豆まきのお立ち台にて鬼どもが棒を振りふり邪気を掃ひぬ
豆まきの終われば鬼は人気もの児らに囲まれ被写体となる
この世に居ぬ鬼とは何ぞ魂といふ字の中に鬼が居座る
新年にも節分にも鬼が登場しますがそれは新しい年、新しい季節が無事に過ごせますように邪気を掃ってもらうためなのでしょう。鬼は想像上の怪物で、恐ろしいものとされていますが、今の子どもたちは鬼のそばに行って一緒に嬉しそうに写真に納まっていました。ところで「魂」という字の中に「鬼」の字があるのはなんとも不思議な気がします。人はみんな心の中に鬼を飼っているということなのでしょうね。