島に妹さんが住んでる中国語のできるオバさんともう1人観光旅行気分のお姉たんと三人で
わずかに伝えられたお店の名前を頼りに青島まで出かけるドッキおばさんの行動力ってどこからくるの
 
詐欺集団のひどい支配的な描写とおばはんたちとの明暗な描写を交互に見せながら
そう結構スリリングにそしてコメディチックに映画は進んでいくんですが
まぁ事実を元にしてっていうことで多分にフィクション化されてるとは思いますが
時折日時と地名が示されているのでそういうとこはほんもんなんでしょうね
 
犯人側の若者が全ての情報を韓国警察に送ってしまうことでおバカ警察も動かざるを得ずにドッキの担当刑事が中国にやってくるんだけど一歩も二歩も遅れるという始末
でして
さて詐欺集団には内通者から情報が入りボスはどこかに逃げる算段
追いかけるドッキ
その攻防戦がじつに面白いんだなこれが
 
ってかトーシロのおばさんが本当に金に困って行動に移ってそこまでやるかっていうお話でしたが
なんと懸賞金1億ウォンは未だもらってないというオチがついたてるのね
多分に詐欺られたお金も返ってきてないだろうに・・・
 
2024年製作、韓国映画(日本公開作品)
パク・ヨンジュ脚本・監督作品
出演:ラ・ミラン、コンミョン、ヨム・ヘラン、パク・ビョンウン、チャン・ユンジュ、イ・ムセン、アン・ウンジン
コメント (2)
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