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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ファースト・マン

2019-07-18 23:45:04 | 洋画
地球上で誰もが知ってる、人類史上初めて月面に人間の足跡をつけた
宇宙飛行士ニール・アームストロングの伝記映画を「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングのコンビが作っておりますが
最初に書いたようにだれでも知ってる史実をどのように2時間20分の映画にまとめるのかと
そういう意味で一応見ておこうってセットの1本に組み込んだのですが

そこはアカデミーコンビでしたのであんまり山場のない映画(って誰でも彼が月面に成功することは知ってる訳)でしたが
人間アームストロングという、ある意味で家族を省みない独善的な人間描写がそれなりに面白く寝オチせずに最後まで見られました

そうなんですねぇ現在はアメリはさほど宇宙開発にお金をかけてないのかな
その分ロシアとか、中国が開発にお金をかけてるようです
ってことで宇宙を制する国が世界を制する不文律があるようですが
このアームストロングが月に行ったのも60年代アメリカとソ連はお互いに宇宙開発に凌ぎを削っていた時代ですから

すべてにおいて宇宙開発に遅れをとっていたNASAがアメリカの国威をかけており
結構タイトでキツいプランを宇宙飛行士に課していたんですね
犠牲も厭わない過酷さも垣間見れますが
宇宙飛行士は一ヶ所に集められ皆家族と一緒に生活しており、一種のコミュニティではあって家族同士のお付き合いではあるものの
夫の飛行士同士は仲間であり、お互いにライバルでもあったようですが

そんな雰囲気を描くこともなく、映画はアームストロングの視点で淡々と進んでいく訳ですが
アームストロングの私生活では長女の病死を乗り越え
父親としては家族愛を優先させるアメリカのお父さんとしては子供とのコミニュケーションもとれない父親としては失格な人間だったようで・・・

月面探査に出掛ける直前に奥さんにさんざ言われて子供とのコミニュケーションをとるようなダメお父さん
奥さん役には「蜘蛛の巣を払う女」のリスペットを演じていたクレア・フォイだったのね

月に行ったもののなんとこの映画実は月面に星条旗をたてるシーンはないのね
一瞬星条旗が立ってるシーンがあるにはありますが
なんとアームストロングは死んだ娘の腕輪を月面クレーターに投げ入れるんですねぇ
ここはフィクションだとは思いますが・・・

ラストシーンというか隔離室で夫婦の愛を確認するとこで
彼はここで初めて所謂家族を愛する普通のオトーサンになれたっていうとこで終わるんですねぇ

2018年製作、アメリカ映画
デイミアン・チャゼル製作・監督作品
出演:ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、コリー・ストール、クリストファー・アボット、キアラン・ハインズ、パトリック・フュジット、ルーカス・ハース

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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あながちフィクションとも、、、 (alan_smithee)
2019-07-19 00:49:43
本映画は見てないんですが、マ-キュリー計画、アポロ計画、スカイラブ計画 辺りまで、アメリカ宇宙飛行士は結構むちゃ・おバカやってます。
アポロで私物の携行に関して重量制限は厳格だったものの、いろいろ持ち込んでたらしいですし。 記憶では「コインを持ち込んで月の砂にさらしてプラ袋で密閉し、地球で試しにオークション出品したらバカ高い値がついて、NASAが激怒」(笑)。実際に売ったかどうかはうやむやだったように記憶してます。
詳しくは、本の「ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士」(中央文庫)とか『宇宙はジョークでいっぱい〜宇宙開発ちょっといい話〜』(角川書店)とかに垣間見えます。www
alan_smitheeさん、 (morkohsonimap)
2019-07-19 12:22:40
こちらにもありがとうございます。
そうなんですか、宇宙飛行士あるあるなんですね
宇宙服のどこから出してきたのやら
って思えたし・・・
結局自由度の高いアメリカらしいあるあると言えるし
宇宙に人類がなにげに行けるようになったとき
タイムカプセルのように未来の人類が過去の地球人が見つけて歴史を振り帰るー助になるって
ロマンですね

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