わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

空蝉

2008-07-31 14:45:10 | Weblog
   
   朝庭に「一足ちがいの空蝉」と詠みて逝きにし義兄を思ふ

 今年はジージーと鳴くアブラゼミの姿が消え、シャーシャーと鳴くクマゼミばかり、それも温暖化が原因だとか新聞に載っていました。朝、庭に降りると白壁にセミのぬけがらがありました。ふと「逝きし友ひとりひとりを想う夜ほんの一足ちがいの空蝉」(平成15年NHK短歌特選)と自らを詠んで亡くなった義兄のことを想いました
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貝の風鈴

2008-07-30 19:00:12 | Weblog
   
    カラカラと貝の風鈴しげく鳴る海の響きを懐かしむかに

 風が吹くと、カラカラと鳴る風鈴です。だってこれはすべて貝で出来ているのですから。もう30年の前になるでしょうか、対馬に行った時買ったものです。初めは魚の貝にカラフルな色がついていたのですが、すっかり抜けて真っ白になってしまいました。でも私はこの方が気に入っています。
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無差別殺傷事件

2008-07-29 21:57:09 | Weblog
 
  またしても無差別殺傷汝らを人形の如くあやつるは何

 昨日、また無差別殺傷事件がおこりました。かつて日本は世界一安全な国と自負していたのに、何時の間にそして何故こんな国になってしまったのでしょうか。犯人の生育暦・生活環境などいろいろと語られていますが、それよりも犯人をまるで人形のようにあやつる巨大な何かを感じます。その正体はいったい何なのでしょうか。
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バジル

2008-07-28 23:48:18 | Weblog

   バジル挿す部屋の一隅爽やかに香りて暑さ和らげくるる

 バジルの香りはとてもさわやかです。料理にもよく利用しますが、りっぱに育って花が咲きました。花を見るのは初めてですが、白い小さな可愛い花でした。切って花瓶に挿していますが、ほんとうによい香りが漂って、今年の激しい暑さを和らげてくれるような気がします。
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馬鈴薯のひとりごと

2008-07-27 17:00:11 | Weblog

   亀のごとき馬鈴薯となりこの命日々見つめられ永らえをりぬ

 ポテトサラダにと取り出した馬鈴薯にたんこぶがついていました。じっと見ているると、亀さんのように見えるではありませんか。料理に使うのは止めて、さっそく飾っています。きっとこのいもは「ああ、亀さんのような形に生まれてきてよかった。食べられないで、こんなに見つめられて!」って思っているでしょうね。

 
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猛暑

2008-07-26 22:34:15 | Weblog
   
    CO2の削減もせず人はみな自業自得の猛暑生きをり

 毎日更新する最高気温。きょうは岐阜県で39度とか・・・もう信じられない暑さです。しかも当分の間続きそうそうだとか・・・このごろは挨拶も「暑いね」しか言えなくなってしまいました。CO2削減と叫びながら、実行の伴わない人間の勝手さ・・・やはり自業自得なのでしょう。
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龍の子太郎

2008-07-25 21:50:58 | Weblog
   
   いわな食み龍となりたる母尋ね太郎見つけし奥山の池

 何十年か前、松谷みよこさんの「たつの子太郎」と言う本が有名な賞をとりました。子供向けの文学ですが、私自身も夢中で読みました。太郎を妊娠していたお母さんは、いわなを食べたばかりに、龍となってしまいます。それを知った太郎は、お母さんを捜して旅に出ます。そしてやっと奥山の池の中にお母さんを見つけるのです。
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黄色いトマト

2008-07-24 21:53:02 | Weblog

  黄金の玉のやうなるミニトマト「よくぞ」と言ひつつ朝庭に取る

 5月に植えたミニトマトが、いっぱいに熟しています。黄色の種類ですので、まるで黄金の玉のように輝いています。私が育てても、こうして一杯に実をつけ、熟してくれると、とても嬉しいです。「よくぞまあこんな立派に、ありがとう!」と言いながら収穫しました。そばのバジルも我が庭産です。
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我が家の金魚

2008-07-23 19:39:48 | Weblog

   メタボなる我が家の金魚パンパンの腹揺らしつつ極暑を泳ぐ

 今日もまた昨日に劣らぬ暑さ。でも水槽の金魚は涼しそうです。もう5年以上になるのですが、3匹のうちの1匹がすごい大きなお腹なのです。私を見ると嬉しそうに近づいてきますが、なんだかしんどそう!暑そう!どうにかしてメタボを直してあげないといけないけど・・・・でもこんな種類なのかもしれませんね。
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大暑

2008-07-22 23:07:11 | Weblog
   
    扇風機は胎児に悪しと遠き日に耐へし暑さを大暑に思ふ

 今日は大暑の日でしたが、それにふさわしく暑い一日でした。でも私はもっと暑いと感じた夏がありました。長女が昭和42年の10月に生まれましたが、そのころは、胎内の子供に扇風機はよくないと、言われていました。だから扇風機に当たらなかったのです。あの時の暑さ! 「お腹の赤ちゃんがゆだってしまうのではないだろうか?」と思ったほどでした。
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