ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

裏返されたぱんつ。

2007-06-04 | 

日曜日の昼ころ 私は まだ 寝ていた。

「ま」さんは 得意技のボディプレスで 私を起こした。

ヒグマ夫に敷かれた私は

ど根性ガエルにはなれずに 

のばし途中の手作り餃子の皮のように 

ただひたすらペッチャンコになった。

 

眠い目をこじ開けて 

何とかヒグマ夫の下から這いだした私が見たものは

パンツを裏返しに穿いた「ま」さんだった。

 

起きぬけに 爆笑する妻を 夫は悲しげに眺めていた。

 

寝てる間にいつものようにノーパンスタイルに落ち着いた夫は

目覚めてから お尻が寒くなり 

脱いだパンツをそのまま穿いたらしい。

 

 

 

そういえば 唐突だが

すごく昔 私の父が 夜帰宅して 着替えてる時

パンツが裏返しになっていたのを指摘したら

「ママには言うなよ」と ばつが悪そうにしていたのを思い出した。

ママには言えないことをしでかしてきたんだろうなぁ、と すでにオトナだった私は当たりをつけ

ココロの引出しに しまっておくことを その時は決意したが

思い直して翌日には母に報告した。(私はそういう人間なのである)

母は 曖昧に笑って 『なんかワケあってのことでしょう?。』で片づけた。

都合のよい理解力を妻をもった父は 幸せ者である。

つか、「ママには言うな」のセリフには触れなかった賢い娘を持っていたことこそが

父の幸運である。

 

 

 

 


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