ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

5月27日の昼食

2012-05-27 | 家メシ
7年目を記念して"7"をキーに検索。

学士会館の"THE SEVEN'S KITCHEN"でランチ。

ちぃはサーモンのクリームパスタ、私はハンバーグランチを。

『俺はとんでもないことをやらかしてもうた・・・』

2012-05-27 | 家メシ

私が夕食を並べ終えたところで、

「ま」さんは帰宅途中の靴屋で新しい靴を買って 上機嫌で帰宅した。

とっても良い買い物をしたらしい。

 

で、

服を脱ぎながら 何かがおかしいことに気付いたらしい。

お客様から受け取った 大事な大事なサンプルが 無い!!!!!!!

『俺はとんでもないことをやらかしてもうた・・・』

『靴屋ではすでに持ってなかった・・・』

『駅のそばのATMだ・・・』

みるみる顔色が蒼くなった。

危機に陥ったと悟った瞬間の 典型的な表情だった。

『もしあれが他人の手に渡ったら・・・』

『紛失したじゃ済まない・・・』

これまで培った信用を 一瞬で失うことになるらしい。

 

それは大変だ!!!!

 

「私の自転車で今すぐ駅に戻るのよ!」

・・・いや、その自転車は65Kgまでの人しか乗れないんだった。折り畳みの悲しさよ。

80Kgを超えた夫が乗って万一って事態もあり得なくはない。泣きっ面に蜂ってやつ?

 

てか、駅前大捜索になった場合、私も行った方がいいんじゃね?

てか、てか、夫のピンチに行動を共にしないでどうするのよ!!!

つうことで

トレパン&Tシャツというものすごくホームウェアないでたちのまま 夫についていくことにした。

 

家は駅から遠くて 大きい道路からも離れている。

タクシーがびゅんびゅん行き交う環境ではない。

でも なぜか 50mくらい先の交差点にタクシーが停車してる!!

いや、動き出した!!

ちょっと待って!

これを逃したら ものすごく後悔することになる気がした。

運動音痴で徒競争が大嫌いだった私が 必死に走った。

もしスピードを計ってたら たぶん人生最速を記録してたと思う。

 

運良く運転手さんは気付いてくれた。

 

 

駅に着き 料金を支払い、

人ごみの中 問題の場所までまた走った。

私たち夫婦がこのようにめまぐるしい疾走を重ねることは この先二度と無いかもしれない。

 

そして、

見つけた。

神々しいまでに輝いてる(気がした)紙袋を。

ひざまずきたい気分で 神様仏様ご先祖様に感謝した。

「ま」さんのピンチを救い 信用を護ってくださり ありがとうございました。

 

人生は長く 山あり谷あり。こういうアクシデントも多かろう。

一つ一つ夫とともに乗り越えて行こうと 強く誓った。

 

 

 

 『タクシーで帰って 急いでご飯を食べよう』と言った夫に、

「ケーキ買って♪ 歩いて帰ろう」と答えた。

どうせご飯は冷めちゃってるから 急いで戻ってもおんなじだから。

いや、

実は買い物に行ってなくておかずが貧弱なのをカバーしたかったからだけど・・・