MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

快楽の誘惑

2024-06-11 18:37:11 | 洋画未公開
いや知らなんだ知らなんだ、なんかGEOさんにエロティックな洋画が『ゲオナビ』にはきちんとリリースされてるように記事になってるのに一本も入荷されてないから
この店には入荷せんのかって思っていたら
ちょっと世間のことを知りたいなぁって店内暖簾のコーナーにはいってみたら
なんと邦画っていうか配信になる前の円盤のエロティックOVとか洋画のエロティック作品が置いてあるではないですか
こういうところにあったのねって初めて知りましたよ
 
ってことでこの6月5日にレンタルリリースされ、なんと配信は5月3日、セルリリースは8月2日のこの作品をセットに組みいれてレンタルしてきました。
ってことでいわゆる月一本程度リリースされてる一番新しい洋ピンの一本です
ポーランドの映画だったようですね
なんとまるまる二時間も尺のあるポーランドの映画
一応日本ではR−15の指定を取っておりますのでボカシがかなり多くのシーンでかかりますが
内容的には真面目なラブロマンスのお話
 
ヒロインは中年の裁判官として社会的に成功し美貌も兼ね備えたオルガ
夫は過去に病死して一人娘は大学生として離れて暮らしてる
ある日オルガはカフェで、自分が担当している裁判の証人である15歳年下の魅力的な青年マックスから声をかけられ
なんともう肉体の喜びから遠ざかっていたオルガだったがこのイタリア人の男性と恋に落ちて許される関係でないことは承知の上で、お互いの肉体をむさぼるように求め合う仲に・・・
 
年の差こそ離れているものの彼に肉体の渇きを癒されていくうちに真実の愛を感じたオルガだったが、
実はマックスは娘マヤとも肉体関係にあった男であり事件の被告の問題も絡まってきてのまさか三角関係って言えば聞こえがいいがマックスにしてみれば親子丼の関係になるし、
オルガからしてみればって実は彼女だけ最後まで知らないのだが実の娘と竿姉妹という完全ドロドロの関係にあたるわけでして
 
オルガとマックスとの2人は純粋に年の差を問題にしつつも真実の愛に陥るものの
周りが2人の愛を翻弄させてゆくという中で
真実の愛を貫き通すことができるのかというラブロマンスな作品でした
いちおうポーランド映画ですからメインのダイアローグはポーランド語ですが、オルガとマックスはいわゆる異国人同士ですから2人の会話は全て英語というダイアローグでしたねぇ
 
まぁいちおう悲恋に終わるお話ではあるのですが
本当に最後の最後で娘に告白されるまでオルガはマックスとマヤが関係を持ってたってことも知らないで
周りから翻弄されていく姿を見ていくお話だったのね
悲恋に終わるか恋が万難を廃して成就するのかっていう結論が知りたくて結局最後まで見させられてしまった作品でした。
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2023年製作、ポーランド映画
トマシュ・マンデス共同脚本・監督作品
出演:マグダレーナ・ボチャルスカオルガ、シモーネ・スシンナマックス、カタルジナ・サフチュク、ヤヌシュ・ハビョル、セバスティアン・ファビアンスキ
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隣人X−疑惑の彼女−

2024-06-11 05:05:06 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
パリュスあや子が第14回小説現代長編新人賞を受賞した『隣人X』が原作
ここきて目がきつくてってのもあるけれど学生時代で一生分の本を読んでしまったからこの年になったら原作はもちろん未読です(笑
 
昨年の12月に公開された映画が6ヶ月の期間を経ての二時使用のDVD化ですけども配信は3月に解禁になってるのよね
ってもう配信もですがこの6ヶ月って言う業界の不文律が最近なし崩しになってるって言うのもある中である意味DVD化に関しては律儀な作品でしたが・・・
 
早速鑑賞しましたがイマイチピンってこないというかなんだろうピシッってしたとこのない作品だったかな
一応Xって宇宙人の難民の訳でそれが地球に来て人間に化てっていうか人間の姿をコピーして日常に紛れ込んだ宇宙人Xがどこで暮らしているのか誰もわからないって言うのが前提なんですが
一応宇宙人難民を扱っているのにSFものでもないと言う不思議な作品、だってコピーしちゃうんだから同じ人間が2人できるわけだけどコピーされた方は一体どうなるんやろ
そこいら全く説明不足でして
一王台湾からの留学生でおんなじ顔した奴が麻薬売買で逮捕されるっていうTVニュースがありましたが本編での台湾留学生にはXの印で有る三点のは黒子が明示されてなかったしで彼女は普通の苦学生だったのかな
でも好きになったミュージシャンには印がありましたよねコピー元の人間は何処にいる?

とかなり杜撰な作品ではあるのですが上野樹里さんに惚れてその父親がXではないかと
いわゆる週刊誌記者の林遣都が彼女に近づいてその父親を探っていくわけですが
そうしなければならない二つの事情を林遣都は抱えておりまして
一つは会社クビ寸前
さらに施設に入れた認知症の母親が施設使用料滞納で追い出され寸前という岐路にはたたされてて
それに乗っかって週刊誌も彼の記事で上野樹里の父親をXだって言うフェイク記事を出した関係で
林遣都の二つの悩みは解消されるものの・・・
 
それによって巻き起こる現在のマスメディアのあり方やSNSでの情報が散乱してる世の中を批判というか風刺してるような作りであったし
それによって家族愛を取り戻すことができるって言うお話にしておいたりというか
結局我々が抱えてる問題をギュウギュウに一本の映画に詰め込んだ作品でもあったようで

人がなんと言おうと、自分を信じて生きていけということがテーマだったのじゃないかな
っていうか上野樹里さんのあの印は・・・
っていうラストが利いていた作品だったかな

2023年製作、日本映画、「隣人X -疑惑の彼女−」製作委員会作品
熊澤尚人脚本・編集・監督作品
出演:上野樹里、林遣都、野村周平、ファン・ペイチャ、川瀬陽太、嶋田久作、バカリズム、原日出子、酒向芳
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