「ま」さんが出張から戻るのは日曜日である。
だから できれば日曜日は家にいたい。
私は 今日の母の予定を聞いてみた。 父に予定は たぶん無いのである。
電話口で 母はなんだか嬉しそうだった。
娘が改心したと思ったようだ。
『10時から陶芸教室でその後飲み会、
お父さんは一日家にいるから
大丈夫だと思うわよ』
・・・何が大丈夫なもんか。
私は慌てた。
母抜きで父に会うのは かなり 腰が引ける。
つか、母は自分だけが友人と楽しく過ごし
父を家に残して飲みに行くのが少しだけ後ろめたかったのに違いない。
ナイスなタイミングで 電話をかけてくる娘だと ココロの底から喜んだのに違いない。
そして、そうは問屋が卸さないのである。
降ろしてたまるもんかなのである。
しかし だからといって 今更「・・・なんでもないの」とは言えないのである。
私は短時間に 少ない脳みそをフル回転させた。
少ない脳みそだけに 出た答えはひとつなのである。
「じゃぁさ、日曜日の昼に うちに ご飯食べに二人で来なよ。」
私はなんて馬鹿なんでしょう?
母に 私の手料理の真実を暴露する機会を
自らすすんで提供してしまいました。
母の喜びを打ち壊すかもしれない ある意味、残酷な娘でもあります。
でもまぁ、とりあえずうれしそうだったからいいか。
というわけで 家の中の整理と明日のランチタイムの準備に励むのである。
励みつつも すぐに行き詰まり 昼寝をし、
起きてブログを始めたら 何時間も経っていて ちょっと悲しい「ち」なのである。
<つづく>
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