なんだかんだで無事に白川郷に到着しました。

駐車場から吊り橋を渡って

雪道を進みます。

8年前、まだ母が元気な頃訪ねた白川郷。その時は5月でした。

その同じ場所

こんな風景が

こんな感じ

初夏と早春では別世界。
白川郷の合掌造住宅がいつごろから建てられ始めたのかははっきりしませんが、江戸時代から明治にかけてほぼ現在の形が出来上がっていったと言われています。
独特の多層構造と屋根の傾斜は、豪雪地帯での暮らしに合理的なスタイルです。
雪下ろしだけでなく、狭い土地で稲作は難しくその代わりに発達した養蚕業や林業、家内制手工業の作業効率が考え抜かれていると評されています。

その修復維持にあたるのはその集落の全員。これは浄土真宗の教えに基づく『結(ゆい)』という共同体あればこそ。1995年に、この生活思想と建築学的に珍しい合掌造りの集落ということが認められて、ユネスコの世界遺産に登録されました。
その前年には国の重要建築物群保存保存地区に指定されて、本格的な保護保全
が始まっています。
その中の一つが『明善寺(みょうぜんじ)郷土館』です。


梯子段を上って屋根裏二階へ


農機具や機織り機、生活雑貨などが置かれています。
意外と天井が高くて、広い。火の気はないのにほんのり暖かくて、香ばしい匂いがしています。

さらに三階へ

がらんとしていますが、ここにはお蚕の棚があったようです。

障子を開けると

眼下に雪の村!
階段を戻り、一階奥の本堂へ
こちらでは実際にご住職が生活されているため、途中の襖や障子は開けることができません。

お参りして、最後に入ったのが
居間

先ほど屋根裏で香ったのは、この囲炉裏で燃えている薪でした!
囲炉裏の上は竹材が網状に組まれていて、煤が上の階まで運ばれ天井の梁や柱をコーティングして強度を保ってくれる仕組みだそうです。
近年は過疎化が進み、この囲炉裏を使う頻度も少なくなっているため、以前は藁葺きや名の吹き替えは4、50年に一度だったものが、2、30年周期に早まっているとのことでした。人でも資材も確保が難しい昨今。世界遺産を維持するためにみなさんが苦労工夫をされています。
ところでシン空海くんは?と気にされている方いらっしゃいますか?
まさか、車の中で??
いえいえちゃんと一緒に白川郷見学しましたよ。
明善寺見学の時は、特製のバッグに入りました。

雪の中ではいちばん元気!

雪の壁を登る登る

どや!!

駆け足て堪能しました。白川郷。

ということで
今回の旅はおわりで‥
…はなかったのですがそれまた後日。
楽しかったね!!
浮かれた私の画像も貼っておきます。

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