シネマート新宿の恒例企画興行<反逆の韓国ノワール2018>で上映された1本
最近その映画的なプロットの面白さにはまってしまい
韓国映画と見ると何でもかんでもレンタルしてしまう私ですが
すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった
ってのも社会派SFミステリー・サスペンスにオカルトと映画としての面白い要素を色々詰め込んでなんともびっくりな作品に仕上げてきた
主人公は検事のジンホン、7年前に母親が目前でひったくり犯に殺害され、
その犯人だと思われていた男が死亡
真犯人が別にいると確信したジンホンは独自に捜査をしていた・・・
そこへ、死んだはずの母親が7年ぶりに帰ってくる
ちゃんと生きて写真にも写るし肉体も触れるし口は聞ける、一応血圧も血液も採取できるものの
現役検事の母親が7年ぶりに生き返ってきたわけなので
国家情報院は、国家機密事項になっていて世界的に同様な生き返って来て
自分を殺して法的に裁かれていない犯人を自ら復讐し
終わるとその場で身体が炎上して消えていくという不可思議な現象が起きていて
子のような生き返ったきた人間を“犠牲復活者(RV)”と呼んでいることと
このジンホンの母は韓国での最初の事項に当たると
本来は国家情報院が取り扱う事項なのだが、警察の女性刑事にも、なぜに犯人は死んでるのに甦ってきたのかを調べる様にと指示を出される
母親の事件を自分でも調べているジンホンと国家情報院と警察との三つ巴の捜査合戦が開始されるというミステリーサスペンス
そんな状態で遺恨を晴らせないまま死んでしまった魂が、その思いを晴らすために
”犠牲復活者”として、この世に戻っきて、復讐するというオカルトにSF的な要素
それらが相俟って実に韓国らしい”恨”を晴らそうという韓国思想に加えて
"息子を思う母の気持ち"や、その母に対して"貧しいことが恥ずかしい”と言った息子の思いが込められちゃんと映画として描かれているんですね
そういう意味でエグくもないしエロくも、更に悪意ある人間を描いてもいないものの
実に韓国映画らしい映画となっていたんですが1
韓国映画の孕んでいる毒がないってところに私自身にはもの足りんかったわけでして
"すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった"
ってことでした
92分の尺も実に丁度いい長さだった
2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
クァク・キョンテク脚本・監督作品
出演:キム・レウォン、キム・ヘスク、ソン・ドンイル、チョン・ヘジン、チャン・ヨンナム、ペク・ポンギ、オ・デファン、キム・ミンジュン、イ・ジュンヒョク
最近その映画的なプロットの面白さにはまってしまい
韓国映画と見ると何でもかんでもレンタルしてしまう私ですが
すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった
ってのも社会派SFミステリー・サスペンスにオカルトと映画としての面白い要素を色々詰め込んでなんともびっくりな作品に仕上げてきた
主人公は検事のジンホン、7年前に母親が目前でひったくり犯に殺害され、
その犯人だと思われていた男が死亡
真犯人が別にいると確信したジンホンは独自に捜査をしていた・・・
そこへ、死んだはずの母親が7年ぶりに帰ってくる
ちゃんと生きて写真にも写るし肉体も触れるし口は聞ける、一応血圧も血液も採取できるものの
現役検事の母親が7年ぶりに生き返ってきたわけなので
国家情報院は、国家機密事項になっていて世界的に同様な生き返って来て
自分を殺して法的に裁かれていない犯人を自ら復讐し
終わるとその場で身体が炎上して消えていくという不可思議な現象が起きていて
子のような生き返ったきた人間を“犠牲復活者(RV)”と呼んでいることと
このジンホンの母は韓国での最初の事項に当たると
本来は国家情報院が取り扱う事項なのだが、警察の女性刑事にも、なぜに犯人は死んでるのに甦ってきたのかを調べる様にと指示を出される
母親の事件を自分でも調べているジンホンと国家情報院と警察との三つ巴の捜査合戦が開始されるというミステリーサスペンス
そんな状態で遺恨を晴らせないまま死んでしまった魂が、その思いを晴らすために
”犠牲復活者”として、この世に戻っきて、復讐するというオカルトにSF的な要素
それらが相俟って実に韓国らしい”恨”を晴らそうという韓国思想に加えて
"息子を思う母の気持ち"や、その母に対して"貧しいことが恥ずかしい”と言った息子の思いが込められちゃんと映画として描かれているんですね
そういう意味でエグくもないしエロくも、更に悪意ある人間を描いてもいないものの
実に韓国映画らしい映画となっていたんですが1
韓国映画の孕んでいる毒がないってところに私自身にはもの足りんかったわけでして
"すごい面白いというわけではないんだけど、なんとも不思議な作品だった"
ってことでした
92分の尺も実に丁度いい長さだった
2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
クァク・キョンテク脚本・監督作品
出演:キム・レウォン、キム・ヘスク、ソン・ドンイル、チョン・ヘジン、チャン・ヨンナム、ペク・ポンギ、オ・デファン、キム・ミンジュン、イ・ジュンヒョク
これ合わせて「7号室」と「模倣霊」の3本、韓国映画がレンタル同時開始されましたが、実は一番楽しみにしていたのがこの作品だったんですけど、なんか私には合わなかったんでしょうねえ、冷え切った目で見てしまいました。
根本的な題材は良いとは思うんですけど。。。
まあこれほどクズな人間ばかりが出てくるてのが本来の韓国らしさかもしれませんねぇ。
個人的には「7号室」は面白く見られました。
韓国映画は色々と実験的な映画製作もできるようでうらやましい