
日本映画専門チャンネルの恒例企画番組<おとなの桃色シネマ白書>の今月のOA分の二本目は今岡信治作品です
っていうかこの映画なんと吉岡睦雄のピンク映画デビュー作だったんですね
彼のこう言った作品でのキャラはこの作品で確立されたようですが
作品をかさねていくうちに柔軟さが醸されて実に良いピンク役者に成長していくんですが
まだ彼のそんな役者としての資質は発揮されずにちょっと硬質な演技ではあるもののきちんとキャラクターを確立した演技を見せてくれていましたかね
っていうか最近ではそんな彼を使いこなせるピンク映画もOP映画一社だけですから
ピンク映画に出番なしと
一般映画でよく見かけるようになりなしたけどね

さてこの作品一応はプログラムピクチャー制度の中でピンク映画として国映が製作して新東宝の番線に乗っかった作品ではあるものの
何故かというかどこかピンク映画らしくないっていうのはやはりピンクとして一応三人の女優さんをしっかり脱がしているんだけど
劇場に足を運ぶお客さんに媚びるようには作られていませんから
いくら”女教師“とかピンクやエロ映画の定番の客寄せフレーズを使っても
さらに濡れ場がなんぼあってもこの映画にエロさが全くと言っていいほど感じられない
しかし、私は“女教師”ってずーっと昔から“おんなきょうし”って呼んできてましたが
この作品に関しては日本映画専門チャンネルの番組紹介ページでは私同様に“おんなきょうし”とルビ振ってくれてましたが
ほとんどのエロチック作品では“じょきょうし”なんですよね
一体どっちがいいんだろう
個人的には“おんなきょうし”に私はエロさを感じるんですがね
さて映画としてはオープニングでポコ○ンを教室の窓から陽に当てて日光浴してるんですっていう生徒が言うところの“目の見えない雲雀は肩に死んだ人の魂を乗せて・・・”って言う方向性に作品が向いてしまっていて
そこはさすがに今岡館監督の真骨頂になってしまってるような作品だった
何時も言ってるがこの番組枠のPさんは実にピンク映画の選択に自信ありきの人ですね
切り口の違う記事はコチラ
2002年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
今岡信治共同脚本・監督作品
出演:高野まりえ、小倉あずき、米倉あや、吉岡睦雄、松島圭二朗、土橋大輔、羅門ナカ、理佐ライオン、イッペイ、岩越瑠美
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