糸谷四段が阪大合格・プロ棋士初の国立大進学

2007年03月21日 20時29分30秒 | ニュース
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070321STXKD009421032007.html

日本将棋連盟は21日、プロ棋士の糸谷哲郎四段(18)=広島・広島学院高3年=が大阪大学文学部入試に合格したと発表した。同連盟によると、プロ棋士が国立大に進学するのは初めて。

 国立大生がプロ棋士になった例はあり、2004年2月に当時東京大学法学部3年の片上大輔五段がプロとして認定される四段昇段を決めた。

 糸谷四段は1988年、広島県生まれ。98年9月、森信雄六段門下で、6級で奨励会に入会。06年4月、プロ棋士(四段)となった。

 学業と将棋の両立は難しいとみられていたが、豪快な力将棋でその不安を一掃。昨年10月には若手棋士で競う新人王戦で優勝した。終盤の寄せの鋭さは「西の怪物」と高く評価されている。

 06年度に記録した14連勝は同年度の全棋士中最高の成績。将来の将棋界を支えるホープの1人と見込まれている。〔共同〕(16:01)

渡辺竜王、最強将棋ソフト下す・平手で歴史的対局

2007年03月21日 20時28分22秒 | ニュース
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070321STXKD031121032007.html

将棋界初の試みとして注目された渡辺明竜王(22)と将棋コンピューターソフト「ボナンザ」の公開対局が21日、東京都内のホテルで行われ、渡辺竜王が112手で勝ち、第一人者の実力を示した。

 対局は平手・1番勝負で先手はボナンザ。持ち時間は各2時間。残り時間は渡辺竜王49分、ボナンザ5分だった。

 ボナンザが得意の四間飛車穴熊に組むと、渡辺竜王も居飛車穴熊で対抗。中盤までボナンザがややリードしたが、終盤に痛恨の見落としもあり、最後は確実で鋭い攻撃を浴びた。

 勝利を収めた渡辺竜王は「ボナンザは思ったより強く、驚いた。レベルはかなり高い」と振り返り、ボナンザの開発者・保木邦仁さんは「終盤の見落としがこたえた」と悔しそうに話した。

 今回の対局は、4月から始まるインターネット棋戦を記念して開催された。将棋界のトップに君臨する竜王に、昨年の世界コンピュータ将棋選手権に初出場で優勝したボナンザが挑む歴史的対局として話題を集めた。〔共同〕(19:39)