シベリアに亡き父訪ひしがわが「金」と思ひて独り辰年終へる
とうとう今年も終わります。今年の世相漢字が「金」だったので、よく「あなたの今年の金は何ですか?」という質問をラジオやテレビでやっています。私も大晦日にあたって自らにこの質問をしてみると、やはりそれは「ソ連抑留中死亡者の巡拝」に参加出来たことです。まず自分に健康があったあこと、さらに厚生省や通訳の方のお力添えがあったことなど今は心から感謝しています。その後もこれがご縁で今も交流している方もいます。ほんとに幸せな年だったと思います。この写真は帰りに乗り込もうとした時、目の前で撮ったシベリア航空です。飛行機にはめったにない色なのでこの萌黄色が、私には忘れられない希望の色となりました。