米軍は今日アフガンを撤退す新たな課題あまた残して
日本はパラリンピックに湧いていますが、今日は歴史的な日でした。米軍はアフガニスタンを完全に撤退し、２0年の長い戦争に終止符を打ちました。この戦争のきっかけとなった2001年の米中枢同時多発テロは私の記憶にもまだ新しいです。テロ撲滅のため戦ってきた米国もこれで負けを認めたことになり、どんな新しいタリバン国家が生まれるのでしょうか？戦争が終わったことは嬉しいですが、これから世界に新しい課題が次々と生まれそうです。
車無き車庫のフェンスに愛らしく豆朝顔と留紅草咲く
車の運転が好きだった私が、脳梗塞の発症によって車を手離してもう5年余りになります。今でも最後に手離した車はデザインも色も大好きだっただけに、似たような車が走っていると懐かしく思い出してしまいます。今では空き車庫に植木鉢やめだかの水槽が所狭しと並んでいますが、今年は車庫のフェンスに白いマメアサガオと赤いルコウソウが咲いています。どちらも草花ですがこの小さな愛らしい花に日々癒されています。
オリ・パラと世界の人ら睦み合ふ地球に殺し合ふ人もあり
コロナ禍のなか、オリンピックに続きパラリンピックが東京で行われています。障害を持っている人たちが極限に挑む姿や、励まし合う睦まじい姿に日々感動をもらっています。でも、同じ地球上にいま人と人が殺し合っています。アフガンの自爆テロでは米兵13人が死亡。アフガン人も約170人が犠牲になりました。これに対し米軍が爆発物を積んだとみられる車両を無人機で空爆したとか・・・どうして人はいつまでも殺し合うのでしょうか？
挿し木せし空芯菜が芽を伸ばし緑増しゆく小さき鉢に
友が珍しい中国の野菜「空芯菜」を持って来てくれた時、「挿し木で増やすことが出来るよ」と言っていたので、植木鉢に挿してしっかり水やりをしてきました。初めはちょっと元気がなかったですが、今では新しい芽を吹き、葉を広げ、緑も日に日に濃くなってきました。この元気な空芯菜を切って次々畑に挿し木をすればどんどん増やしていけそうです。そうなればまた美味しい「空芯菜のにんにく炒め」が作れそうです。
どくだみとタイムと枇杷の葉ブレンドすわが手作りのわが健康茶
夏は麦茶を沸かす人が多いと思うのですが、私はもっぱらウーロン茶でした。今年はせっかく作ったのだからと、どくだみとか枇杷の葉とかタイムなどを煎じて飲んでみましたが、どれもぱっとしません。いっそのこと3種類を少しずつブレンドして煎じてみると、これがなかなかいけるのです。タイムの香りがどくだみの臭いを消してくれるようです。爽やかな香りの琥珀色に澄んだお茶、これが今年の私の手作り健康茶です。
脳梗塞に車椅子となりし日を思ふパラリンピックを見つつ
パラリンピックの競技が次々始まりました。車椅子サッカーや車椅子バスケットをテレビで観ていると、まるで自分の足のように車椅子を操作する上手さに驚きます。実は５年ほど前、私は突然脳梗塞を発症し一時車椅子生活となりました。治療によって運よく全快し今は普通の生活をしていますが、あの時のショックと哀しみをふと思い出しました。それぞれの選手の方たちがそれぞれの哀しみを乗り越え、きらきら輝く姿に心から拍手を送っています。
長雨が真白き茸を道の辺に置き土産してやうやく去りぬ
初に見る真白き茸の大き傘クッキーみたい蒸しパンみたい
随分と長い間雨が降り続きましたが、ようやく今日は晴れ間がのぞきました。近くの道路を歩いていて、真っ白の大きな茸がオリーブの木の下に生えていました。よく通る路なのにこんなことは初めてです。おそらく季節外れの長雨のせいだろうと思います。白い傘にはナッツをまぶしたような茶色のつぶつぶがあり、まるでクッキーみたいです。また、白くてふわふわしているので蒸しパンのようにも見えていかにも美味しそうです。調べてみるとオオシロカラカサタケで猛毒のようです。
人類の不安の中を東京のパラリンピック今日開幕す
障害もコロナ禍も越えし選手らの笑顔弾ける開会式場
オリンピックの時よりもひどいコロナ緊急事態宣言の中で今日、東京パラリンピックが開幕しました。世界中の人たちも不安のなか、固唾を飲んで見守っていることでしょう。私も不安を拭い去ることは出来ませんが、コロナ禍の少ないことを願いながらテレビで開会式を見ました。心に残ったのは次々入場してくる選手の方々の素直な喜びの表現でした。特に弾けるような笑顔は抜群でした。 すばらしいパラリンピックになりますように・・・
大好きな西瓜を食みて鈴虫は今宵も玉の声にてすだく
鈴虫の鳴く声が日増しに増えて日増しに上手くなっていきます。1匹が鳴くと負けまいように次々と呼応するように鳴きます。夕方から鳴き始めるので、私は虫の声を聞きながら夕食をし聞きながら眠りに入ります。目覚めるとまだ鳴いていて、正午ごろにやっと鳴きやめます。その声の美しさは表現することの出来ない程・・・・まさに「玉の声」としか言いようがありません。今宵は大好きな西瓜を食べたせいかひと際美しい声で鳴いています。
人の名に非ずあいこはトマトの名太陽の愛溜めしその赤
我が国には愛子内親王がおられます。また私の幼馴の友の名も「あい子」です。ところがトマトにも「アイコ」というのがあります。楕円形の赤いミニトマトです。これは戴きもののミニトマト「アイコ」ですが、太陽をいっぱいに溜めこんで真っ赤に熟していていかにも美味しそうです。私はトマトが大好きなので、こんなのが出来るのなら、来年は小さな庭畑に「アイコ」を植えてみようかなと思っています。
