一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は渡哲也の「無頼」シリーズ第四弾
再びシリーズ第二作の小澤啓一さんが監督として復帰、
更にチーフ助監督も澤田幸弘、そして池上金男さんがこれまた脚本を小澤啓一さんと共同執筆
ある意味本家返りしたスタッフですが、シリーズの1,2作とは明らかに色合いの違う作品
オープニングで五郎に命を狙われ、息の根を絶たれるのは大滝秀治さん、
台詞は断末魔のうめき声のみですが、そこは名優、台詞もないのに見事な死に様です
ってかこの映画には馬渕晴子さんと小林千登勢さんも出演されてましたね
弟の裁判費用捻出で苦界に身を沈めた薄幸な役でしたが
ドラマは弟分の裏門仮釈放を見送り、その姉を尋ねて三河まで行く五郎に
名古屋の大組織が親分大滝秀治の恨みをはらそうと言う本筋
松原智恵子さんも三人目の別人キャラでの出演ですが
相変わらず五郎に寄せる想いは一途なんですね
あまりの一途さ故に、ってかこのキャラ自体が
この映画製作時には日本の女性がいつのまにか
どっかに置いてきてしまった純情を
ノスタルジーな比喩として意図的に創作したンですねぇ
脚本の段階で、それがピタリと嵌まったって感じかな
毎作、五郎の回りというか、彼に関わった人物は必ず命を落とすという構図でしたが
今作岡崎二郎と秋とも子のカップルが逃げれてたなぁ
と、思わしといての彼らの貨車だけ切り離されてて
やっぱ心中という形であたら若い命を散らしてしまうのねぇ
秋とも子さんがレイプされるシーンでは彼女のおっぱいがチラっと露出されちゃってましたね
本番で絡みの役者さんがミスったンでしょうかフィルムですから取り直しできないし
って殆どDVDでもコマ落とししないと見過ごす程度ですから
本職の編集者さんでも見落とすし
今作ではあの楽曲だけだったテーマに歌詞がつけられ渡哲也さんが歌唱されてるのですね
前作では2曲劇中で披露されてた曲は、原作者藤田五郎さんの作詩でしたけど
今作は滝田順氏が詩を書いてる。
ラストのカタルシスは塩田での泥まみれですか
ヤクザ社会の弩汚い社会の比喩として
カタルシスでの泥まみれがメッセージとしてパターン化されてきたのかな
1968年製作、日本映画、日活作品
小澤啓一脚本・監督作品、池上金男共同脚本
出演:渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、藤竜也、佐藤慶、南原宏治、小池朝雄、岡崎二郎、秋とも子、大滝秀治、高宮敬二
本日の一本は渡哲也の「無頼」シリーズ第四弾
再びシリーズ第二作の小澤啓一さんが監督として復帰、
更にチーフ助監督も澤田幸弘、そして池上金男さんがこれまた脚本を小澤啓一さんと共同執筆
ある意味本家返りしたスタッフですが、シリーズの1,2作とは明らかに色合いの違う作品
オープニングで五郎に命を狙われ、息の根を絶たれるのは大滝秀治さん、
台詞は断末魔のうめき声のみですが、そこは名優、台詞もないのに見事な死に様です
ってかこの映画には馬渕晴子さんと小林千登勢さんも出演されてましたね
弟の裁判費用捻出で苦界に身を沈めた薄幸な役でしたが
ドラマは弟分の裏門仮釈放を見送り、その姉を尋ねて三河まで行く五郎に
名古屋の大組織が親分大滝秀治の恨みをはらそうと言う本筋
松原智恵子さんも三人目の別人キャラでの出演ですが
相変わらず五郎に寄せる想いは一途なんですね
あまりの一途さ故に、ってかこのキャラ自体が
この映画製作時には日本の女性がいつのまにか
どっかに置いてきてしまった純情を
ノスタルジーな比喩として意図的に創作したンですねぇ
脚本の段階で、それがピタリと嵌まったって感じかな
毎作、五郎の回りというか、彼に関わった人物は必ず命を落とすという構図でしたが
今作岡崎二郎と秋とも子のカップルが逃げれてたなぁ
と、思わしといての彼らの貨車だけ切り離されてて
やっぱ心中という形であたら若い命を散らしてしまうのねぇ
秋とも子さんがレイプされるシーンでは彼女のおっぱいがチラっと露出されちゃってましたね
本番で絡みの役者さんがミスったンでしょうかフィルムですから取り直しできないし
って殆どDVDでもコマ落とししないと見過ごす程度ですから
本職の編集者さんでも見落とすし
今作ではあの楽曲だけだったテーマに歌詞がつけられ渡哲也さんが歌唱されてるのですね
前作では2曲劇中で披露されてた曲は、原作者藤田五郎さんの作詩でしたけど
今作は滝田順氏が詩を書いてる。
ラストのカタルシスは塩田での泥まみれですか
ヤクザ社会の弩汚い社会の比喩として
カタルシスでの泥まみれがメッセージとしてパターン化されてきたのかな
1968年製作、日本映画、日活作品
小澤啓一脚本・監督作品、池上金男共同脚本
出演:渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、藤竜也、佐藤慶、南原宏治、小池朝雄、岡崎二郎、秋とも子、大滝秀治、高宮敬二