わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

無花果六個

2019-06-30 21:32:43 | Weblog

 

     雨に濡れぽてりと重い無花果を六個穫りたり梅雨の晴れ間に

     独り居のわれ故庭の無花果よ日に一個づつ熟れてくれぬか

 無花果は普通秋に旬を迎えますが、数個ほどの大きな実が夏の初めごろに熟します。それが今年は10個以上も生っていて、次々熟れ初めました。午前中は時折激しい雨が降りましたが、午後はほんのいっ時晴れ間ものぞいたので、雨に濡れてぽてりと重い無花果を収穫しました。なんと今日は6個も熟れていました。一度にこんなに穫れても独りの私は食べきれません。出来れば一日に一つずつ熟れてほしいです。

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梅雨の一日

2019-06-29 21:58:34 | Weblog

              

         雨だれの音に目ざめてひと日家に籠りて夜も雨の音聞く

         雨だれを聞きつつ夏の長襦袢出して夏の半襟を掛く

 遅い梅雨入りでしたが、このところいかにも梅雨らしい天気が続いています。今朝はかすかな雨だれの音に目ざめ、日中は止んでいたものの蒸し暑い一日でした。この暑さに思い出し遅くなっていた夏用の長襦袢を出しました。和服の下に着る長襦袢も夏は薄物で半襟はすかしのある絽をかけます。夏の着物も出したりして、今日は一日家の中で過ごしました。ブログを描いているとまた雨の音が聞こえてきました。明日も雨。

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梅雨も慈雨

2019-06-28 22:16:02 | Weblog

  

        梅雨も慈雨捨てし種よりぎしぎしに芽吹きし大根一気に育つ

        庭畑のおお葉と貝割れ大根が今朝のサラダに彩り添へる

 大根や水菜やわさび菜の種を採った後、空の莢や茎などは肥しにもなるだろうと思い庭畑に捨てて置いたところ、なんと種が残っていたらしくぎっしりと芽吹いてきました。それがこのところの雨ですっかり元気になりひとまわり大きくなりました。そばには昨年の零れ種より芽吹いた大葉も雨に広い葉を広げました。今朝この大葉と大根の貝割れをサラダに添えました。緑が入ると一段と華やかになりました。

 

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祈り

2019-06-27 22:28:26 | Weblog

               

            祈るしかすべなく今日も脳腫瘍の友の快癒を祈る雨の日

 中国地方もようやく梅雨入りとなり、今日は一日中雨が降りました。雨が降ればゆっくり家の中の片付けをすればいくらでもあるのですが、人間は勝手なものでその気になれず気が滅入ってしまい何も出来ません。常日頃、脳腫瘍のため治療に専念している九州の友の快癒を願っているのですが、こんなに一日中雨が降るとよけいに経過が心配になります。「どうか一日も早く元のように元気になってください」と祈るばかりです。

 

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巨大無花果

2019-06-26 21:46:02 | Weblog

  

       朝庭に穫りし無花果てのひらにずしりと重しぷにゅぷにゅ柔し

       賜びし桃と並べて撮れば此は如何に無花果の方が二倍大きい

 今朝は鳥に食べられることなく庭の無花果を初めて収穫しました。この時期に生る無花果は数は少ないですが、大きな実なのでずしりと重く、てのひらに包むと柔らかな触感がぷにゅぷにゅと伝わって来ました。先日いただいた桃と並べて写真を撮るとなんとも不思議な写真になりました。桃より無花果の方がずっと大きいなんておかしいですね。さてこのからくり分かりますか?2,3日前のブログを見ればすぐ分かります。

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うど菜の種

2019-06-25 21:14:01 | Weblog

  

       庭先に山菜の「うど菜」種結び採ればふはりと古里香る

 「うど菜」は私の古里の山菜で、他では見たことがないのでおそらくここにしかない山菜と思います。母の好物でもあり、私にとっては懐かしい古里の味です。それを庭に植えていたら、今年は大きく育って花を咲かせました。白い小さな花が放射状に数えきれないほど咲き、なかなか綺麗です。その花の一つ一つに種を結びました。植木鉢に植えてみようかと思い種を採っていると、ふわっとあの独特の芳香が漂ってきました。

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初桃

2019-06-24 22:09:41 | Weblog

   

        賜びし実は梅のごとくに小さくとも紅に耀ひ桃の香ぞする

       早々と食する小さき紅の実は初桃の味はつ夏の味

  友達から熟した桃を7個いただきました。ところがその桃は見たことも無いほど小さく大粒の梅くらいの大きさだったのでびっくりしました。それでもちゃんと熟していて、間違いなくあの桃の香りが漂ってきました。赤く熟した小さな桃はとても可愛らしいので飾っていますが、良く熟れた実を食べてみると間違いなく甘い桃の味がしました。いつもならお盆のころなのですが今年は友のおかげで早々と初桃を味わいました。

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揚羽蝶

2019-06-23 21:13:03 | Weblog

 

        庭畑の花豆の花に揚羽舞ひ今日は良きことありさうな朝

 庭先に花豆がぐんぐん育ち、次々に花を咲かせています。赤い花を咲かせるのは紫花豆、白い花を咲かせるのは白花豆でどちらも咲いています。今朝、赤い方の花に揚羽蝶がやってきてさかんに蜜を吸っていました。曇り空でしたが、赤い花と黄色の揚羽の調和が華やかでまるで絵のように綺麗でした。気づかれないように望遠でやっとカメラに納めました。「今日は良いことがありそう!」そんな気がした朝でした。

 

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初熟れ無花果

2019-06-22 22:13:17 | Weblog

              

        待ち待ちし初熟れ無花果ひよどりに無残に食まれ大空見上ぐ

 今年も庭の無花果が豊作で、今ではあちこちの実が大きく膨らんできました。どの実が一番先に熟れるかなと楽しみにしていたのですが、今朝、鳥に食べられて無残に傷ついている実に気付きました。楽しみにして待っていた初熟れ無花果は、こうしてまずはひよどりにが御賞味ということになってしまいました。また次々熟れてくるからいいけれど、ちょっと悔しくて空を見上げて見ましたが鳥の姿は見当たりませんでした。

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三つ葉

2019-06-21 22:13:54 | Weblog

            

        庭先の三つ葉ふはりと匂ひたち夕餉の汁にと若葉を摘みぬ

 庭先の茗荷の間の雑草を抜いているとあちこちに三つ葉が繁っていました。この三つ葉は以前木舟古墳にいく途中の山道で見つけて抜いて帰り庭に植えて置いたものです。茎を切って置けばすぐ新芽が出てくるので、汁ものやなべ物に重宝してます。今日草ぬきをしていたら、草と一緒に三つ葉も抜いてしまったらしく、ふわっと匂って来ました。久々に夕餉の汁に散らそうと思い立ち若い葉を摘みました。

 

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