抹茶点て土産の「津弥栗」いただきぬ三人会を懐かしみつつ
先日の三人会では二人の友から土産物を沢山いただいて帰りました。その中に加古川の友からいただいた源吉兆庵の銘菓「津弥栗」がありました。せっかくの銘菓なので抹茶を点てていただきました。この菓子はじっくりと蜜漬けした渋皮栗を、なめらかな栗きんとん餡で包んだものでした。柔かな秋の陽の照るひるさがりに、久々の三人会を懐かしく思い出しながら独り美味しくいただきました。
抹茶点て土産の「津弥栗」いただきぬ三人会を懐かしみつつ
先日の三人会では二人の友から土産物を沢山いただいて帰りました。その中に加古川の友からいただいた源吉兆庵の銘菓「津弥栗」がありました。せっかくの銘菓なので抹茶を点てていただきました。この菓子はじっくりと蜜漬けした渋皮栗を、なめらかな栗きんとん餡で包んだものでした。柔かな秋の陽の照るひるさがりに、久々の三人会を懐かしく思い出しながら独り美味しくいただきました。
豆の葉を喰いて太りてまた喰ひて上へ上へと上る幼虫
どんな蝶になるのだらうか尻尾持ちわが指よりも太き幼虫
四角豆を採ろうとして思わず手をひっこめました。見たこともない赤茶に黒い模様のある幼虫が葉っぱにぶらさがっているではありませんか。よく見ると近くのむかごの蔓には葉っぱを食い尽くして大きく成長して茶色になった幼虫が3匹もいました。幼虫としては大きくて私の親指より一回り太く、小さな尻尾のようなものがありました。いったい何の幼虫なのだろうと思い調べてみるとキイロスズメ蛾の幼虫と分かりました。
ポン酢作る材料一つ足りなくて酒買ひに行く秋陽の中を
友くれしかぼす搾れば瑞々とトパーズ色の香気弾ける
先日の三人会の時、尾道の友からかぼすを4個戴いていたので、ポン酢を作ることにしました。ところが材料のうち酒が無いことに気付き、近くの酒屋でワンカップの酒を買って来てから作りました。作り方は醤油とみりんと酒に昆布を入れてひと煮立ちさせ、かつおぶしひとつかみ入れて、あみで濾します。そこへ搾ったかぼすの汁を入れて出来上がりです。香り豊かな美味しいポン酢が500ccほど出来ました。
声交し慈しみ合ひて暮らすシャチ地上に人は今も争ふ
グログを書こうとしていたらNHKスペシャル「知床のシャチ」が始まりました。観ながら、知床の海を姉とオーロラ号に乗って流氷の中を進んだことを思い出しました。この海には仲良く暮らしているシャチの大集団が棲んでいて、家族ごとに異なった声を発しながら、人間以上に慈しみ合って暮らしていることを知りました。海の王者たるシャチと地上の王者たる人間・・・・ 同じ王者ですが人間は今も地上で争っています。
裂けて種を零せし椿の実が枝にあまた残りて花の如見ゆ
真ん丸に赤く熟して椿の実いま弾けむと秋陽に光る
あれっ!珍しい花が咲いていると思ったら間違いでした。椿が花を落とした後には受粉を終えた雌蕊が残っていて実を結びます。初めは青い梅のような丸い実ですが、それがだんだんと大きくなり赤くなります。そして十文字に弾けて、中の黒くて硬い種を地上に落とします。でも木には種を包んでいた硬い皮の裂けたものがそのまま残っていて、それが四片の花のように見えます。よく見ると今にも弾けそうな実もありました。
四角豆も「塞翁が馬」か台風に倒れた方が元気に実る
この朝の庭の恵みは十本のささげと十五本の四角豆
実りの秋。庭先に今朝は10本のささげと15本の四角豆を収穫しました。特に四角豆は台風の被害で、ひさしまで上っていた蔓がブロック塀の方へ倒れてしまったのですが、なぜかその方が勢い付いて次々に実を付けています。「人生は思いがけないことが幸運を招いたり不幸につながったりする」ということわざに「塞翁が馬」というのがありますが、四角豆はまさにそれにあてはまるようです(笑)
茶会に着る母の着物の色に合わせ秋の夜長に帯締めを組む
11月には仲間たちと公民館の秋の文化展に茶席を設けます。その日はみんな無地の着物に袋帯といった晴れ着を装います。私は母の形見の着物で灰色がかった緑色の着物に浮柄のある銀色の帯のつもりですが、着物と帯締めの色を合わせたらお洒落だろうと思い作ることにしました。細い三本の紐を組んでみると思ったより上手くいきそうです。テレビを切って秋の夜長に帯締めを組むのもなかなか愉しいものです。
十五年の思い出詰まるプリンター動かなくなりさよならをする
新式のプリンター届き設定に一時間あまり四苦八苦する
文書なら一瞬 写真は鮮やかに無線で出来る新プリンター
15,6年使ったCanonBJF930というプリンターは最初でもありいろいろな思い出が詰まっています。でも、とうとう寿命が来て動かなくなってしまいました。そのため京都の娘婿がBrotherという新しいプリンターを送ってきてくれました。でもすぐ使えるわけではなく、いろいろと難しい設定をしなくてはなりません。アイパッドのフェイスタイムで画像を映しながら婿に指導してもらい1時間以上奮闘してやっと動くようになりました。使ってみるとすごい!! 無線のままでパソコンの中の文書が一瞬に出来たり、SDカードを差しこむことで色鮮やか写真が出来たり、コピーも出来たりします。次々と進化する機器にただ驚くばかりです。
幸あれと幸せふくろう持ちて行く三人会に三匹買ひて
久々の三人会には二人の友からご当地のみやげものをいろいろとたくさんいただいて帰りました。私も少しばかりの手土産を持って行ったのですが、その中のひとつがこの「幸せふくろう」です。白い焼き物に金で目と毛が描かれた単純なものですが、小さくて可愛らしいのと三人がお揃いで一匹ずつ持っていることに意義があるかなと思っています。今、手の平に乗せて眺めながらあの日を思い出しています。
道の辺に数珠玉の実を採ればそのサイズは幼きころより小さき
数珠玉の黒くて硬き実を入れてお手玉縫ひし九歳のころ
ジュズダマは水辺に生息する大型のイネ科の雑草でこのごろはあまり見かけなくなりました、ところが少し遠出して歩いていたところたくさん見つけたので懐かしなり、手でもぎ採りました。大人の手だからでしょうか?採りながら子どものころに比べ実が小さいように感じました。9歳くらいのころ、硬くて丸いジュズダマの実を入れて自分でお手玉を縫って遊んでいたことを思い出しました。昔の子は遊びも工夫していたように思います。写真は今回私が縫った4枚接ぎのお手玉ですが、子どものころは俵型のものでした。