
日本映画を積極的に見ていこうという企画・・・
いや違ったこれって純然たるアメリカ映画だったんだ
製作・脚本・出演が藤谷文子で監督がマーク・マリオットで主演が井浦新っていう布陣でアメリカ映画
そう藤谷文子さんってそうなんですよステーブン・セガールの娘さん
お父さんの映画にも出演されてたこともありますが、平成ガメラシリーズで主演されてた方
小説家でもあり俳優でもあるしってことで彼女が作ったさくひんだったのね
日本人でありアメリカ人の血も入ってる彼女だから書けた脚本だったんでしょうね
いわゆる日本人とアメリカ人の文化の違いのギャップとアメリカでもきっとそうなんだろうけど都会と田舎の住人とのギャップみたいなもの全てを打ち込んで自分を新たに発見する1人の男坂井英輝(漢字表記は予告編からのいただき、本編中は全てヒデキサカイだった)の物語
まぁアメリカと日本の血が混じってる人だから書けたオリジナル脚本とも言えるのかなぁ
ってことで食品商社に勤める営業マン坂井英輝39歳
実に遣手の営業マン、今日も後継者のいないチョコレート会社を自社のものとして受け継ぐ契約を済ませたばかり
あまりの忙しさに渋谷の路上でコンビニ弁当での昼食
しかし、そこは遣手のエリート営業マン、なんと副社長のケイコさんと密かにお付き合いしてはや7年そろそろ結婚しようかってみんなの目を盗んで新居探しのするものの
今度は成績の上がらないアメリカの牧場で和牛を育ててそれを回転率の良い商売にしようって和田っていう牛専門家とアメリカに渡り牧場でスーツ姿で1人一大プレゼンするものの
牧場主と雇われカウボーイは誰も彼の話を聞いてくれず
観光客扱いに終始される始末
和牛をアメリカで生産しコスト削減でアメリじゃ市場にっていうアイディアは
それなりに勝機はある企画なんですが
やはり二の足踏む牧場主、スーツが田舎ではまずはスーツ姿が受け入れてもらえなかったっていうことがわかり
地元民と同じ格好でまずは和牛の飼料作りからっていうことを説き始め
段々と彼らと寝食を共にしてくうちに・・・
そう効率主義で動く日本ビジネスではあかんかったのよ
そう効率主義で動く日本ビジネスではあかんかったのよ
でも日本はそんなまってくれない
そこでどないなってのやって副社長がアメリカくんだりまだまでやってきて
そんなこんなで自身も働き蟻からようやっと人間に戻ってきたとこで恋人のケイコさんとゆっくり露天温泉につかり
語り尽くすことに・・・
要はアメリカの片田舎で過ごす中で人間らしさを取り戻し人間として生きていくことを見つけたっていうだけのお話なんですが
何故かいい話になってる作品
どう見てもアメリカ資本とアメリカ人監督で作った映画なんですが
どこから見ても日本人目線で描かれてる作品で日本映画しか思えない作品だった
2023年製作、アメリカ映画
藤谷文子製作・共同脚本・出演、マーク・マリオット監督作品
出演:井浦新、ゴヤ・ロブレス、ロビン・ワイガート、國村隼
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