ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

うちのカレー

2017-12-26 | 家メシ

関西人にとってビーフこそが正当なカレーらしい。
確かにビーフカレーは美味しい。
でも豚も鶏も豆もシーフードも精進も 私は正当なカレーだと思うし、美味しい。
てか、正当ってなんだよ。
食材は平等だ。

で、うちでカレーを作るとき、前は色々だったけど、最近はビーフ一本槍。
(自分しか食べないときは色々使うけど)

ビーフ以外だと『関西では《肉=牛》だ!』という話題になるのが若干面倒に思えてきたので。

スーパーで買えるとても庶民的な価格の牛肉をひたすら煮てなんとかする。
ウチのイマイチな圧力鍋でも 30分を2回加圧すれば たいていの肉はなんとかなる。

で、野菜は裏ごし。
玉ねぎ、にんじん、しょうが、ニンニク、セロリ…ここらへんはドロドロ煮込んでなくなっちゃった…を演出する。

カレー汁に肉だけが鎮座してるのが、最近のうちのカレー。
ナスやマッシュルームなんかを追加で気分転換することもある。
じゃがいももいいよね。

ルーはゴールデンカレーが好き。
SBのカレー粉も使うこともある。
隠し味は秘密。

で、
ご飯はかために炊く。
ゆで卵を添える。
福神漬けやらっきょうが、あれば添える。



…の、パターンで、
最近はやり過ごしてきた。

夫の反応が良いこともあって
クリスマスも、カレーで乗り切ろうと思った。
近所のスーパーの激安牛肉では恐縮な気がしたので
ハナ●サに行って牛スジ肉とスネ肉を仕入れた。



で、
ググって簡単かつ丁寧に漬け込み&下ゆでをして、圧力鍋で煮た。
何度も煮た。
でも、ちっとも柔らかくならない。
スネ肉はほぐれてすらない。塊のままだ!
がっつりカタマリ!


野菜は既にグズグズだ。
通常に比べて 裏ごしがやたらに楽だ。



煮過ぎたのかもしれない。
煮過ぎるとダメになる肉もあるのかも。


何故だ!

やり直す時間は無い。



……!



そうだ!

ルーを入れたら 気にならなくなる …かもしれない。

ルーのトロミで 七難を隠せる可能性に賭けてみよう!





…。

………。



そんなはず、あるわけなかった。



わたしは諦めた。
塊肉を箸で 粗くほぐした。


夫が唯一好きなキノコ、マッシュルームのゴロゴロ感を演出すべくノーカットで投入。

新鮮な見た目になった。


肉がダメでも マッシュルームゴロゴロが 目くらましになるかもしれない!





でも、

換気扇の下で煙草を吸いに来た夫は
鍋を見て 抵抗感を示した。

『なんか変なことしてる〜〜!?』


マッシュルームはスライスしなければならないものらしい。


今更切れない。
もう、全てを受け入れよう。