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極限境界線 救出までの18日間

2024-03-29 05:05:17 | 韓国映画
2007年、タリバンによって実際に起きた韓国人23名の拉致事件を題材にフィクションとして製作された人質当事国韓国のアクション映画
まぁ実事件ですから実際に表面上でのことはわかっていて人質が解放されるってことが事実としてあるわけですから
韓国人も知らない裏取引の実態を想像で描いてるわけで
 
映画の中でも実際に交渉にあたり人質解放に成功させたファン・ジョンミン演じる韓国外務省の外交官、チョン・ジェホが人質解放に関わる全仕事に関しては
決して公開しない旨の誓約書を書かせられるとこが出てきてますので
こう言ったこの映画で見られる交渉のシーンとか
 
政府関係者の葛藤やヒョンビン演じる韓国情報院の現地工作員、パク・デシクなどはフィクションとしての創作人物なんでしょうね
特にヒョンビンにはアクション担当でかなりな見せ場が数回ありましたし・・・
 
人質となるのはこれも事実かどうかはわかりませんが韓国の渡航禁止を破ってタリバン支配地域に入っていったある教会の信者たちですからね
勝手に何しにいったかもわかんない連中を国を挙げて国家公務員として自分の命までかけて救出せんでもよかろうもん
って私なんか見てましたけど、あくまで自己責任やろと渡航禁止の禁を破ってるわけやし
まぁそれでも人質が全員死ねば政権は潰れるってことですよねどこの国でも数十人となると
そして人命ほど重くてかつ軽いものもないわけで
重さ軽さはそれぞれの国の思惑次第ちゅうのもある意味事実だし
 
だから引き換えに、刑務所に収監されているタリバンの囚人たちの解放を要求し、それが叶わない場合は、人質を全員処刑すると脅しをかけるものだし、命の期限を切って見せるけどそこには双方の駆け引きがあるから交渉の意味もあるし身代金も絡んできたりと脅す方にも脅される方にも分があるわけで
そこいらの駆け引きに命をかける緊張感とかが生まれてくるわけなのね
 
面白かったのは否めない映画ではあるのですが、なんか見てるこっちに緊迫感がなかったのは、人質たちが救出されるって事実が前提にあるからで
交渉の描写には映画としての緊張間はあってもそこは結末知ってるってことがやっぱねぇ一種の弱点でもあったのかな
ってことで最後のソマリア海賊云々のシーンはなくても良かった気もする
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
イム・スルレ監督作品
出演:ファン・ジョンミン、ヒョンビン、カン・ギヨン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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こんばんは! (ヒロ之)
2024-03-29 18:42:45
こちらもコメントありがとうございました。

勝手に危険区に入った者達に振り回される政府、というより命懸けで現地に乗り込み直接交渉せざるを得ない主人公の気持ちを考えると、色々思う事もありますが、その辺は韓国映画らしく緊迫した雰囲気を上手く作り出していました。
「拉致」の部分だけ借りて、他の多くはフィクションなのでしょうけど、それなりのエンタメとして完成させられるところは、日本も見習わないと、とは思います。
ヒロ之さん、こちらにも (morkohsonimap)
2024-03-30 02:48:43
ありがとうございます。

こういった作品は外交のやり取りにどうしても重点が置かれてきなすからねぇ
そこいらが好みの分かれるところでしょうね
前に南米かどっかで日本大使館で人質事件が起きたのを映画化した作品があったように思うのですが
それは一応映画化されてた気がするけど

今では関係各所への忖度とかコンプライアンスとかが先に来て日本では映画化は無理ですよね

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