わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

屠蘇

2010-12-31 18:30:16 | Weblog
   
      来る年の幸せ願ひ屠蘇浸すおせち料理の最後を締めて

 「おとそ」は千七百年前、中国の三国時代に名医が、一年間の災難厄除のため、さまざまな薬草を酒に浸して飲んだのが始まりとされています。邪気を屠(はふ)り魂を蘇(よみがえ)らせるところから「屠蘇」と名づけられ、平安時代にわが国に伝えられました。私も来る年の幸福を願って、おせち料理の最後はお屠蘇を浸しました。ということで今年もとうとう終わりになりました。ブログを読んでくださった方ありがとうございました。
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茶筅

2010-12-30 20:29:15 | Weblog

   細竹を160に等分す茶筅の技は神の手ならむ

 娘の家族が年始にくる準備に忙しい日々です。今年は新しい茶筅でお抹茶を立てようと茶筅を買いにお茶屋さんまで出かけました。いろいろと段階があり100本立もありましたが、80本立のものにしました。80本立といっても内側にも80本あって、トータル160本あります。竹の直径はおよそ2センチ、それを160に等分して竹を割るなんて、まるで神技のようです。
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白山陶器 ほたる

2010-12-29 20:53:04 | Weblog
  
     結婚を前にセットで求めしに今なほ眠る白磁の「ほたる」

 家の奥からはいろいろなものが出てくるものです。これは白山陶器「ほたる」です。結婚を前にしていたころ、安い給料の中から数種類をセットで買い求めたものの一つです。真っ白で単純な形のこの陶器に魅せられ、これから始まる人生に甘い夢をい抱いて買い求めたのですが、現実は厳しいです。結局今まで箱の中に眠ったままでした。それほどに私の人生は心身ともに安らぎのない日々だったのでしょう。
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精米機

2010-12-28 18:49:12 | Weblog
  
     壊れゐし精米機ふいに直りたり片付けむとして倒れし時に

 やあこんなことってあるのですね。精米機を片付けようとして、うっかり倒してしまったのです。ところがそのはずみに、壊れていたはずの精米機が音を立てて動き出したのです,もう随分前からどうしても動かないので、残った玄米をそのままにして白米を買っていたのです。したがって糠床に入れる糠も取れなくて、どうしたものかと思っていたのにヤッホー!ヤッホー!ババンバンザイです。やはり大掃除はすべきですね。
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坂の上の雲

2010-12-27 18:10:23 | Weblog
   
     坂の上に雲湧きゐるに日本の若者たちよいづこへ行くや

 昨夜は「坂の上の雲」の若者たちをみながら、最近の日本の若者たちを思いました。またしても起こった先日の無差別殺人事件の若者は「人生を終わりにしたかった」と言っていたようです。なぜそうなるのでしょうか?目を開けてみてほしい!坂の上には白い雲が今日も湧いています。そこをめがけ飛んでほしい!そしてささやかな幸せの大切さに気づいてほしい!
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炬燵

2010-12-26 17:54:43 | Weblog
     
      正月に来る娘へと炬燵出す杳き思い出温めたくて

 早いもので今年も後5日となりました。ベルギーで5年間暮らした娘の家族も、この春帰国し京都に居るので、今年は久しぶりに賑やかな正月になりそうです。炬燵の好きな娘のために、今日は炬燵を出しました。やはり日本の冬はこれにかぎりますね。炬燵にあたってみかんを食べながら思い出話をしたり、孫たちと一緒に百人一首や花札やトランプをしたり・・・今から楽しみです。
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年賀状

2010-12-25 17:50:24 | Weblog
   
     パソコンを操作し作る年賀状アンコールワットに一首を添へて

 年賀状は今日あたりまでと聞いていたので、ようやく作って投函しました。例年は干支の写真に一首を添えていて、今年もうさぎの写真と歌を詠んでいたのですが、とりやめました。どうしてもアンコールワットの美しさが忘れられなかったからです。というわけで、朝日の上る瞬間をとらえたアンコールワットの写真に、世界平和願う一首を添えて、このような年賀状になりました。
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地雷

2010-12-24 15:53:14 | Weblog
   
    道の辺に音楽奏づる人たちの手足奪ひし地雷今なほ

 1953年フランスからの独立以降も内戦が続き、19991年にはシアヌーク殿下が帰還し、1993年カンボジア王国が誕生しました。以来世界中の人々がこの国を支えて来ました。日本国にもアンコール遺跡救済チームがあり、他にも日本人の作った「こうべゆめ小学校」という学校も目の当たりに見ました。また、いまもなお地中の中に埋まっている地雷を除去する活動も行われています。この国の一日もはやい復興と平和を願ってやみません。 
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養殖ワニ

2010-12-24 15:36:17 | Weblog
   
     人も犬もスリムなる国カンボジアに養殖ワニのメタボなる腹

 カンボジアの人はほんとうにみなさんうらやましいほどスリムです。飼われている犬は勿論のこと森で出会った猿までもそうでした。ところがトンレサップ湖において養殖されているワニだけは、食料が十分なのか太っていました。ガイドさんの話によると、以前は皮製品用だったのですが、今な食料用として養殖されているということでした。いったいどんな味がするのでしょうね。
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カンボジアの児

2010-12-23 17:03:42 | Weblog
   
逞しく生きよ遺跡にわれの手を取りてくれたるカンボジアの児

 ベンメリア遺跡に行った時、階段を上る私の手を取ってくれた男の児です。「こんにちは」とか「第三回廊」などど片言の日本語をしゃべってくれました。とても可愛い児でしたが、私は別れの時どう対応すべきか迷いました。結局心から「サンキュウ」とお礼の言葉を繰りかえした後「グッバイ」といいながら、精一杯笑って別れました。あの児は私のこの態度をどう思っているのだろう?どうか逞しく立派に成長してほしいと今も思っています。
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