ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

腸炎詐欺と言われた件

2018-12-20 | 
その日は健康診断だった。

前日から黄色い鼻水が出てて
風邪かもなー とは思っていた。

病院迄は歩いて10分くらい。

歩いてたら急激に激しい頭痛と吐き気にみまわれた。

病院の待合室で
ふつうに座っていられない。
クラクラする。
とにかく具合が悪い。

検診は滞りなく終わり、
具合はますます悪くなるので
内科に診察をおねがいした。

貧血で鉄剤を飲んでると問診票に記入したので
医師は血液検査の指示を出した。
急な悪化を疑った模様。

お腹 触られて痛いとこはありますか?
うーん、無いです…
おなかを壊してませんか?
言われてみればややゆるかったかも…
便は黒かったですか?
鉄剤飲んでる時はいつも黒いです…
家族に同じ症状はありますか?
無いと思います…
経口補水できますか?点滴しますか?
とりあえず飲んでみます…飲めますね…

検査の結果が出るまで
空いてた診察台を貸してくれた。
なんて優しい病院なんだろう…
ただ
寝ててもしんどい。
でも 起きてるよりマシ…
……で1時間ほど。

結局、
貧血は問題なく
腸炎と診察され
吐き気どめと整腸剤を処方された。

処方せんを持って薬局に行くのもしんどいが
しょうがない。
我慢だ。
待ち時間がやたら長く感じる。


フラフラで帰宅して
布団に寝る。
その後の予定は全てキャンセルした。


爆睡。
起きたら真っ暗だった。

夕飯の支度が必要な日だ。
とてもじゃないが頑張れる気がしない。

でも、
お腹は空いている。

夫に吉野家の牛丼をリクエストする。
頭の大盛りで。豚汁も。

あれ?
具合悪いのにこの激しい空腹感?
てか、あれ?
具合、悪く無い!


治ってる。
吐き気どめと整腸剤が効いたのか?

あれ?


夫が帰ってきて
牛丼をほおばりながら
1日を振り返った。


ヨーグルト食べて
お茶飲んで
裁縫しながら
洗濯して
干して
着替えて
カイロ貼って
ルンバをセットして
エレベーターが点検で停止してたから階段で降りて…


あっ!
ぐるぐる回った!
すごくぐるぐる回ってたわ!


階段で三半規管がやられたんだ!


そうだったのか!
答えが出るって気持ちいい。
しかも、
いつのまにか鼻水も止まっている!
なんでだろう?
まぁいいか。


『腸炎詐欺で牛丼せしめたね』と
夫は笑った。

うーん、
じゃあ そういうことで。

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